白髪染めを使っていてヒリヒリしたり、頭皮がかゆくなったりしたことはありませんか?
市販のヘアカラーの使用説明書に「異常を感じたら必ず医療機関を受診してください」とよく書かれています。
しかし実は、異常を感じてもちゃんと医療機関を受診する人は10%もいないと言われています。
でも白髪染めのかぶれを決して侮ってはいけません。
もっともひどい症状が出た場合、顔全体が風船のように腫れ上がったり、アナフィラキシーショックで呼吸困難に陥ったりするおそれがあるんです!
この記事では主に下記の項目を順に紹介していきます。
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- 白髪染めでかぶれてしまった時の対処法
- かぶれの症状
- かぶれてしまう原因
- かぶれないための対策
アレルギー症状が起こりにくいタイプの白髪染めも紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
白髪染めでかぶれてしまったとき、まずはどうしたらいい?
白髪染めを使ってかぶれてしまった!
なんとなくかゆいなぁと楽観的に思っていたら、みるみる内に腫れが全体に広がってしまった時、予想外の出来事にどうしたらいいか分からず混乱してしまうかもしれません。
そんな時は慌てず、下記の手順でかぶれを抑えてください。
1.髪についた薬剤を入念に洗い流す
白髪染めを使った後、少しでも頭皮にかゆみを感じたら、まずはヘアカラーの薬剤を念入りにお湯で洗い流してください。
ただし、お湯がしみる程ブクブク腫れている場合、1は飛ばして速やかに皮膚科を受診しましょう。
洗い流す際には、界面活性剤の入ったシャンプーや石鹸は刺激になることがあるので、湯シャン(お湯だけで洗う)するようにしましょう。
落ちないからといって、頭皮を強くこすると悪化の原因になりますのでやさしく落としていきます。
2.皮膚科を受診する
そして、いち早く皮膚科を受診してください。
下記の通り、お医者さんも皮膚科の受診を推奨しています。
「かぶれはアレルギー反応です。きちんと皮膚科を受診してください」と藤田保健衛生大学医学部(愛知県豊明市)の松永佳世子教授(皮膚科)は注意を促す。
働いている人はお仕事の都合でわざわざ病院に足を運んでいる暇はないと思う人もいるかもしれません。
しかし、それ以上にかぶれを放置したことによって、次の項目で説明するような酷い症状が出るほうが心配です。
早めに皮膚科を受診した方がいいです。
白髪染めでかぶれて大変なことに!最悪どんな症状が出る?
※上記の動画には白髪染めでかぶれた女性の写真が映っています。かなり衝撃的な映像になっていますので、再生する際はご注意ください。
白髪染めでかぶれたらどんな症状が出るの?
ヘアカラーによる「かぶれ」、実際の症状について説明します。
かぶれる場所は頭・髪の生えぎわ・顔・首筋がメインですが、薬剤が付着する可能性のある場所ならどこもかぶれることがあります。
最初はかゆみしか感じないこともあり、
と思うかもしれません。ですが、かゆみを感じたらそのまま白髪染めを繰り返すと危険なのです。
繰り返し使っていると、かゆみの他にも、顔の腫れ・皮膚の赤みやブツブツ(水疱)など見ていても痛々しい症状が出てくることがあります。
かぶれの症状が出るタイミング
白髪染めでかぶれる原因は大きく分けると、アレルギー性よるものか、使われている成分が合わないことによる接触皮膚炎です。
アレルギーが原因のかぶれなら、たいてい髪を染めて6時間後~半日後くらいからかゆみを感じはじめ、その後皮膚の赤み・腫れ・ブツブツ(丘疹や小水疱)などの炎症が出始めます。
そして、髪を染めた48時間後には炎症箇所も広がり、目のまわりや顔全体がムクムク腫れたり、頭皮から滲出液(しんしゅつえき)が出たりするのです。
対策せず放置すると重大な症状を招くことも……
出典:日本ヘアカラー工業会
突然に重いアレルギー症状(全身じんま疹・呼吸困難・血圧低下など)が起こることがあり、大変に危険です。
引用:日本ヘアカラー工業会
アナフィラキシーショックについて
白髪染めのかぶれは決して見た目の変化だけでなく、最悪の場合はもっと重篤な症状が出ます。
「かぶれの症状が軽かったから」と安易に考えて同じヘアカラー商品を使い続けていると、まれに「アナフィラキシー」という重篤なアレルギー症状を突然発症することがあるのです。
アナフィラキシーショックは即時型アレルギーと言われ、突発的に全身症状が出るとても危険な症状です。
- アナフィラキシーショックの代表的な症状
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- 口唇のむくみ
- 両手足末端のしびれ
- めまい
- 全身じんま疹
- 嘔吐
- 呼吸困難
etc…
アナフィラキシーショックは、「そば」など食品が原因で起きる重篤なアレルギー症状としてテレビで放送されていたことがあるので、食品のアレルギーというイメージがあるかもしれません。
しかし、皮膚からの吸収(経皮吸収)が原因でも発症することがあります。
髪をキレイに見せるためのヘアカラーで息ができなくなるとか、想像できるでしょうか?
でも、現実に「まさか私が」と思っているような人でもアナフィラキシーショックを発症してしまう人もいるのです。
消費者庁には「毛染めによる皮膚障害」の報告もある
消費者庁の事故情報データバンクに登録される毛染めによる皮膚障害の事例は、毎年約200件にものぼります。
それでも、ジアミン以上によく染まる成分は現状では存在しないため、今後も被害はなくならないでしょう。
平成27年10月23日の消費者安全調査委員会が行った「毛染めによる皮膚障害」報告書によると、8割以上の人が3か月に1度以上の頻度で髪を染めていて、定期的に髪を染める習慣のある人は他人事ではありません。
白髪染めでかぶれたときの主な治療内容
非常に深刻な症状に陥る可能性があるヘアカラーによる白髪染め……。
白髪染めでかぶれたら放置せず皮膚科を受診する必要性をわかっていただけたと思います。
では、病院では具体的にどのような治療が行われるのでしょうか。
塗り薬・飲み薬・その他の治療に分けてお伝えします。
皮膚科で一般的に処方される塗り薬
- 主に使用される薬
- 副腎皮質ステロイド外用薬
副腎皮質ステロイド外用薬には炎症を抑える効果が強いため、患部に直接塗って使用されます。
皮膚科で処方される飲み薬
- 主に使用される薬
- 抗アレルギー薬
抗ヒスタミン薬
かぶれたことのある人なら、わかりますが一度かぶれると患部に強いかゆみを生じます。
薬を内服することで、かゆみを感じる信号を抑制します。
重症の場合は注射や点滴を打つことも
かぶれが広範にわたる場合、上記の治療に加えて注射や点滴が必要となる場合があります。
皮膚科になるべく早くかかることで、適切な治療を迅速に受けるように心がけたいですね。
そもそも、なんでかぶれたの?白髪染めで肌がかぶれる2つの原因
症状名 | アレルギー性接触皮膚炎 | 刺激性接触皮膚炎 |
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対象 | アレルギー体質の人が発症しやすい | アレルギー体質でなくても誰でも発症する |
特徴 | 遅延型アレルギーとも呼ばれ、かゆみから時間がたつにつれ、顔の腫れ、全身症状などを発症する | 成分が体質に合わなかったり、濃度が高すぎるため起きる皮膚炎 |
原因物質 | パラフェニレンジアミン、パラトルエンジアミン 他 | タール色素、過酸化水素 他 |
白髪染めによるかぶれには2種類あって、アレルギー性接触皮膚炎または刺激性(非アレルギー性)接触皮膚炎があります。
【白髪染めでかぶれる原因①】アレルギー性接触皮膚炎(遅延型アレルギー)
アレルギーが原因でなる皮膚炎で、白髪染めによるかぶれの多くがこれにあたります。
ヘアカラー(酸化染毛剤)に含まれるジアミンが主な原因です。
症状はかゆみを発端とし、白髪染めで染めた数時間後に顔全体が腫れ上がることがあるので、染めた時になんともなくても安心できません。
全体のどれぐらいの割合でジアミンアレルギーになるの?
白髪染めに関心のある人は「ノンジアミン」という言葉を頻繁に目にする機会があると思います。
「ノンジアミン」の表記はパラフェニレンジアミン(PPD)やパラトルエンジアミン(PTD)をはじめ成分の語尾に「~ジアミン」がつく白髪の染色成分でアレルギーになる人が多いから、ジアミンを使ってないですという意味で記載されています。
ジアミンってそんなに悪者なのでしょうか?全体のどの位の割合でジアミンアレルギーを発症するのでしょうか。
成分パッチテスト成績
出典: PDF資料『「職業性皮膚障害の外的因子の特定に係る的確な診療法の研究・開発、普及」研究報告書』(労働者健康福祉機構 平成20年4月)
上記の表からみてわかることを簡単に書くと、理容師さんや美容師さんがPPD(パラフェニレンジアミン)の陽性率(反応を示す割合)が相当高いといえます。
「~ジアミン」という成分は、ほとんどの白髪用ヘアカラーに使われている染髪成分です。入っていると発色がよくなるのです。
理容師で75.0%、美容師で74.4%。職業柄、日常的にカラーリング剤に触れる機会が多いことがある理美容師の発症リスクはかなり高く、陽性の割合は全体の3/4にも及びます。
割合めちゃくちゃ高いですよね……?
そう言われると、あなたのまわりにも手が荒れている美容師さん、多くないですか?
かぶれのほとんどが酸化染料!かぶれてしまったら別のタイプの白髪染めを使いましょう!
出典:PDF資料『消費者安全法第23条第1項の規定に基づく事故等原因調査報告書 毛染めによる皮膚障害』
ヘアカラーによる「かぶれ」のほとんどはこの「酸化染料」によるかぶれのことを指します。
ヘアカラーは「酸化染料」を含んだ酸化染毛剤と非酸化染毛剤に分けられますが、市販の商品のほとんどは酸化染毛剤に該当するので誰にも油断できません。
また、ヘアカラー(酸化染毛剤)の他の種類でも、白髪染めの種類におうじてアレルギーを発症する原因となりやすい成分があります。
例えば天然成分であっても、ヘナで染めるときよく併用される「インディゴ」にアレルギー反応を示す人もいますし、カラートリートメントに含まれる何らかの植物性成分に反応する人もいるのです。
アレルギーは天然成分、化学成分に関わらずタンパク成分に反応してなり得ますし、誰がどの成分に反応してなるのかは人によって違います。
なので、ヘアカラー(酸化染毛剤)に限らず、普段使っている製品でかぶれたら、次からは違うタイプの白髪染めを使用して、その成分を避けるようにしましょう。
オンナの教科書では、肌への刺激なども含め、ヘアカラートリートメントで白髪染めをすることを推奨しています。実際に商品を色々と使ってみて良かったものをランキングにしていますので、ぜひ一度見てみてくださいね。
【白髪染めでかぶれる原因②】刺激性接触皮膚炎(非アレルギー)
刺激性接触皮膚炎は白髪染めの物質や成分と体質が合わなかったり、濃度が高すぎる成分に反応したりしてかぶれてしまう皮膚炎です。
アレルギー性のかぶれは何度も繰り返し白髪染めを使ううちに誰でも突然発症することがあるのですが、一時刺激性の皮膚炎については体質によるところが大きいです。
薬剤の濃度が濃ければ濃いほど皮膚炎を発症するリスクは高くなるので注意が必要です。
特に注意が必要な白髪染めの成分は「タール色素」や「過酸化水素」。
過酸化水素はヘアカラーに配合されている成分で、タール色素はたまにヘアマニキュアに配合されていることがある成分です。
白髪染めのアレルギーはパッチテストが大丈夫なら安心!……でもない
白髪染めのパッケージにも必ずパッチテストを行ってくださいといった注意書きをよく見かけますが、実はパッチテストしても頭皮がかぶれてしまうケースもあるのです。
頭皮の皮膚は薄く、傷もつきやすいですので、その傷から薬剤が浸透しやすくなります。
だから、パッチテストで大丈夫だったから安心とは思わずに、染めるとき、染めた後にかゆみやヒリヒリ感を感じたら次回からの使用を中止するのがかしこい選択です。
白髪染めのアレルギーは突然発症するかもしれない
白髪染めのアレルギーは、習慣的に使用することで、ある日突然発症することもあります。
染める回数が増えるほど、知らず知らずのうちに経皮毒が蓄積され、アレルギー抗体ができることによりそのリスクが高まります。
こちらの記事で生理中の白髪染めがNGであることを書いていますが、特に疲れがたまっているときや、風邪気味のとき、生理時や妊娠時のホルモンバランスが変化しやすいときは、さらに要注意です。
白髪染めによるかぶれの症状が出たあと絶対してはいけないこと・注意点
白髪染めでかぶれてしまった時にしてはいけないNG行動をまとめました。
【注意1】染める成分が同じヘアカラーを使い続けるのは絶対アウト
ヘアカラーを使っていてかぶれたなら、市販の白髪用ヘアカラー全般を使わないでください。
メーカーを変えたところで入っている成分が同じなら、かぶれることがありますので、パッケージの裏面に「~ジアミン」と書かれている商品を避けます。
「ノンジアミン」と表記のあるヘアカラー(市販では本当にごく一部)、ヘアマニキュア、ヘアカラートリートメントに切り替える必要があります。
【注意2】自分の判断でかぶれの応急処置をし、そのままにするとよくない
素人判断で塗り薬などの治療をするのは危険です。
薬剤の化学成分でかぶれた皮膚は、普段より過敏な状態になっています。
自分の判断で塗り薬を塗ってその場をしのぐのではなく、病院に行くか、専門知識のある人に相談するのが一番です。
【注意3】かぶれた後は同じ製品でのパッチテストもNG
ヘアカラーで軽いかぶれの症状が出た後「今度は慎重に」ということでパッチテストするのも、やめておいた方がいいです。
一度発症したアレルギーは、残念ながら時間がたっても治りません。
不便になるのはわかりますよ、これまで普通に便利に使っていた白髪染めが突然使えなくなるのは大変ですよね?
でも、一度かぶれてしまったということは、体がそのヘアカラーの何らかの成分にアレルギー反応なり皮膚刺激なりを示したってことです。
だから、一度かぶれたら同じ染料が入った商品でパッチテストすることも避け、いさぎよく諦めましょう。
メーカーを変えたところで入っている成分が同じならかぶれる可能性は十分にあります。
パッケージの裏面の成分名は買う前に必ず確認するようにしてください。
某白髪染め商品の成分表記
【注意4】ゴム製品の使用には注意が必要(交差反応)
実は、一度ヘアカラーでかぶれると、ヘアカラーとは何の関係もないゴム製品や革製品に反応してしまうこともあるんです。
ゴム製品や革製品に含まれている成分が、ヘアカラーの主な原因成分である酸化成分と化学構造が似ていることでアレルギー反応が起きることがあります。
これを交差反応といいます。
他にも、歯医者さんの治療で使われる「ベンゾカイン」という局所麻酔剤に反応してしまったりする事例もあるのです。
一見関係なさそうですが、一度ヘアカラーでかぶれたら歯医者さんで治療するときも気をつけてください。
美容室でも油断大敵!必ず白髪染めでかぶれたことを伝える
白髪染めでかぶれの症状が出た後は、美容室で白髪を染める際に必ず美容師さんに「白髪染めでかぶれたことがあります」と自分から伝えるようにしましょう。
美容室では、パッチテストが行われていないことがほとんどです。
パッチテストは48時間かかるとなると、2回足を運ぶことになるので、なかなかそこまではしないんですよね……。(本当はもちろんする必要がありますが)
美容室で「しみたりしてませんか?」ってよく聞かれると思うのですが、パッチテストしない分、お客さんの状態が気になっているのですね。
自分の身を自分で守るためにも、もし一度でも白髪染めのかぶれがあった場合はサロンで染める前に報告し、ヘアマニキュアに変えてもらうなど、適切な対応をしてもらうのがいいです。
もうかぶれるのは嫌!白髪染めでかぶれないための5つの対策
白髪染めのかぶれが起きないようにするためには、先手をうって対策するのが大事です。
ここでは、白髪染めでかぶれないようにする対策方法を5つ紹介します。
【対策1】パッチテストを欠かさず行う
一般消費者の7割の人が自分でパッチテストをしたことがないそうです。
たしかに面倒で省略したくなるパッチテストですが、白髪染めのかぶれは侮れません。
ヘアカラーを続ける以上は毎回必ず行いましょう。
パッチテストの詳しいやり方はこちらの動画が参考になります。
パッチテストは白髪を染める48時間前に行います。この時点で赤みがでたり、湿疹が出たり、強いかゆみを感じたりした場合は白髪染めを使うのは辞めて違う商品を試します。
腕で大丈夫でも頭皮ではかぶれてしまうケースもあって、パッチテストが万能なわけではないのですが、パッチテストを事前に行っておくことで、アレルギーの発症リスクを軽減できます。
【対策2】なるべく白髪染めの期間をあける
カラーリング剤と接触する機会が多くなれば多くなるほど、繰り返すことでアレルギーに発症しやすくなるのです。
つまり、白髪染めの頻度が減れば接触回数が減るので、かぶれるリスクを減らすには、ヘアカラーの期間をなるべくあけると良いです。
【対策3】体調が悪いときや生理中・妊娠中は使わない
風邪気味などで体調が悪いとき、免疫が落ちているとき、ホルモンバランスが乱れやすい生理のときに毛染めすると、肌が過敏になっていて白髪染めでかぶれてしまいやすいです。
どうしても今染めなければいけない時以外は、体調が良いときに染めるようにしましょう。
【対策4】頭皮に傷があるとき、かゆいときは使わない
ヘアカラーの成分は、肌の乾燥などにより頭皮がかゆくなって爪で引っかいてできた傷から皮膚に浸透しやすくなります。
成分が浸透しやすくなることで、よりアレルギーに発症しやすくなるのです。
体調が悪いときはもちろん、頭皮をかいてしまう習慣のある人は引っかいてしまわないように頭皮の美容液を使うなどして普段から肌の保湿をした方がいいです。
【対策5】アレルギー症状が起こりにくいタイプの白髪染めを使う
もっとも皮膚炎やアレルギーの発症リスクが少ないタイプの白髪染めはヘアカラートリートメントです。
植物性の成分が含まれている以上は、アレルギーリスクも0ではないのですが、ヘアカラーの酸化染料によるアレルギーに比べると、はるかにかぶれる人が少ないです。
こちらにヘアカラートリートメントのランキングがありますので、よかったら参考にしてくださいね。
今回のオンナの教科書では、白髪染めのかぶれについてお伝えしました。
最初は軽いかゆみだからといって、ヘアカラーによるかぶれを楽観的に考えていると、最悪、顔全体が腫れ上がったりして重大な健康被害を招くおそれがあることがわかりました。
かぶれの主な原因は、ヘアカラー(酸化染毛剤)に含まれるジアミンという酸化染料の成分です。
ここまで被害が多いのに、ヘアカラーが使い続けられているのは、代替となる成分が未だに無いためです。
また、酸化染料によるかぶれほど頻度は高くないものの、まれにヘナやヘアカラートリートメントでもかぶれてしまったという声もあります。
絶対にかぶれない白髪染めは存在しないのですが、なるべくかぶれるリスクの少ないタイプの白髪染めを選んで使っていきたいですね。