【比較表あり】白髪染めとおしゃれ染めとの違いと正しい使い分け

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市販の白髪染めとおしゃれ染め、あなたは意識して使い分けていますか。

ヘアカラーには白髪用ヘアカラー(白髪染め)黒髪用ヘアカラー(おしゃれ染め)、主に2種類存在します。

当記事では、白髪用ヘアカラーを白髪染め、黒髪用ヘアカラーをおしゃれ染めと呼んで書いていきます。

白髪染めもおしゃれ染めもどちらもヘアカラー(永久染毛剤)なので、酸化染料、アルカリ剤、過酸化水素を混ぜた時の化学反応で髪が染まるという仕組みは同じです。

ですが、成分の配合量の違い等によって、白髪染めとおしゃれ染めでは性質が違う点があります。

今回のオンナの教科書では、白髪染めとおしゃれ染めの違いと正しい使い分け方法を公開します。

白髪が気になるけど、おしゃれ染め にしようか白髪染めにしようか迷ってしまう方や、白髪があるからなんとなく白髪染めを使っているという方はぜひ参考にしてください。

【比較表】白髪用ヘアカラー(白髪染め)と黒髪用ヘアカラー(おしゃれ染め)の違い

白髪染め おしゃれ染め
定着力
2~3ヶ月もつ
1~2ヶ月もつ
染毛力

白髪がよく染まる

染める力は弱め
ブリーチ力(脱色力)

ブリーチ力は弱め

発色を良くするため色を抜く
脱色力:染毛力 1:2.5 1:0.3
髪・頭皮への刺激

かぶれやすい

かぶれやすい
こんな人におすすめ 白髪が多く髪を暗くしたい 髪全体を今より明るくしたい

白髪染めは白髪を染めて目立たなくすること、おしゃれ染めは髪を好きな色に変えることが目的で、まず使う目的が違うわけですが、どちらもヘアカラーに分類され基本的な薬剤は同じものでできています。

1剤の酸化染料とアルカリ剤、2剤の酸化剤(過酸化水素)を混ぜたときの化学反応で染まると言う仕組みは同じです。

なので、それらの違いが曖昧なのですが、その二つで何が違うのかと言うと、主な違いは定着力、染める力と色を抜く力です。

カラー剤の調合比率を調整することで、それぞれの目的に応じて白髪を染める力を強くしたり、髪を脱色する力を強くしたりしているのです。

【1】白髪染めはおしゃれ染めより染毛力が強い

白髪染めはおしゃれ染めよりも、白い髪を黒く染める力が強いです。

その分、髪の色も長期にわたって髪に定着するので、一回染めたらあまり頻繁に染めたくない人にはオススメですが、思っていた色と仕上がりが違ったとき、染め直すことが困難です。

なので、染める色は予め慎重に選ぶ必要があります。

真っ黒な髪色に抵抗があるようでしたら、最近市販のものでもブラウン系のカラーが増えてきましたので、そちらを選ぶようにしましょう。

【2】おしゃれ染めは白髪染めより髪の色を抜く力が強い

一方のおしゃれ染めは、白髪染めより髪を脱色する力(ブリーチ力)が強いです。

これは、市販のおしゃれ染めが比較的明るいカラーも豊富に取扱っていることと関係しています。

髪を明るい色にするためには、暗めの髪色を一度脱色してその上に好みの色味を定着させる必要があるので、おしゃれ染めは過酸化水素という成分でしっかりと色を脱色するのです。

この過酸化水素が入っている割合が大きいと、髪に与えるダメージは大きくなります。

そして、髪がもっとも傷むのはこのブリーチをした時と言われています。

なので、カラーリングの前後にはしっかりとトリートメントするなどして髪を保護する必要があります。

白髪染めとおしゃれ染めのうち髪にダメージが大きいのはどっち?

髪の傷み具合で比べるなら、白髪染めとおしゃれ染め、どっちがより傷みやすいのでしょうか。

脱色力(ブリーチ力)が高いおしゃれ染めは傷みやすい

先ほど、ブリーチをしたときに髪がもっとも傷むと書いた通り、おしゃれ染めをした時は髪にとても大きな負担を与えます。

しかし、配合量は違っても白髪染めにも、脱色力のある成分(過酸化水素)は配合されています。

どちらかというと、おしゃれ染めの方が明るい髪色のものが多く、髪を明るく染めようとすれば明るくするほどその分、過酸化水素の配合量も高くなる傾向があります。

なので、明るめのカラーが多いおしゃれ染めはもちろん、明るい色の白髪染めもブリーチ力が高い=傷みやすい傾向にあります。

pH値が高く染毛力のある白髪染めも傷みやすい

薬剤の色味を髪の内側へ浸透させるためには、アルカリ剤によってキューティクルにダメージを与え、キューティクルを十分に開く必要があります。

そのために白髪染めのpH値は高い傾向にあり(アルカリ性)、pH値が高いほど人の肌のpH値である弱酸性から遠くなるので、より地肌を傷めることになるのです。

このようにおしゃれ染めも白髪染めも、入っている成分の配合量に違いはあるものの、髪と頭皮に大きなダメージを与える点は変わりません。

最近では市販のヘアカラーでも、保湿成分の植物オイルを配合したものや、トリートメント付きで売られているものなど、ある程度髪への負担が小さくなる工夫がされているものが増えてきました。

しかし、薬剤自体の刺激が無くなるわけではありません。

もし髪への刺激を最小限に抑えたいのであれば、当サイトの他の記事でもオススメしているヘアカラートリートメントを使うことをオススメします。

白髪染めにおすすめのヘアカラートリートメント人気ランキング5選!

白髪を白髪染めで染めた場合のメリット・デメリット

白髪染めで白髪を染める行為は、ごく自然なことなのですが、中には白髪染めを使い始めることに抵抗がある人もいれば、「白髪染めを使うほどのこと?」と思ってしまう人もいると思います。

白髪を市販の白髪染めで染めると、下記のようなメリットデメリットがあります。

白髪を白髪染めで染めるメリット

  1. 染毛力が高いのでよりしっかり髪に定着し、色持ちする
  2. 暗めの色なら白髪の部分も黒髪の部分もしっかり染め上げることができる

白髪を白髪染めで染めるデメリット

  1. 濃度が濃い染毛料により髪がペッタリ重い印象になり染め直しができない
  2. おしゃれ染めほど明るい色が多くない

そこで、白髪をおしゃれ染めで染められないの?という疑問を持っている方が多いのですが、それはそれで難しいこともあります。

次は、白髪の混ざった髪におしゃれ染めを使うことのメリットデメリットを解説します。

白髪をおしゃれ染めで染めた場合のメリット・デメリット

白髪を染めるのは、基本的には白髪染めや最近人気のヘアカラートリートメントで染めるのが基本です。

おしゃれ染めではメラニン色素が残っていない白髪そのものは染まりません。

そのため、白髪が増えてきた人には黒髪用ヘアカラーはオススメできません。

しかし、下記に該当する人は黒髪用ヘアカラー(おしゃれ染め)を使用してみてはいかがでしょうか。

白髪をおしゃれ染めで染めることを検討しても良い人
  • 白髪が数本しかなくて髪の色を明るくしたい
  • 明るい色に染めることで今ある白髪をまわりの髪色になじませ目立たなくしたい

髪をおしゃれ染めで染めるメリット・デメリットを紹介します。

髪をおしゃれ染めで染めるメリット

  1. ブリーチする力が強いので豊富なカラーから選べて明るい色でも発色が鮮やか
  2. 白髪が少ないうちなら、おしゃれ染めで隠せてしまう

おしゃれ染めはヘアカラートリートメントのように表面だけ髪に色をつけるわけではないので、一度で染めたい色に近い色にしっかり仕上がります。

特におすすめなのが髪にハイライトを入れることです。

茶髪の髪にハイライトを入れることで、髪が伸びてきた時もグラデーションができてより白髪が目立ちにくくなるのです。ハイライトは美容室で受けられるメニューの一つですので、興味がある方はお店の方に相談しましょう。

髪をおしゃれ染めで染めるデメリット

  1. 脱色力が強い薬剤を使うので毛髪・頭皮への刺激が強めである
  2. おしゃれ染め用では白髪部分が染まらなかったり不自然に仕上がったりする

黒髪用ヘアカラー(おしゃれ染め)でも、明るい色味のものは脱色力が高いため、ダメージがどうしても大きくなってしまいます。

白髪が増えてしまう原因は加齢も大きいのですが、毛髪や頭皮にダメージを与えストレスをかけることも関係しているので、白髪を増やしたくなければ、おしゃれ染めの使用は避けた方がよいでしょう。

美容室では白髪染めとおしゃれ染めの薬剤を併用することもあります

美容室では白髪染めの薬剤とおしゃれ染めの薬剤を混ぜて使う人がいます。

腕の良い美容師であれば、その人にあった絶妙な配合で染めることが可能です。

なので、サロンカラー(美容室で染める)の場合は、「白髪染めにしてください」とか「おしゃれ染めにしてください」とか要望を伝えるというよりは、どんな仕上がりのカラーにしたいのか等を伝えるようにしましょう。

家で染めるなら混ぜるのは危険!白髪染めとおしゃれ染めはどう使い分けたらいい?

白髪染めとおしゃれ染めを上手に混ぜて使用するのはプロだからできることです。

家で染める(セルフカラー)のに、薬剤を自分で調整するのは至難の業です。

だとしたら、白髪染めの商品にするか、おしゃれ染めの商品にするか、はたまたヘアカラートリートメントにするかを、きちんと自分の目で選ぶことが大事になってきます。

ヘアカラートリートメントがおすすめの人

髪への負担を最小限に留めたいなら、染めたい色に関わらずヘアマニキュアやヘアカラートリートメントの使用がおすすめです。

明るめのヘアカラートリートメントが良いなら、特にアンナドンナ(ブランド名:エブリ)というメーカーが豊富な色数を取り揃えています。

ですが、まだ白髪の少ない健康的な髪だと、ヘアカラートリートメントでは染まりにくいデメリットもあります。

おしゃれ染めがおすすめの人

まだ白髪が少なくて髪の色を明るい鮮やかな色にしたいのであれば、おしゃれ染めを使用すると一番染まります。

おしゃれ染めはブリーチ力が強いため、髪への負担はとても大きいですが、しっかりと色を抜いた分、一度で希望の色に染まりやすいのです。

ただし、一度でもかぶれたことがある人は、何度も使うとアレルギー症状が出て呼吸困難になるおそれがあるので、かぶれたことがある人のおしゃれ染めの使用はおすすめできません。

白髪染めがおすすめの人

白髪が目立ってきていて、一日も早く白髪を隠したいのであれば、白髪染めを使用するといいです。

白髪染めは髪を染める力が強いので、白髪が多い人でも一度でしっかりと色が入ります。

自宅で染めるよりもサロンで染めた方がキレイに仕上がるので理想的ですが、時間や費用の関係で市販の商品を選ぶこともあると思います。

その時は白髪染め前後のトリートメントは入念に行いましょう。

ただし、一度でもかぶれたことがある人は、何度も使うとアレルギー症状が出て呼吸困難になるおそれがあるので、かぶれたことがある人の白髪染めの使用はおすすめできません。

おしゃれ染めや白髪染めは一度で髪を希望の色に染めやすいので便利なのですが、ヘアカラーを使って一度でもかぶれてしまった人は、絶対に今後の使用は控えてノンジアミンタイプの白髪染めか、ヘアカラートリートメント等を使うようにしましょう。

オンナの教科書では、よく売れている人気のヘアカラートリートメントを実際に購入し使ってみて、コスパや白髪の染まり具合などを考慮してランキングをつくっています。

以下から記事が見れますので、ぜひ一度チェックしてみてください!

白髪染めにおすすめのヘアカラートリートメント人気ランキング5選!

まとめ

今回のオンナの教科書では、白髪染めとおしゃれ染めの違い、それらの使い分けについてお伝えしました。

おしゃれ染めと白髪染めは薬剤の配合比の違いにより色を染める力と抜く力に差があること、どちらも髪を傷めてしまう点は変わらないことがわかりました。

また、商品の使い分け方を表にまとめなおすと下記のようになります。

白髪の量 希望の髪色 重視すること
市販のおしゃれ染め
かなり少ない〜少ない
明るめ
費用面一度で確実に染まること
市販の白髪染め
通常〜多め
やや明るめ〜暗めが主流
費用面一度で確実に染まること
美容室
問わない
問わない
一度で確実に綺麗に染まること
ヘアカラートリートメント
問わない
やや明るめ〜暗めが主流
傷みにくさ

あなたの今の髪の状態や状況に合わせて、使い分けてみてください。

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