白髪染めをすることは、髪にとても大きな負担を与えることです。
だから、その頻度は少なければ少ない方が髪のためには良いです。でもその反面、あまり間隔をあけすぎると白髪がかなり目立ってしまいます。
あなたの髪の白髪がだんだん目立ってきて、まわりの人が気になる程だったとしても、こういうデリケートな問題はよっぽど仲良い知人でもない限りは指摘してもらえませんよね?
だから大体でもいいので白髪染めの間隔・頻度を意識して適切な頻度で白髪を染めることが大事なのです。
この記事では、白髪染めをする理想的な頻度・間隔を紹介します。
また、下記の間隔や順序についても気にしている人が多いのであわせて紹介します。
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- 白髪染めと縮毛矯正を当てる順番・間隔
- 白髪染めとパーマをかける順番・間隔
- 白髪染めとリタッチをする間隔・リタッチの頻度
白髪染めをしている時も、理想のヘアスタイルにしたい方、髪の生え際にもいつも気をつかっていたい方はぜひ参考にしてください。
目次
白髪染めをしてから次に白髪染めをするまでの間隔は?
種類 | 染める頻度・間隔 |
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ヘアカラー(自宅) | 2~3ヶ月に1回(髪の傷み具合で1ヶ月~に調整) |
ヘアカラー(美容室) | 2~3ヶ月に1回(髪の傷み具合で1ヶ月~に調整) |
ヘアマニキュア | 3~4週間に1回 |
カラートリートメント | 1週間に1~2回(使いはじめ3~4日間は毎日) |
ヘナ | 3~4週間に1回 |
白髪染めをする頻度は、その白髪染めの種類によって大きく異なります。
種類別に白髪染めをする間隔・頻度の目安を紹介します。
自宅でする市販の白髪用ヘアカラーの使用間隔
白髪用ヘアカラーの使用間隔・使用頻度は2~3ヶ月に一度が平均的です。
年齢を重ねるごとに、髪の蓄積ダメージによって頻度が増えたりすることもありますが、短くとも1ヶ月は間をあけたいところです。
白髪用ヘアカラーは使い過ぎるとアレルギー発症のリスクが高まりますし、白髪染めの成分には発がん性があるとも言われていますので、全体染めは1ヶ月に一度以上はしない方がいいでしょう。
美容室で白髪染めヘアカラー(カラーリング)してもらう間隔
美容師によって見解が異なりますが、基本的に染まる原理は市販のものと変わりませんので、美容室で染める場合も2~3ヶ月に一度が平均的です。
ですが、美容室ごとに独自のカラーメニューを設けているお店もありますので、カラーリングをする時に美容師さんに質問するのが一番でしょう。
ヘアマニキュアの平均的な使用間隔
ヘアマニキュアはヘアカラーと違い表面に色をコーティングする形なので長持ちしません。
3~4週間に一度の間隔・頻度で使用しましょう。
白髪染めヘアカラートリートメントの平均的な使用間隔
当サイトでイチオシしている白髪染めヘアカラートリートメントは毎日使っても問題ありませんし、最初のうちは毎日使う必要があります。
ヘアカラートリートメントは完全に色づくまで繰り返しの使用が必要だからです。
なので、使い始めは最低でも4~5日は毎日使用する必要があります。
4~5日使い終えた後は平均的には1週間に一度使用する商品が多いです。
迷った時は使用説明書に従ってください。
なお、ヘアカラートリートメントはヘアカラーとは違って何度使っても髪へのダメージは小さくトリートメント効果によって髪はサラサラになりますので、当サイトでは一番おすすめしています。
ヘナの平均的な使用間隔
ヘナカラーの間隔・頻度は3~4週間に一度が平均的です。
ただし、市販のヘナでおすすめできる商品はヘナ100%品に限られます。
なぜなら「ヘナカラー」を謳う商品は大抵ヘアカラーと同じパラフェニレンジアミン(ジアミンの一種)が配合されていて決して天然品とは言えないからです。
このことが原因で消費者被害も報告されています。
参考:国民生活センター
ヘナ100%にこだわりたければヘナ単独では髪がオレンジ~明るい茶色になりますので、髪色を黒にしたければインディゴを混ぜるといいです。(インディゴアレルギーの人を除く)
ヘナ100%品はリラックス効果があり髪のためにはいいものの、他の方法より手間が何倍もかかりますので、ヘナで髪染めするのは上級者向けと考えた方がいいでしょう。
世代ごと(20代、30代、40代、50代、60代)で白髪染めをする間隔って変わるの?
基本的に髪の毛の成分自体が変化するわけではありませんので、加齢によって白髪染めの頻度が極端に長くなったり短くなったりはしません。
でも、若い世代に比べると、30代後半あたりから白髪の量自体が増え始め、さらにカラーリングやパーマなどによって髪のダメージが蓄積され続けています。
このことから
ことは覚悟しておいた方が良いでしょう。ですが同じ40代でも、ずっと美容室で染めてきた人と、自宅で染めてきた人、縮毛矯正やパーマが習慣づいている人とそうでない人では、大きく髪質が異なるので、年齢だけで白髪染めの頻度は推し測れません。
結局は、自分の髪の状態を見て判断すると良いでしょう。
もっと詳しく年齢別白髪染めの頻度の目安が知りたい人は、こちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
白髪染めとリタッチ(根元染め)の理想的な間隔・頻度
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- 白髪染めの後、髪が全体的に伸びてきた…
- 根元だけ白いのが目立ち始めている…
こういう時はリタッチ(根元だけを同じ染め色で染め直すこと)がオススメです。
白髪染めしてからリタッチするまでどのくらい間隔をあければいいのでしょうか。
白髪染めしてからリタッチ(根元染め)するまでの間隔・頻度の目安は?
白髪染め後にリタッチするまでの間隔は、髪が伸びる速度に個人差が大きい分、はっきり〇週間だ!とは言えないのですが、平均的には1~1ヶ月半に一度が目安です。
単純に髪が伸びてくるということと人の体温で褪色が進んで白髪が目立ってきてしまうのが、この目安期間の理由です。
しかし、美容室で染める人の中には、2週間ごとにリタッチする人もいれば、なんとか2ヶ月は染めないでいる人まで様々なお客さんが存在します。
サロンに通っている人は美容師の方に相談してもいいですし、リタッチする頻度に決まりはないです。自分のペースでリタッチするようにしましょう。
ですが、あまり頻繁過ぎるといくらリタッチが全体染めよりマシでも負担は大きくなります。
1週間に一度かそれ以上のペースで染めたい人はヘアカラートリートメントなど他の種類の白髪染めでのリタッチを検討してみてください。
白髪染めを全体に染めるかリタッチするか迷うときは?
髪が伸びてきたことによって根元だけ白い場合は、リタッチの方が一度にダメージを与える髪の部分が限定されるのでおすすめです。
ただ、髪の傷みなどにより根元だけではなく髪全体の色が抜けてきている場合、全体染めするかリタッチするか迷うと思います。
その際の判断材料の一つとして、髪の長さがあります。
ショートヘアの人は長さをいつもキープするためロングヘアの人よりも頻繁に毛先の毛を切る習慣がありますから、毛先の毛の入れ替わりが激しいです。
これはつまり、同じ毛先の毛がヘアカラーの薬剤に接触する機会が少ないということです。なので毎回全体染めしてもロングヘアよりは負担は小さいです。
一方、髪を伸ばし続ける場合、毎回全体染めばかりしていると、そのたび毛先に近い髪の毛は根元の髪の毛の何倍もの回数ヘアカラーの薬剤に接触することになる訳です。
ヘアカラーする度、髪はパサパサに、中身はスカスカになります。
なので全体染めするかリタッチするかは、白髪の量もですが髪の長さや毛先の傷み具合なども見て検討したいところです。
白髪染めと縮毛矯正の理想的な間隔・頻度
白髪染め同様、髪に大きな負担をかける行為は縮毛矯正です。なので、白髪染めも縮毛矯正もしたい人は、その間隔・頻度には気をつかう必要があります。
縮毛矯正と白髪染めは一緒にできるのでしょうか?一緒にできない場合、どっちを先にしてどの程度の間隔をあけたらよいのでしょうか?
白髪染めと縮毛矯正の順序 先にするのはどっち?同時にはできる?
まず、白髪染めと縮毛矯正の順序ですが、縮毛矯正が先です。
なぜなら、もし白髪染めした後に縮毛矯正をすると、縮毛矯正のとき使用される薬剤によりせっかくつけたカラーが落ちてしまうためです。
なお、一部のサロンでは白髪染めと縮毛矯正を同時に行えるヘアサロンもありますが、それは稀で、多くのサロンでは先に縮毛矯正するように勧められます。
白髪染めと縮毛矯正をあてる間隔・頻度
縮毛矯正をしてから白髪染めをするまでの間隔は1週間という美容師が多く、最低でも48時間は空ける必要があります。
これは縮毛矯正は2液で酸化させた後48時間たたなければ持ちが悪くなったり、コンディションが悪化したりするためです。
縮毛矯正をしたことがある人は、よく美容師さんから「今日はシャンプーしないでください」と言われていると思います。シャンプーも同じ理由で止められるのですね。
なので縮毛矯正してから白髪染めするまでは最低でも丸2日以上はあけましょう。
参考:E-PARK(髪の疑問に複数の美容師が回答する掲示板)
白髪染めとパーマの理想的な間隔・頻度
白髪染めとパーマはどっちを先にするのがいいのでしょうか?また、白髪染めとパーマをあてる間隔はどの程度あけた方がよいのでしょうか?
本当はパーマか白髪染めどちらかにしておいた方が負担も小さいし髪のトラブルを防げるのですが、それでもどちらもしたい人はいると思います。
なので白髪染めとパーマの順序や間隔についてお話します。
白髪染めとパーマの順序 先にするのはどっち?同時にはできる?
美容室で白髪染めとパーマを同時にしてもらいたいと思っても、実は法律上できません。ヘアカラー剤もパーマ剤も医薬部外品で、法律では2種類の医薬部外品を同時施術することが禁止されているためです。
ではどちらが先が良いかというと、縮毛矯正同様、色落ちを防ぐためにパーマを先にかけることをおすすめします。
ただしパーマを先にかけた場合でも、カラーをすることで若干パーマの効果が弱まってしまうことが考えられますので、心配な方はサロンの人に相談しましょう。
相談とまではいかなくても「数日後、白髪染めをあてたい」という希望ぐらいはサロンの人に伝えておくと調整してくれることもありますので、できるだけ伝えてください。
白髪染めとパーマをあてる間隔・頻度
パーマをあててから白髪染め(白髪用ヘアカラー)をする場合は、最低でも1週間、髪への負担を考えると2週間の間隔を空けるのが理想です。
パーマも白髪染めも過酸化水素という髪に大きな負担となる薬剤を使用します。
万全を期したいならヘアカラーまでの期間を2週間あけるか、そんなに待ってもいられない場合は白髪用ヘアカラーではなくヘアマニキュアやヘアカラートリートメントの使用を検討してみてはいかがでしょうか?
今回のオンナの教科書では、白髪染めをする理想的な頻度・間隔を種類別に紹介し、白髪染めと同じく髪の負担になる縮毛矯正やパーマとの兼ね合いもあわせてお伝えしました。
髪のカラーは他の種類の薬剤の影響を受け色落ちしてしまいやすいので、2種類のヘアメニューをする場合は「白髪染めは後」と覚えておいてくださいね!
あなたの髪が「いつもキレイ」と思ってもらえるように白髪染めの間隔にも気をつかってみてください。