毛髪や頭皮のことを考えると白髪を染める頻度はなるべく少ない方がいいです。
頭では分かっていても、1〜2週間過ぎればまた根本から白髪が出てきたり……という悩みがあると思います。
白髪染めはどれぐらいの頻度で行うのが正解なのでしょうか。
今回オンナの教科書では、年代や種類別に白髪染めの最適な頻度を調べました。
迷った時は、この記事を基準に染める頻度を調整してください。
目次
【年齢別の早見表付き】20代~50代の白髪染めの理想の頻度とは?
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
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ヘアカラー | 2~3ヶ月に1回※ | 1~3ヶ月に1回※ | 1~2ヶ月に1回 | 1~2ヶ月に1回 |
カラートリートメント | 1週間に1~2回 | 1週間に1~2回 | 1週間に1~2回 | 1週間に1~2回 |
ヘアマニキュア | 3~4週間に1回 | 3~4週間に1回 | 3~4週間に1回 | 3~4週間に1回 |
ヘナ | 3~4週間に1回 | 3~4週間に1回 | 3~4週間に1回 | 3~4週間に1回 |
※20~30代はおしゃれ染め用のヘアカラーで対応できそうなら通常のカラーリングをしてもOK
上の表に市販の商品を使用して自分で染める場合の頻度をまとめました。
使う白髪染めの種類によって色持ち期間がぜんぜん違います
市販の白髪染め商品はかなり種類豊富です。
使う白髪染めの種類によって、染める頻度は異なり染める力が強いものの方が染める頻度も少なくなります。
- 【種類別】白髪染めをする頻度
- ヘアカラー(2~3ヶ月に一度)<<ヘアマニキュア・ヘナ(約1ヶ月に一度)<<カラートリートメント(1週間に一度)
「頻度が少ない方がいいなら、ヘアカラーを2~3ヶ月に一度染めればいい?」
と思うかもしれませんが、染まりやすく色持ちがいいということは、その分髪の毛や頭皮に大きな負担を与えているので、ヘアカラーが良いとも言い切れません。
白髪染めはそのときの状況に応じて使う種類を選ぶようにしましょう。
年代によって変わる?!白髪染めに最適な頻度
年代によって頻度が変わってくるのは、白髪用のヘアカラーを使用する場合です。
市販のヘアカラーは、どんな髪質の人でも染まるように調整されており、刺激が非常に強めです。
白髪を染める頻度は少ない方がいいですが、年を重ねるほど髪のダメージは蓄積されていき、傷んでいるほど色持ちは短くなる傾向があります。
そのため年代が進むにつれ、白髪染めをする頻度はどうしても高くなります。
20代にオススメな白髪染め頻度
20代はまだ若いですが、ストレス社会の現代、若白髪で悩んでいる人も少なからずいます。
20代で白髪に悩み始めたら、まずは髪への負担が少ないおしゃれ染め用のカラーリングを検討しましょう。
それでもカバーしきれなければ、
がいいです。30代にオススメな白髪染め頻度
「白髪染めは何歳から何歳まで?男女の平均年齢と染め始める基準」の記事でも紹介したリクルート社のアンケートによると、30代後半になると多くの人が白髪の悩みを抱えています。
白髪の量に個人差が大きいのですが、
です。白髪が多めですぐに地毛が伸びてくる人でも、1ヶ月はあけたいところです。
40代にオススメな白髪染め頻度
40歳で白髪染めを始める人は多いです。白髪染めをはじめる平均年齢が男女とも40歳というデータもあります。
40代は30代の頃に比べ、これまで蓄積されてきたダメージもありますので色も抜けやすいです。
30代より少し頻繁に
50代にオススメな白髪染め頻度
50代も40代同様、髪の傷みのことがあり、
をおすすめします。- 染め始めて間もない人へ
- 実は健康的な髪はカラーリングを繰り返した傷んだ髪より染まりにくいです。
キューティクルが開いている方が髪が染まりやすいからです。
なので、カラーリングや白髪染めを初めてするという方は、通常より頻繁に染める必要がある可能性があります。
美容室で染めると白髪染めの頻度は少なくて済む?
次は美容室で白髪を染める場合について。
頻度は美容師によって見解が分かれ、2~3ヶ月に一度と言っている人もいれば1ヶ月に一度という人もいます。
美容室で染める場合の頻度は、
がおすすめの頻度です。しかし、実はプロの美容師の情報によると、美容師の腕によって色持ちに差が出たりすることもあるそうなので、新しい髪が生える以外の理由で「あまり持たないな…」と思うのであれば、通うお店や担当者の変更を検討してみてください。
美容室で染めるときネックなのがコスト
美容室で染める場合、家で染めるより長持ちする技術が使われているのでキレイな状態を保てるのはいいのですが、問題なのがコストです。
市販の白髪染めは2000円も出せばたいていの商品は買えますが、美容室では一回染めるだけで5000円近くかかることも珍しくありません。
色持ちをとるか、コストをとるかで美容室と自宅での白髪染めをうまく使い分けたいところです。
伸びた部分はリタッチで!リタッチ・部分染めに最適な頻度
リタッチの頻度は個人差が大きいので一概に何週間かは言えませんが、日本人は1日平均0.3~0.4mm髪が伸びるといわれているので、1ヶ月にすると約1㎝伸びてくることになります。
白髪染めは2ヶ月に一度と考え、リタッチはその間に1~2回程度気になった時に行うのがオススメです。
白髪染めの頻度を少なくするための5つの対策
これまで書いてきたとおり、白髪染めで染める頻度は
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- どこで染めるか(自宅or美容室)
- どの種類の白髪染めで染めるか
- 染める人の年代や髪質
などによって多少は違ってくるものの、色が抜けにくくする対策は共通しています。
- 白髪染めの頻度を減らすための5つの対策
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- 自分で染めた時はしっかり洗い流すのが大事
- 白髪が目立たないような髪の色やヘアスタイルにする
- 染めたあとはトリートメントで保湿し髪を弱酸性に戻す
- UV対策は万全に
- 染めたあとはトリートメントで保湿し髪を弱酸性に戻す
【対策1】自分で染めた時はしっかり洗い流すのが大事
ヘアカラーを使った後はすすぎをしっかりするようにしましょう。目安はすすぎ湯にヘアカラーの色が出なくなるまでです。
ヘアカラーの後のすすぎが不十分だとキューティクルが開いたままになってしまい、髪が傷みます。結果、色持ちが悪くなりますのでしっかりすすぎましょう。
そしてその後シャンプーを1~2回することで、アルカリ性寄りになっていた髪を弱酸性に戻します。
【対策2】白髪が目立たないような髪の色やヘアスタイルにする
白髪の髪は白いので、黒い髪に数本混じっているだけで太く見えてしまいます(膨張色のため)。
髪が明るめの色なら、そこに白髪が混じっていてもあまり目立ちません。
なので、明るめの髪色にすることで白髪は目立たなくなり、白髪染めの頻度を下げることにつながります。
【対策3】染めたあとはトリートメントで保湿し髪を弱酸性に戻す
ヘアカラーの後の髪のケアはかなり重要です。
シャンプー同様、トリートメントやコンディショナーには、アルカリ性に傾いたキューティクルが開きやすい髪を弱酸性に戻すはたらきがあります。
このとき、ノンシリコンタイプのトリートメントを使うのが好ましいです。
毛先にかけてたっぷり塗って、マッサージするような感覚でもみ込み、しっかり浸透させましょう。
参考:hoyu「直後のケア」
【対策4】UV対策は万全に
髪が吸収する紫外線量は顔の5倍以上とも言われており、髪の毛の紫外線対策がとても大切であることがわかります。
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- 日傘
- 帽子
- 日焼け止めスプレー
などで紫外線から毛髪を守りましょう。
特に帽子は、伸びてきた白髪を隠せるので便利アイテムです。
でも、人と会う時ずっと帽子をかぶっていられるとは限りませんよね?
屋外ほどは目立たなくても、帽子を脱いだ時に生え際が見られてしまうおそれもあります。
少し生えてきたな……と思ったら全体染めをする前に次に書くリタッチを検討してください。
【対策5】伸びてきた部分はリタッチで対応する
少し伸びてきて白髪出てきたな……と思った方はヘアマスカラを使ったり部分染め(リタッチ)したりしましょう。
ヘアマスカラは一時的に髪の表面を染めるだけのものですので、もうすぐヘアカラーする予定はあるけど今だけ何とかしたい人におすすめです。
まだ次のヘアカラー予定日まで日があるのであれば、伸びてきた部分だけリタッチすることで髪のダメージを最小限に抑えられます。
毎回、全体染めをしてしまうと毛先にいくにしたがって何度も繰り返し染めることになり枝毛や退色の原因にもなります。
その点、
リタッチする時のポイントは前回染めた色から色みや明るさを変えないようにすることです。
リタッチにはカラートリートメントの使用がオススメ
家でリタッチする場合、オススメしたいのがカラートリートメントです。
市販の部分染めに使われている薬剤は結局、ヘアカラー商品と同じなので、髪への負担が大きいのですが、カラートリートメントであれば、白髪を目立たなくしながらたっぷりの保湿成分で髪のケアもできます。
こちらの商品は楽天ランキング1位の常連商品でネットの評判も良いですので、リタッチしたい方は検討してみてください。
今回のオンナの教科書では、白髪染めに最適な頻度について種類別、年代別に紹介しました。
ヘアカラーは2ヶ月に一度が基準で年代が上がるにつれて少し頻度が増すとお伝えしましたが、年代だけでなく髪質によってその人に最適な染める頻度は変わってくるかと思います。
人より白髪が目立つペースが早いと思った方は、刺激が強めのヘアカラーの頻度を少しでも減らすためにも、ヘアカラーを使った後のすすぎや紫外線対策をしっかりすることで色持ち期間を長くする工夫を実践してみてくださいね。