無脳症の赤ちゃんの原因と確率は?エコー前にできる7つの予防法とは?

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赤ちゃんが欲しいと思った時。お腹の中の赤ちゃんには五体満足で健康に生まれてきてほしいと皆願うのではないでしょうか。

ただ、現実には妊娠中にお腹の赤ちゃんが先天異常による無脳症と判断される方もいらっしゃいます。

ここでは無脳症とは何か、その原因、発生確率、その診断方法と時期、無脳症を含む先天性異常を防ぐために妊娠前にできる予防法についてまとめます。

無脳症とは?


無脳症とは脳や脊髄に分化する神経管が、受精後の胚形成の28日頃まで正常な形成が行われず、神経の発達が行われない先天奇形です。

その結果として前脳の欠如頭蓋骨の形成不全、さまざまな顔面奇形を生じる病気なのです。

赤ちゃんの脳がないという症状で、たとえ残っていたとしても小さな塊として委縮しており、正常な脳の機能を果たすことはありません。

無脳症の症状が現れた胎児や乳児を無脳児とよびます。

無脳児は脳がない、または欠損してるため生まれた後24時間以内の死亡率も高く、生存は不可能といわれています。

出産しても死産で出産される確率が75%と高く、出産しても1週間以内に亡くなる可能性のほうが高いため、医者が中絶をすすめる数少ない症例です。

無脳症になる確率は?


おなかの中の胎児が無脳症を発症する確率はどのくらいでしょうか?

日本での無脳症の発症率は10000人に1.34人(2002年統計)、同じく神経管の先天異常である神経管閉鎖障害の二分脊椎は10000人に5.49人(2002年統計)と言われています。諸外国と比較して発症率は低いと考えられています。

ただ、この統計には中絶での統計値が入っていないため、日本においての実際の数値は不明でもっと発症率は高いのではないかと推測されています。

無脳症はいつわかる?診断時期は?


無脳症はいつわかるのでしょう?

無脳症だとはっきりわかるまでは、段階としては「疑い」「検査」「診断」という過程を通ります。

無脳症の疑いを持つ時期としては妊娠6週目からです。その後更に胎児が大きくなった時点で超音波検査や羊水検査をすることで確定診断を行います。

妊娠22週目未満であれば、本人および配偶者の同意にもとづき中絶が可能なことから、妊娠21週目までに検査を経て診断がくだされるケースが多いです。

ただ妊娠してから6週目~13週目からと、14週目~21週目までの各ステージで、検査の方法が変わってきます。

もし現在妊娠していて、自分の子供が無脳症かどうかチェックする場合は、以下のステージ別の検査方法を見てみてください!

無脳症の「疑い」 妊娠6週目~13週目


最初に無脳症かもしれないと「疑い」がでるのが、妊婦検診でのエコー検査(超音波検査)の見え方からです。

なので、妊娠周期でいえば早い方で心音が確認できたあとの6週目あたりから確認できます。

ただ、この段階ではまだ疑いの段階です。

正常な胎児に比べて頭部が小さいかもしれない、丸みがなく、頭蓋骨の様子が確認できないといった映り方で疑いをもちます。

無脳症の「検査」⇒「診断」 妊娠14週目~妊娠21週目


胎児が発達して妊娠12週(妊娠4か月)以降のエコーでも疑いが晴れない場合は、妊娠14週目以降~23週目までの間羊水検査をします。

羊水検査では無脳症を含む「開放性神経管奇形」の有無を判別することができます。

その際に判断の基準の1つとされるのが、AFP値(α-フェトプロテイン)です。

AFP(α-フェトプロテイン)とは
AFPは、胎児の肝臓で生成される血液たんぱく質です。

AFPは胎児の腎臓から尿中に入り、それが羊水にまざります。

妊娠中のAFP値は高く推移はしていきますが、開放性神経管奇形がある場合は羊水AFP値濃度が極端に上昇します。

なのでAFP値が異常に高ければ無脳症と判断されます。

羊水検査での開放性神経管奇形の検出率は98%です。

なので、羊水検査でAFP値の濃度が極端に高い場合は「開放性神経管奇形」と診断され、エコーでの脳の様子などから「無脳症」と診断されます。

無脳症の原因は?なぜ発症する?


胎児が無脳症になる原因は何なのでしょうか?

無脳症になる原因は多因子に関わるため現在では未解明です。

ただ、多因子であるために原因とされるものはたくさんあげられています。

現在、無脳症を含む先天異常の原因とされているものは大きく外的因子内的因子とに分けられます。

外的因子
  1. 母体感染:風疹・パルポ・サイトメガロウイルス・トキソプラスマ・梅毒など
  2. 母体疾患:糖尿病・アルコール中毒・葉酸欠乏など
  3. 薬剤:サリドマイド・抗精神薬・抗てんかん薬・抗がん剤・抗凝固剤・DES・ACE阻害剤 ほか
  4. 科学物質:メチル水銀・ダイオキシン・有機溶媒・農薬・金属ほか
  5. 食品:酒・たばこ・過剰なビタミンA・食品添加物ほか
  6. 放射能・電磁波・携帯電話
内的因子
  1. 染色体異常
  2. 遺伝子異常

これらのたくさんある原因因子の中でも、外的因子にあたるものは、妊婦さん自身が気にかけることで予防につなげることができるものもあります。

妊婦さんが対策できる無脳症の7つの予防法は以下の7つです。

妊婦さん自身が対策しやすい無脳症の予防法7つ
  1. 葉酸を摂取する
  2. ビタミンAの過剰摂取を避ける
  3. アルコールを飲まない
  4. 薬の服用は避ける
  5. タバコを吸わない
  6. 母体が感染症にかからない予防
  7. 母体の生活習慣病などの疾患を治す

これらは無脳症の予防にも役立ちますが、早産や流産の予防、他の先天性疾患の予防という面でも効果があるので、妊娠を考えている場合はぜひとりいれたらよいです。

無脳症の外的原因7つとその予防法を表にしてみました

予防の行動 取り組みやすさ 取り組み期間 有効性
葉酸を摂取する
ビタミンAの過剰摂取を避ける
アルコールを飲まない
薬の服用は避ける
たばこを吸わない
母体が感染症にかからない予防
母体の生活習慣病などの疾患を治す

先にあげた妊娠を考える女性・妊婦さん自身が対策しやすい無脳症の原因と考えられる7つの外的原因とその対策をあげて取り組み期間手軽さ有効度の高さで表にしてみました!

※取り組みやすさは人によって難しいものは〇とし、取り組み期間は妊娠前妊娠中だけでもよいものは◎としました。
※有効性については研究データで有効性が明らかなものほど☆が多くなっています。

どの方法も妊娠前・妊娠中の女性にとっては体調をよくするのでメリットが大きいのですが、無脳症の原因に対しての予防対策として一番おすすめなのは葉酸の摂取です!

先天性異常の発症率に対しての有効性のデータが海外でも国内でもはっきりでていることが一番の理由です。

それぞれの項目についてもっと詳しくみてみましょう。

1.葉酸を摂取する


無脳症予防で誰でもすぐにできて、効果が高いと期待される方法が妊娠前・妊娠初期の葉酸摂取です!

実は、妊娠前・妊娠初期の葉酸摂取は世界中で推奨されています。

実際に葉酸摂取を推奨している国を具体的にみてみましょう。

妊娠を計画している女性に葉酸摂取を推奨している国
 オーストリア(1994年)
 中国(1993年)
 アイルランド(1993年)
 ニュージーランド(1993年)
 オランダ(1993年)
 英国(1993年)
すべての女性に葉酸摂取を推奨している国
 アメリカ(1992年)
 カナダ(1993年)
 ノルウェー(1993年)
 南アフリカ(1993年)
サプリメントから葉酸摂取を推奨している国
オーストリア・カナダ・中国・ニュージーランド・南アフリカ・オランダ・英国・アメリカ など

日本においても2000年から厚生労働省で葉酸摂取の項目を母子手帳の中にも加え、妊娠前・妊娠初期の女性の葉酸摂取の推奨をおこなっています。

日本の厚生労働省もそうですが、世界の国でも葉酸摂取といっても、食品からだけでなくサプリメントから摂取するように推奨している国も数多いです。

これは葉酸サプリメントに含まれる合成葉酸(モノグルタミン酸型葉酸)の吸収率が80%と高く、リスクが大きい時期に効率的に葉酸を摂取することができるからです。

なので、無脳症を含む神経管閉鎖障害のリスクを低減するためにも葉酸を摂取すること、特に葉酸サプリメントの摂取は一番簡単にはじめられ、効果が期待されるといえます。

実際にオンナの教科書では全部で9種類の葉酸サプリの成分を徹底的に分析して、最もおすすめな葉酸サプリをランキング形式にて紹介しています。以下より見れますので、ぜひ見てみてくださいね!

2.ビタミンAの過剰摂取を避ける


ビタミンAのレチノールは過剰摂取で、奇形児になる確率があがるという報告があります。無脳症を含む先天性異常のリスクを避けるためにも、ビタミンAのレチノールには気をつけましょう。

特に、ビタミンAでも、無脳症を含む先天性異常の予防対策として注意をしなければならないのは「レチノール」というビタミンAです。

妊娠初期までにビタミンA(レチノール)を過剰摂取することで、お腹の中の胎児の耳の奇形をはじめ、奇形児になる恐れがあるという報告があります。 

ビタミンAは栄養素の総称のことで、大きく分けると「レチノール」と「カロテン」に分けられます。

「レチノール」と「カロテン」
  • ビタミンAの「カロテン」厚生労働省が摂取を推奨している
  • ビタミンAの「レチノール」妊娠初期までに避けるべきとされている

「レチノール」が注意すべきビタミンであるのは、脂溶性ビタミンであるため吸収率がよく、過剰に摂取されると体内に蓄積されてしまうからです。

一方、「カロテン」は水溶性なので、必要量を超えたものは対外へ排出されます。なので、体内に蓄積されることはないですし、栄養素として妊娠期に必要な成分となります!

ビタミンAは葉酸サプリにもよく含まれていますが、葉酸サプリのビタミンAはたいていカロテンのほうが多いです。

ですが、妊娠前、妊娠初期に飲むサプリメントにビタミンAのレチノールが含まれていないかよく注意をしてください。

もし心配なようでしたら、当サイトでご紹介する葉酸サプリに含まれるビタミンAはすべてカロテンです。ぜひ参考になさってください。

3.アルコールを飲まない


アルコールの好きな人にはつらいことかもしれませんが、妊娠中でのアルコールは胎児に良い影響をあたえないことが分かっています。

アルコールはお母さんの胎盤から胎児まで届いてしまうからです。アルコールによる胎児の影響は「胎児性アルコール症候群」とよばれます。

胎児性アルコール症候群の症状
  • 生まれたときに低体重である、低身長になってしまう。
  • 頭囲が小さくなる、顔面が形成不全や奇形となる
  • 歩行困難 難聴

厚生労働省でも飲酒による異常のうち、妊娠初期のアルコールが胎児の奇形のおそれの原因の1つとなっていると注意を促しています。

このように、アルコールの影響で胎児の発達を妨げられることは研究で明らかとなっていて、妊娠期のアルコールは避けるべきは定説になっています。

妊娠を計画しているとき、妊娠時はアルコールを控えましょう。

4.薬の服用を避ける


妊娠中は一般的に薬の服用は医師と相談の上とされます。それは自己判断で飲んで胎児に影響を与えてしまう薬もあるためです。

多くはないですが、薬の中にも催奇形性(おなかの赤ちゃんに奇形を作る作用)のリスクがある薬が存在します。

薬を飲んだことで必ずしも奇形性を引き起こすわけではありませんが、できれば避けておきたいものです。

催奇形性のある薬の影響で実際に催奇形性が生じた場合には、奇形に生まれる確率が2~3%上昇するといわれています。

やはり妊娠中・妊娠を計画している段階での薬は避けるにこしたことがないでしょう。

なので基本的に妊娠中・妊娠の計画段階で薬を飲むときは主治医に相談するのがよいです。

特に、てんかんなど継続した薬の治療が必要な方は相談の上、服用を続けるかどうかを判断することで奇形のリスクを減らすことができるので。

5.たばこを吸わない(喫煙をしない/禁煙)


妊婦の喫煙と胎児の奇形との関連については、多数の研究があります。妊娠前・妊娠中の喫煙と無脳症などの先天性異常との関連性があるという結果の研究です。

妊娠に気づいてから禁煙したとしても、胎児の重要な器官が形成される胚芽期(妊娠第3~8週)が過ぎていることが多いのでたばこによる健康被害を与えることになります。

たばこは水頭症・無脳症・二分脊椎・口唇口蓋裂・心室中隔欠損・尿路奇形などの奇形の原因となる可能性となることが明らかになってきています。

妊娠して喫煙していたならその確率はなお高くなります。

また、たばこの煙には有害物質が多く含まれています。これらの煙中の有害物質の影響で、胎児が低酸素状態となることが分かっています。

喫煙者の妊婦の子供の出生体重は平均200g少なく、低出生体重児が生まれる頻度は約2倍高いことが報告されています。

また妊婦の喫煙により、自然流産の発生率は約2倍、早産率は約1.5倍、周産期死亡率は約1.4倍高くなるといわれています。

また、アルコールとたばこの両方が加わることで脳の異常形成が増強されることが動物実験で確認されています。

これらのことからもたばこを吸わない、禁煙することが無脳症を含む先天性異常を避ける大きな対策となることがわかります。

妊娠してから禁煙をしても遅いケースも多いので、妊娠を考えたい場合は前もって禁煙しておくのがベストです。

自力での禁煙が難しい場合には、医療機関の禁煙外来で相談するのもよいでしょう。

また、受動喫煙によっても同様のリスクがありますので、パートナーや同居家族にも禁煙を促すとよいです。

6.母体が感染症にかからない予防をする


妊娠女性は感染症にかからない予防をしっかりすることが大切です。

母体が感染症にかかると、感染症によるウィルスで先天性異常の障害を引き起こす可能性があるからです。

感染症もいろいろあり、実際に先天性異常につながるものがいくつかあります。

ジカウィルス感染症
日本ではみられないウィルスでアジア・アフリカ・中南米の熱帯亜熱帯地域で流行する

妊娠中の女性が感染すると、母体から体内にジカウィルスが感染し、小頭症などの先天性障害を起こすことがあることが分かっています。

サイトメガロウィルス
妊婦が感染すると胎児へウィルス菌がいってしまう。
・胎児が肝脾腫・肝機能異常,小頭症・水頭症・脳内石灰化,紫斑・血小板減少,貧血・黄疸,網膜症・白内障などの症状がでてしまう。
・接触感染で感染しやすいので、妊娠の可能性があるときはサイトメガロウィルスの発生が多い地域は避けるのが無難
風疹
母体がかかる感染症で一番かかる確率がある

風疹にかかると重複奇形といって複数の奇形が発見される確率が高くなるといわれています。

風疹に罹った時期とも関連するといわれていて、妊娠時期が早ければ早いほど重症度があがるとされています。 

大泉門拡大・白内障・小眼球症・先天性心疾患・血小板減少性紫斑病・骨病変・全身リンパ節腫大・軽性四肢まひ など。

これら以外にも感染症のウィルスは数万単位で存在するので、すべてを把握しきるのは不可能です。

妊娠を計画しているときの注意点
  • 妊娠中は感染症が流行している場所へ行かない
  • 手洗いや消毒をしっかりする
  • 自身の体の栄養状態をよくして免疫力を高める

これらの工夫をすることで、感染する確率を大きく減らすことができます。

そのためには栄養状態をしっかりすること。そう思うと、ここでも葉酸サプリメントが有効になってきます。

7.母体の糖尿病、高血圧症などの生活習慣病を改善する

母親の生活習慣病と無脳症など先天性異常の発生とのかかわりでは、妊娠前に糖尿病を持っていた場合、妊娠初期の血糖コントロール不良により先天奇形および流産の頻度が増加するというデータがあります。

そのため、妊娠前から糖尿病を持つ方は、妊娠前からの厳格な血糖管理をすることが大切です。

またこの血糖管理によって先天奇形および流産のリスクを避けることができるともいわれています。

母体の生活習慣病を妊娠前に治療することは簡単なことではないかもしれません。

この治療による栄養や運動で整えたからだのコントロールが先天性異常のリスクを下げるだけでなく、その後の様々な妊婦本人と赤ちゃんへの影響をよいものとしてくれることは確かです。

手軽な方法ではありませんが、できたときに返ってくるものが多いのがこの方法です。 

無脳症の予防の対策として一番はよいのが葉酸摂取!


これまでいくつかの無脳症の予防方法をみてきました。

どれも取り組むことで妊婦さん自身の体に良い影響しか与えないものばかりですが、無脳症を含む先天性異常の予防の点で一番おすすめはやはり葉酸摂取です。

しかも、葉酸サプリでの葉酸摂取をおすすめします。

厚生労働省による葉酸サプリの推奨は2000年からはじまりました。

しかし、2017年6月日本先天異常学会から日本産科婦人科学会に対して再度、葉酸摂取に関する依頼声明文が出されています。

現在わが国の女性の葉酸サプリメントの摂取率は10-20%に留まり、神経管閉鎖障害の発生率は低下していません。

葉酸サプリメントの摂取により神経管閉鎖障害の発生リスクを減らしましょう。

葉酸サプリが無脳症を含む神経管閉鎖障害の発生リスクを下げることはここまで強く推奨されてきています。

妊娠を考える女性、妊娠中の女性は葉酸サプリ摂取をぜひおさえておきたいところです。

無脳症の予防のために葉酸サプリを選ぶ大切な3つのポイント!


葉酸サプリもたくさん種類がありますが、無脳症を予防するためにも、妊婦さんに安全で有効性の高い葉酸サプリを選ぶ3つのポイントとその理由をご紹介しましょう。

1.合成葉酸(モノグルタミン酸型)が400㎍入っている。

無脳症の予防を考えるなら、1日にモノグルタミン酸型の葉酸400μgを摂取できるのを選びましょう。

厚生労働省や日本先天異常学会が妊娠前・妊娠初期に推奨する葉酸は合成葉酸(モノグルタミン酸型)の葉酸です。

これはモノグルタミン酸型の葉酸の体内での吸収率が80%と高いことが理由です。

(対して食事などから摂取できるポリグルタミン酸型葉酸の吸収率は50%程度)

また、妊娠前、妊娠初期の女性の推奨必要葉酸摂取量1日400μgです。

葉酸が水溶性ビタミンで使われなかった分が流れてしまう性質を考えると、葉酸サプリはで400μg摂取できるものを選んでおくことはとても大切です。

2.添加物が少なく、自然素材、高品質な安全素材でできている葉酸サプリを選ぶ

葉酸サプリの成分はすべて胎児に届きます。まっさらで汚染されていない胎児に添加物や粗悪な化学物質を送ってしまうことは避けたいです。

食品添加物や粗悪な化学物質がからだに悪影響を及ぼすことは明らかになっています。

なので、赤ちゃんの体づくりのためにも葉酸サプリも添加物がない・自然素材・高品質な安全素材でできているものをきちんと選びましょう。

3.ビタミン群など栄養素が多いもの、ビタミンAはカロテンのみ入っているものを選ぶ!

葉酸サプリの中に、葉酸以外のビタミン群が多いものを選びましょう!

葉酸はビタミンB12やビタミンCがあるとより吸収率がよく、効果的に体内で造血などの作用の働きをしてくれることが分かっているからです。

また、妊娠期には鉄分、カルシウム、ビタミンB群といった成分は通常よりも摂取量が必要とされ、これらの栄養素がしっかり体の中にあると妊婦さん自身の体も楽で、元気でいられます。

また、葉酸サプリに含まれるビタミンAはカロテンかどうかもしっかりチェックしましょう。

レチノールだとかえって無脳症になる確率をあげてしまうので特にここは気をつけましょう。

当サイトでご紹介している葉酸サプリはこの条件をすべて満たしているものばかりです。なので安心してご覧になさってくださいませ。

妊活中・妊娠初期におすすめ葉酸サプリランキング

以下では、無脳症を含めた先天性異常を防ぐために妊活中・妊娠初期におすすめできる葉酸サプリをランキングにしました。

実際にオンナの教科書の編集部でこれらの「葉酸サプリ」を使ってみています。

含まれている成分はもちろん、安全度が高く、つわり期にも有効で飲みやすいものを料金も含め総合的に比較していますのでぜひ参考にしてみてください。

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【通常】4,580円
総合評価
主成分 酵母(ビタミンB6含有)、貝カルシウム、ヘム鉄(豚由来)
【編集部のコメント】
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総合評価
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【編集部のコメント】
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ただ、葉酸がポリグルタミン酸型なので、吸収率が若干落ちてしまいます。その分、ビタミンB12をしっかり配合することでカバーしていますが、妊娠初期だけは食物からの葉酸摂取に特に気をつけたほうがより安心です。

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また、厚生労働省が妊婦さんの基準としている、葉酸・鉄・カルシウム・ビタミンB群・ビタミンc・亜鉛・マグネシウムといったミネラル分をほぼカバーしています。ビタミンAもカロテンです。

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無脳症を予防するために飲む葉酸サプリとして十分な充実度になっています。

また、ベルタ葉酸には気軽に相談できるサポートがついているので、葉酸以外の妊娠生活で気になることなどをベテランのサポーターの方に相談できるのも強味です。

まとめ

無脳症の発生原因については未解明のところが多いのは事実です。

ですが、妊娠を考える女性・妊婦さん自身が母体の状態をよくすることで先天性疾患のリスクが下げられることも研究で分かってきていることも確かです。

あなたが妊娠前、妊娠中であるならできることをしておくことで無脳症のリスクを下げられるかもしれません。

妊娠前からの準備が一番効果的です。できることを1つでも2つでもしておきましょう。

※無脳症の診断をうけてこのページへたどりつかれた方へ
無脳症の診断をうけたからといってあなたのこれまでの行動に否があったというわけでもないことも明らかなことです。

まだまだ無脳症や先天性疾患に関しては原因が未解明の分野ですので。原因は特定できないのです。

無脳症は同じ妊婦で再発率が4%程度であり、繰り返すことが高くないことも研究で分かってきています。

考えはいろいろかと思いますが、未来をみつめて希望をもっていただけたらと思わずにいられないです。

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