【1割は病気】生臭い・すっぱいなど赤ちゃんの口臭8つの原因と対策

赤ちゃんの口臭
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赤ちゃんの口から臭いがするようになってしまった
まだ赤ちゃんなのに、すっぱいような口臭がする

そんなとき「赤ちゃんなのに?」とか「病気か!?」と不安になってしまうことがあるかもしれません。でも、赤ちゃんも大人と同じで、口臭がすることはあります。

オンナの教科書では赤ちゃんの口からニオイがする場合に考えられる原因と対策をご案内します。赤ちゃんの口臭が気になるときは、まず、ここでご案内する対策を試してみてくださいね。

赤ちゃんの口臭が「酸っぱいとき」に考えられる原因と対策


口臭の種類には様々なものがありますが、赤ちゃんの場合、「酸っぱい」臭いがすることがあります。「酸っぱい」臭いとは、ヨーグルトのような、酸味の強い臭いです。この原因は2つあり、その原因ごとに対策が異なりますので、しっかりと見極めましょう。

原因が「口の中の汚れ」のケース

赤ちゃんの口からヨーグルトのような酸味のある臭いがするとき、まず原因として考えられるのは「口の中の汚れ」です。

母乳を与えられている赤ちゃんの場合、口の中に母乳が残っていると、ヨーグルトのような臭いがする場合があります。まだ歯がまったく生えていない場合は、食事のあと、口の中を水やお茶で洗って汚れを落とします。

歯が生えている場合は、食事のあとに歯磨きを行います。

原因が「舌苔(ぜったい)」のケース

次に原因として考えられるのは舌苔(ぜったい)です。

舌苔とは、本来ピンク色をしているはずの舌が、口の中の汚れによって白っぽくなることです。赤ちゃんの場合は、唾液によって洗い流されるはずの母乳やミルクの成分が舌に残ったものです。

この対策は、舌に付いたミルクや離乳食などの成分を取り除くことです。赤ちゃんの舌を水で濡らし、軽く絞ったガーゼで優しくなぞるようにして拭きましょう。乾いた布を使ったり、強く拭いたりすると、舌を傷付けてしまうおそれがあるため注意が必要です。赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ拭き取りましょう。

赤ちゃんの口臭が「生臭いとき」に考えられる原因と対策


酸っぱい臭いに次いで赤ちゃんに多いと口臭が、何かが腐ったような生臭いニオイです。

生臭い口臭の原因は3つあります。その対策と合わせてご案内します。

原因が「虫歯」のケース

赤ちゃんの口臭が生臭い場合の原因で最も多いのは虫歯です。

歯が生え始めてからは、赤ちゃんや小さな子供でも大人と同じように虫歯になる可能性があります。そして虫歯が進行すると、口臭が生臭くなる場合があります。虫歯の対策は大人と同じで、歯科医での治療が必要です。

予防策としては、赤ちゃんの歯が生え始めたら、ガーゼや歯ブラシなどを使い、食後に歯磨きをすることです。忙しい毎日ですが、できるだけのことをしていきましょう。

原因が「鼻や喉の炎症・化膿」のケース

風邪や鼻炎、アレルギーなどで、鼻や喉に炎症や化膿が起きている場合も、口臭が生臭くなることがあります。この場合は、病院を受診しましょう。症状が落ち着くことによって口臭も改善します。

原因が「口の中の乾燥」のケース

口の中が乾燥すると、口臭が発生することがあります。口の中が乾燥しやすいのは、鼻づまりなどによる口呼吸や寝起き時、睡眠不足の時です。

そのメカニズムは次の通りです。

  • 口呼吸をするようになると、口の中が乾燥し、唾液が減る
  • 殺菌作用のある唾液が減ったり無くなったりすると、口の中に細菌が繁殖しやすくなる
  • 口内の細菌が活動をする際にニオイの原因となる物質を出す

加えて、口呼吸で口が開きっぱなしになると、呼吸のたびに口の中の臭いが出てきてしまいます。口の中の乾燥が原因の場合、対策としては次のことが考えられます。

  • 鼻づまり場合は、鼻づまりのの解消
  • 寝起きの場合は、口内に水分を与える
  • 睡眠不足の場合は、睡眠をしっかり取る

口の中の乾燥の原因が何かを把握して、適切な対応を取りましょう。

赤ちゃんの口臭が酷いときは病気の可能性も


赤ちゃんの口臭は、約90パーセント以上が口の中が原因といわれていますので、口の中のケアをすればほとんどの場合が解消されます。毎日きちんと食事ができて、泣いたり笑ったりと元気があれば、口臭の原因が病気の可能性は低いです。でも、残りの約10%は、病気が原因で口臭が発生してしまうのです。

ここからは病気が原因の口臭についてお伝えします。

原因が「扁桃腺、蓄膿症、副鼻腔炎など」のケース

扁桃腺、蓄膿症、副鼻腔炎などの場合も、口臭が発生することがあります。

これらの病気になると、症状に伴って、口臭が徐々に強くなるのが特徴です。風邪ではないのに鼻の調子が悪く口臭があるなら、扁桃腺や蓄膿症、副鼻腔炎になっている可能性があります。この場合は、耳鼻科で相談してみましょう。

原因が「糖尿病」のケース

小さな子供でも、不摂生によって糖尿病にかかってしまうことがあります。また、まれに生まれつき(先天的に)糖尿病という赤ちゃんもいます。糖尿病の場合は、口臭が甘酸っぱい臭いになるのが特徴です。糖尿病の場合、放置していると症状が悪化する可能性あります。

赤ちゃんの口臭が甘酸っぱい場合は、早急に病院での治療が必要です。

原因が「便秘」のケース

大人と同じように、赤ちゃんも便秘をすることがあります。

便秘をすると、腸の中に便が溜まりガスが発生します。そのガスが全身をめぐって肺にたどり着き、口呼吸の際に吐き出されると、ウンチようなオナラのようなニオイがします。赤ちゃんの便秘の原因は、水分の摂取が少なかったり、食物繊維が不足したりすることです。

もしも便の回数が減っていて口臭がすると感じた場合は、こまめに水分補給をしたり、繊維質のある食べ物を与えるようにしましょう。

まとめ


赤ちゃんのお世話をするときは、顔を近付けることが多くなります。そのため、大人よりも口臭が気になりやすいものです。しかし、赤ちゃんの口臭は、ほとんどが毎日の小さなケアによって、予防したり、解決したりできるものとなっています。

赤ちゃんの口臭が気になるときは、まず、

・ミルクや離乳食の残りを取り除く
・乾燥を防ぐ
・水分補給をする

などのケアをしてみましょう。

なお、

・原因に心あたりがなく、対策をしても口臭がおさまらない
・口臭以外にも症状がある

という場合は、早めに病院を受診してみることをおすすめします。

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