ドラッグストアやスーパー、コンビニなどどこでも手に入るヘアカラーなどの白髪染め商品。
大手ドラッグストアのマツモトキヨシの公式サイトには2018年現在、618種類もの白髪染めカラーリング商品の取り扱いがあります。(同商品の別のカラーは別商品としてカウント)
そんな中から自分に一番の白髪染めを見つけるなんて、そう簡単じゃないですよね?
-
- 今使っている白髪染めが良いものか分からない
- 自分に合っている白髪染めの選び方や商品が知りたい
今回のオンナの教科書では、上のような悩みをもっている人の参考になるように、人気があり口コミも好評な白髪染めをランキング形式で紹介します。
白髪染めを選ぶ上で最低限知っておきたい選び方のポイントもお伝えします。
お店で白髪染めを買う時、いつもどれにしようか迷ってしまう人はぜひ参考にしてください!
目次
市販の白髪染めでおすすめできるもの、できないもの
白髪染めを選ぶ予備知識として、白髪染めの種類を知っておくと選びやすいです。
そこで、白髪染めの種類とそれぞれのメリット・デメリットについて簡単に表にまとめました。
白髪染めの種類とそれぞれのメリット・デメリット
種類 | 商品例 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
ヘアカラー(クリームタイプ) | ☑1回でしっかり染まる ☑どんな髪質でも染まりやすい |
☑傷みやすくパサパサになりやすい ☑使われている成分に発がん性やアレルギー発症のおそれがある |
|
ヘアカラー(泡タイプ) | ☑1回でしっかり染まる ☑不器用でも髪全体を染めやすい |
☑使われている成分に発がん性やアレルギー発症のおそれがある ☑根本と毛先の明度差はカバーできない |
|
ヘアカラー(ノンジアミン) | ☑ジアミンアレルギーの人でも使える ☑ヘアカラーが使えない人の代替品として使える |
☑鉄の臭いが気になる人が多い ☑ヘアマニキュア、カラートリートメントほどツヤが出ない |
|
ヘアマニキュア | ☑キューティクルを広げないから髪にやさしい ☑1回の使用で比較的しっかり色が入る |
☑ヘアカラーより色落ちしやすい ☑キューティクルがはがれ髪がガサガサになりやすい |
|
ヘアカラートリートメント | ヘアカラートリートメント |
☑染め上がりがサラツヤになる ☑いかにも白髪染めしたという感じにならない |
☑ヘアカラーより色落ちしやすい ☑完全に染まるまで日数が必要 |
一番多く販売されている2剤式ヘアカラー(酸化染毛剤)は基本的におすすめできません
市販のヘアカラー商品の多くが1剤の酸化染料と2剤の過酸化水素を混ぜ合わせて使う商品です。
2剤式ヘアカラーは、もっともお手軽な商品で誰でも簡単にすぐに白髪を染めることができるのがメリットですが、「誰でも染まる」ということはその分デメリットもあります。
染まりにくい髪質の人でも簡単に染まるよう刺激の強い成分がもっとも多く含まれているのです。
特にパラフェニレンジアミン等「ジアミン」がつく成分にアレルギー反応を示す利用者も多く、かぶれると時には顔全体が腫れ上がるなど重篤な症状が出ます。
なので、当サイトでは基本的にはヘアカラーはオススメしていません。
ですが、もっとも早く染まり色持ちが良いのもヘアカラーであるため、今も市販の商品の主流はヘアカラーです。
ヘアカラーを継続的に使うことは皮膚に繰り返し薬剤が吸収されることになるため避けたいですが、一日も早く染めたいときだけヘアカラーを使うなど、使い分けるといいでしょう。
ノンジアミンタイプの白髪染めかヘアカラートリートメント(ヘアマニキュア)がおすすめ
売り場の中で商品数は少ないですが、おすすめはノンジアミンタイプのヘアカラーやヘアカラートリートメントです。
しかし、ノンジアミンタイプの白髪染めは流通量が少なく、どちらかというと今はヘアカラートリートメントの人気が出てきています。
髪を染める成分も、HC染料と塩基性染料の組み合わせによりヘアカラーのようにキューティクルを無理やり開くことなく、やさしく髪を染められる特長があります。
ヘアカラートリートメントおすすめTOP1
市販の白髪染めでもっともおすすめな種類は、ヘアカラートリートメントです。
ヘアカラートリートメントのランキングは下記の記事にまとめましたので、ぜひチェックしてみてください。
上記の記事中の1位は「利尻ヘアカラートリートメント」です。
しかし、現状はドラッグストアでの取り扱いはヘアカラーが主流で、ヘアカラートリートメントの商品は以前よりメジャーにはなってきたものの、まだまだ取り扱っている店舗が少ないです。
大型のドラッグストアでも取扱いがあったりなかったりします。
お近くに売っている店舗がない…という人はネットでお得な価格で購入できますので、公式オンラインショップ等を利用するといいでしょう。
【とにかく早く染めたい】市販の白髪染めヘアカラーランキング
基本的には刺激性の強い成分を含む2剤式ヘアカラーはおすすめしないのですが、状況によってはすぐにでも白髪を完全にカバーしなければいけない状況があると思います。
時間がない、ヘアサロンにも行く暇がない、という場合には、やはり即効性の面で2剤式ヘアカラー(酸化染毛剤)を使う方が染まり具合に満足できると思います。
市販のヘアカラーを使用する場合でも、トリートメント成分や修復成分はチェックしておきたいですし、発色等の仕上がりが良い商品を選びたいですよね?コスト面も気になるところ。
なので、下記の基準で市販の白髪染めランキングを作りました。
- ヘアカラーランキングで重視したポイント
-
- 価格・コスパ
- カラー展開
- 染まり
- 色持ち
- 口コミ内容
ヘアカラーランキングTOP3
ウエラトーン2+1 白髪染め クリームタイプ
アットコスメ1位!ミクロ色素で内部まで深くリッチに色づくヘアカラー
アボカド油、ホホバ油、ヒマワリ油、3つのトリートメント成分を配合し、髪に輝きを与えます。薬剤は使う量を調整できるからコスパも良く、色持ちの良さも6週間とピカイチです。
amazon価格 | 1,254円 |
---|---|
毛髪補修成分 | ホホバ油(毛髪保護成分)、アボカド油(毛髪保護成分)、ヒマワリ油(毛髪保護成分) |
カラー展開 | 24種類 |
ヘアカラーは他の種類よりカラー展開が豊富で、特にウエラトーンは24種類もの髪色から選べます。口コミもカラーバリエーションが豊富な点や発色が良い点、指通りがサラサラになる点が評判です。
花王 ブローネ 泡カラー
泡をもみこむだけでムラなく簡単に染まる
毎回全体染めをする人、面倒なことは嫌いな人におすすめの泡タイプ。パワフルな密着泡にシルクエッセンス等の毛髪保護成分を配合し、手間なくしっとりした質感に染め上げます。
amazon価格 | 698円 |
---|---|
毛髪補修成分 | ローヤルゼリーエキス(うるおい成分)、シルクエッセンス(毛髪保護成分)、軟質ラノリン脂肪酸(キューティクルケア) |
カラー展開 | 24種類 |
泡タイプの白髪染めの中で各サイトで断トツ人気だった商品がこのブローネ泡カラー。何といっても簡単なのが人気の理由で、簡単に高発色を実現し色落ちもしにくい点が評価されています。
サイオス オレオクリーム 白髪染め 2A
プロのスタイリストが開発!サロン品質のサイオス
ピュアオイルを使用したサロン品質のヘアカラー。白髪染めに“オイル美容”の新発想を取り入れることで、白髪・黒髪を染めると同時に髪のまとまりが良くなり、ツヤが出てキューティクルのある健全な髪に仕上がります。オイルを配合することで乾燥・熱などの刺激から髪を守る効果もあります。
amazon価格 | 964円 |
---|---|
毛髪補修成分 | 色持ち成分:タウリン、テアニン 天然由来ツヤオイル:シアバター、ホホバオイル、オリーブオイル |
カラー展開 | 11種類 |
輝くオイルのパッケージが印象的なサロン品質サイオスの人気商品。上の2商品よりは口コミが少ないですが「もうこれしか使えない」という声もあがっていて髪にツヤを出したい人にオススメな商品です。
【目的別】市販の白髪染め 選び方のポイントとおすすめ商品
目的に応じた市販の白髪染めの選び方のポイントをお伝えします。
一度で確実に染めたい
一度で確実に白髪を染めたい人には、ヘアカラー(酸化染毛剤)を使用するのが確実です。
ただし、ジアミン等のアレルギーを持っていない人に限ります。ヘアカラーの薬剤によるアレルギーは強烈で、蓄積された経皮毒である日突然アレルギーを発症し、顔全体がブクブクと腫れ上がるおそれもあります。
使用前にパッチテストは必ず行って、使用はどうしてもすぐ染めたいときだけにするなど調整したいところです。
不器用でも失敗しない白髪染めを探している
自分でムラなく染める自信がなくて全体を均一に染めたい人には、泡タイプの白髪染めをおすすめします。
私が泡タイプの白髪染めを実際に試して、使用感がよかった「クロエベール」という商品を下記の記事で紹介しています。
「クロエベール」は上記で紹介した「ブローネ泡カラー」とは異なり、染料がヘアカラートリートメントと同じ成分なのもポイントです。
一回染めた後、色落ちしにくく長持ちする商品を探している
白髪染め後の髪色が長持ちする商品をお探しなら、ウエラトーンツープラスワンがオススメです。
公式サイトの説明にも6週間色持ちする旨の記載があります。
なるべく髪や頭皮を傷めたくないし、人にも白髪染めしたことを気づかれたくない
髪や頭皮を傷めたくない人には、ヘアカラートリートメントの使用をおすすめします。
当サイトの下記の記事で白髪染めヘアカラートリートメントのランキングを公開しているので参考にしてください。
市販の白髪染めの選び方についてよくある質問
- カラーはどのようにして選べばいいですか?
- 髪質によってカラーを選び分けることをおすすめします。
硬めの髪の人・・・薬剤が浸透しにくいので明るく染めるときは明るめのトーン、暗めに染めるときは暗めのトーンを選びます。
柔らかめの髪の人・・・薬剤が浸透しやすいので明るく染める場合は明るすぎないトーン、暗めに染めるときは暗すぎないトーンを選びます。
- 男性用と女性用の白髪染めに違いはありますか?
- 実は白髪染めは男性用、女性用で大きな差はありません。主な違いですが、女性用の方がカラーが豊富で香りをつけているものも多い傾向があり、男性用は無香料タイプが多いです。髪を染める役割に関しては、特に違いはありませんのでどちらを選んでもOKです。
今回のオンナの教科書では、市販の白髪染めでおすすめできる商品を紹介しました。
最近ドラッグストアでも少しずつヘアカラートリートメントの取り扱いの店舗も増えてきています。
ですが、今も主流はヘアカラーなのでどうしても目が行くのはヘアカラー(酸化染毛剤)の方かと思います。
ヘアカラーの薬剤を繰り返し塗布することでアレルギー発症等の健康リスクが高まるのが心配です。
なるべくヘアカラーを常用するのは避け、「どうしても明日までに染めたい!」といった時に限定することをおすすめします。
白髪染めは状況に応じて、最適なものを使い分けてくださいね。