「ポリリン酸ホワイトニング」という言葉を耳にすることが最近では増えて来ました。
従来のホワイトニングに比べて「痛みが少ない」「3倍の効果がある」と言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
今回はポリリン酸ホワイトニングをするか考えている人へ向けて
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- ポリリン酸ホワイトニングの特徴やデメリット
- ポリリン酸ホワイトニングの効果
- 従来のホワイトニングとなにが違うのか?
- 施術の流れ
など初めに気になることの多い大切な部分についてお伝えしていきます!
それではどうぞ♪
目次
ポリリン酸ホワイトニングってなに?特徴・効果とは
そもそも「ポリリン酸ホワイトニング」とはなんなのでしょうか?
まずざっくりと説明すると、ポリリン酸ホワイトニングは従来のホワイトニングで用いられる「過酸化水素」にポリリン酸ナトリウムを混ぜたものを使い施術するホワイトニングです。
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- ポリリン酸ナトリウムってなんなのか?
- またポリリン酸ホワイトニングの特徴やメリットデメリットはなんなのか?
をこれから詳しく見ていきましょう!
ポリリン酸ナトリウムってなに?
「ポリリン酸ナトリウム」はポリリン酸の一種です。
生き物の体内に存在する「生体高分子成分」なので安全性が高く、偏食防止用などの食品添加物として認可されています。
歯科医院の場合は、歯石防止のための薬用歯磨き粉の原料になっていたり、歯周病治療などに用いられたりと、口内環境を改善するために主に使用されているんです。
ポリリン酸ホワイトニングの主な特徴・効果とは?
- ポリリン酸ホワイトニングの主な4つの特徴
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- 歯の着色汚れを落とすのが主な作用。
- 歯の表面をコーティングするのでステインや歯石の防止になる。
- 安価で知覚過敏が出づらく施術中の痛みが少ない。
- 施術後は着色しにくい。
ポリリン酸ホワイトニングの主な特徴は上記4つです。
にあり、さらに歯の表面をコーティングして歯質をより強化して歯石やステインが沈着するのを防いでくれます。
ホワイトニングの時に同時進行でコーティングされていくため
でしょう。また歯の表面がコーティングされることにより、施術後は着色しにくくなる効果も期待できるんです。
ですが、一回の施術で目標の白さになることは少ないです。
個人差はありますが、効果が現れるのにはだいたい1回の来院につき数回繰り返したり、しばらく定期的に通院するなどして施術を受ける必要があります。
ポリリン酸ホワイトニングのメリットデメリットとは?
ポリリン酸ホワイトニングのメリットとデメリットは下記になります。ぜひ参考にして見てください。
ポリリン酸ホワイトニングの4つのデメリット
ポリリン酸ホワイトニングには主に4つのデメリットがあります。
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- 全ての歯科医院で施術が行われているわけではない。
- 従来のホワイトニングに比べて効果が弱い。
- 回数を重ねるのに比例して効果が上がるわけではない。
- エスティックサロンで行われるものはそもそもホワイトニングではない。
ポリリン酸ホワイトニングの5つのメリット
ポリリン酸ホワイトニングには主に5つのメリットがあります。
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- 高い安全性がある。
- 施術時間が短時間。
- 費用が比較的リーズナブル。
- 飲食に気を使う必要がない。
- 立体感のある自然な白さの歯になる。
ポリリン酸ホワイトニングをオススメできる人
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- 歯の黄ばみが気になり始めてる人
- 営業など人前でお仕事をされる人
- 口元をいつまでも若々しい印象にしたい人
- タバコのヤニやコーヒー・ワインによる着色がきになる人
ポリリン酸を使うのと従来のと、どちらホワイトニングのほうがいいの?
ここまでポリリン酸ホワイトニングについて特徴やデメリットなどを紹介してきました。
ただ、ポリリン酸ホワイトニングをするかどうか判断するには、従来のホワイトニングとの違いとはどんなところなのか?が気になってきますよね。
ここでは従来のホワイトニングとポリリン酸ホワイトニングの違いをまとめていきます。
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- 仕上がりのナチュラルな透明感
- 根元までホワイトニングできる
- コーティングによる歯が守られる様々な効果
- 間隔を開ける必要がなく1日に複数回施術できる
- 痛みが少ない
- 食事制限の必要がない
- 費用が低価格
では、それぞれを見ていきましょう!
①仕上がりのナチュラルな透明感
従来のホワイトニングの場合、薬液にる着色を行うため歯を白くすることはできるものの、透明感はそれほどありません。
それに対し、ポリリン酸ホワイトニングの場合は「プラチナナノコロイド」の効果で
なんです。②根元までホワイトニングできる
ポリリン酸ホワイトニングの場合、従来の方法のように歯茎を保護する必要がありません。なので
③コーティングによる歯が守られる様々な効果
従来のホワイトニングでは施術の後は、歯面を強化する必要があるためフッ素やMIペーストを塗布する必要があります。
これをする必要がないのがポリリン酸ホワイトニングです。歯の表面がコーティングされるので、その時点で後から歯面を強化しなくても大丈夫になるんですね。
ポリリン酸ホワイトニングによってコーティングされることで
んです。④間隔を開ける必要がなく1日に複数回施術できる
ポリリン酸ホワイトニングでは歯の表面が施術によって弱まることがありません。
なので次にまたホワイトニングするのに、従来のホワイトニングのように期間を2、3週間開ける必要がなく、
んです。もし短期間で歯を白くしたいという場合には、施術回数の制限がなく、時間を短縮できるポリリン酸ホワイトニングはオススメです。
⑤痛みが少ない
従来のホワイトニングでは、歯にヒビなどがあると、薬剤によって知覚過敏などが引き起こされ、しみるなどの痛みが出るケースは珍しくありません。
一方、
ただ、薬剤との相性など、治療した結果については個人差があるので、自分に会う方法を選ぶと良いでしょう。
⑥食事制限の必要がない
従来のホワイトニングでは施術後の歯が着色しやすい状態になるので、一定時間食事を制限する必要がありますが、
ホワイトニングをしてすぐに、着色しやすい食べ物を食べても特に問題はないんです。
⑦費用が低価格
従来のオフィスホワイトニングなどの場合、高額な施術を複数回行うため費用が数10万円になるケースもありますが、
というメリットがあります。従来のホワイトニングと比べて様々な良い違いがある上でとてもリーズナブルで気軽に歯を白くすることができるようになっています。
ポリリン酸ホワイトニングの施術の流れとは?
ここではポリリン酸ホワイトニングの施術は下記の流れになっています。
- ポリリン酸ホワイトニングの施術の流れ
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- 検査
- クリーニング
- 薬剤を塗る
- 光の照射
- 施術後の色の診断
それぞれを見ていきましょう!
①検査
歯科衛生士さんがまず歯の状態を検査します。
歯にヒビがあるのか?失活歯や被せ物の有無などをチェックしていくんです。
また、シェードガイドを使い歯の色味も調べます。
②クリーニング
ポリリン酸ホワイトニングの専用のジェルで歯の表面のクリーニングを行います。
歯石やコーヒー、ワインなどによる着色汚れ、タバコのヤニの付着などを落としていくんです。
このクリーニングによってホワイトニングの効果が格段に上がると言われています。
また歯の表面を綺麗にする際には消毒も行われます。
③薬剤を塗る
温めて過酸化水素と混ぜ合わせられたポリリン酸の薬剤を塗り、光照射を行います。ポリリン酸を温めるのは、その方がより効果が上がるから。
薬剤を歯の一本一本丁寧に塗っていきます。
ポリリン酸と過酸化水素を混ぜ合わせた薬剤の塗布の所要時間は約2分です。
とても短時間ですよね。
④光の照射
光の照射では、機械にタオルを巻いて熱を分散させないようにして保温します。
約40度のブルーライトを8分間照射したら、薬剤を拭き取り、再び薬剤を塗って光照射をするのを3回繰り返します。
⑤施術後の色の診断
ポリリン酸ホワイトニングの施術をした後は最後に色の診断を行い全て終了になります。
ここまでポリリン酸ホワイトニングの特徴や効果、従来のホワイトニングと違うところ、施術の流れなどを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ポリリン酸ホワイトニングの良いところを把握して自分にあったを方法で納得のいく形で歯を白くしていきましょう♪