歯を白くする方法でまず思い浮かべるのは歯科医院に行き歯医者さんに施術してもらうホワイトニングではないでしょうか?
ただ、高額な費用のかかる歯科のホワイトニングに対してハードルが高く感じてしてまい二の足を踏んでしまう人も少なくありません。
今回の記事では「多少、時間と手間をかけてもいいので大金をかけずに着実に歯を白くしたい!」という方におすすめのセルフホワイトニングについて紹介して行きます!
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- セルフホワイトニングってなんなのか?
- セルフホワイトニングのおすすめアイテムは?
- セルフホワイトニングの効果と注意点は?
- セルフホワイトニングの口コミ
などなど、この記事でセルフホワイトニングの一通りのことがわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
それではどうぞ♪
セルフホワイトニングとは?
そもそもセルフホワイトニングってどんなものなのでしょうか?
ここではセルフホワイトニングの概要や施術の流れ、仕組みやメリットデメリットを見て行きましょう!
セルフホワイトニングの7つの特徴。
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- 医療行為ではない。
- 全て自分で行う。
- 価格が低い。
- 短時間・短期間。
- 安全で安心。
- 痛みがない。
- 自然な白さに仕上がる。
セルフホワイトニングには主に上記の7つの特徴があります。
それぞれ見ていきましょう♪
特徴⑴医療行為ではない。
セルフホワイトニングは医療行為ではありません。
なのでセルフホワイトニング専門店やサロンでは歯医者さんと同じホワイトニングは行なっていないんです。
その理由は国家資格を持つスタッフがいない点にあります。
現在の法律では、お客さんの口の中を触れて洗浄をしたり薬剤を塗ったり、医療機器や薬剤を扱うことは、資格を持っていないとできないんです。
なのでセルフホワイトニングで扱えるのは、医療機器ではないLEDなどの機器や医薬品ではない薬剤となっています。
特徴⑵全て自分で行う。
国家資格を持つスタッフのいないセルフホワイトニングのサロンや専門店では、ホワイトニングは全ての施術工程を自分で行います。
特徴⑶価格が低い。
通常の歯科のホワイトニングと比べるとセルフホワイトニングは安価にホワイトニングをすることができます。
溶液の塗布などを全て自分自身で行うので人件費がかかっていないことと、医療用照射機器などの医療機器が使われていないことが、セルフホワイトニングが安い主な理由です。
初回が3,500円ほどで2回目以降5,000円と行った価格設定が一般的となっています。
ただ、保険不適用で自費治療となることからクリニックや専門店に寄って値段に違いがあるので、その点は事前にチェックしておいた方が良いでしょう。
特徴⑷短時間・短期間。
セルフホワイトニングにかかる時間は一回あたりおよそ30分です。一回目の時点である程度の効果を実感することはできます。
ただ、効果をしっかりと得てそれを持続するためには、初めは1〜2週間に1回くらいのペースで継続し、そのあとは1ヶ月に1度ほどを目安に続けていく必要があります。
実際にどのくらいの期間続ければ、はっきりとした歯を白くすることができるのかは、個人差がありますが、一般的には1ヶ月くらいで効果を実感できる方が多いです。
もし一定期間セルフホワイトニングを続けて、納得でいる白さにできない場合は、プロの歯科医師によるオフィスホワイトニングやホームホワイトニングを試してみると良いでしょう。
特徴⑸安全で安心。
セルフホワイトニングでは自分で施術を行うことに「大丈夫なのかな?」と不安を感じる方もいます。
ただ、
LEDライトについても使用されているのは安全な波長域なので心配する必要はないんです。
特徴⑹痛みがない。
従来に歯科のホワイトニングでは使われる薬剤などの関係で知覚過敏と行ったしみる痛みを感じることがありますが、
なので安心してください。
特徴⑺自然な白さに仕上がる。
セルフホワイトニングは決まった施術回数で行うものではなく、かなり融通が利きます。
セルフホワイトニングの施術の流れとは?
セルフホワイトニングの施術は下記の9つの流れとなっています。
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- カウンセリング
- 歯磨き
- マウスオープナーを自分で装着する
- 溶剤を歯の表面に塗布する
- LEDライトを自分であてる
- ゆすぐなどして薬剤をとる
- 4〜6を何セットか繰り返す
- 歯磨き(歯磨き粉は不要)
- トーンチェック
それぞれ説明して行きますね!
流れ⑴カウンセリング
最初に行うのは施術についての説明を受けることです。
わからないことや悩んでいたり不安に感じていることなどをこのカウンセリングで話すようにしましょう。
セルフホワイトニングを始めるにあたり、サービス内容を確認して問題がなければ、同意書へ著名します。
流れ⑵歯磨き
セルフホワイトニングの施術を始める前に普段通りの歯磨きを、歯磨き粉をつけて行います。
歯の表面や歯の間の汚れを落とすことでセルフホワイトニングの効果を得やすくするためです。
歯磨きをしたら、口をゆすいで歯磨き粉や汚れが残らないように落として、テッシュなどで水分をしっかりと除去します。
流れ⑶マウスオープナーを自分で装着する
歯磨きとトーンチェックが終われば、紙エプロンをつけたり唇の感想を防止する保湿クリームを塗布するなどしてから、マウスオープナーを装着します。
装着はマウスオープナーにあるくぼみ部分を唇に、片側づつ引っ掛けるような形で行いましょう。
流れ⑷溶剤を歯の表面に塗布する
歯茎に溶剤がつかないように葉の表面に均一に塗っていきます。
ムラにならないようにするには、塗られた溶剤の厚みが同じになるように丁寧に塗っていく必要があります。
流れ⑸LEDライトを自分であてる
まず目を光から守るためのアイガードを装着します。
それからスタートボタンを自分で押してLEDライトを当てていきます。時間はだいたい8分間前後となっているサロンが多く、時間が来るとブザーがなって自動的に消灯する仕組みになっているんです。
もし照射中に何か違和感や痛みを感じるようなことがあれば、我慢せずにスタッフの方に相談するようにしてください。
流れ⑹ゆすぐなどして薬剤をとる
LEDライトの照射の後はマウスオープナーを外して、残っている溶剤を落とします。
方法はセルフホワイトニングのサロンや専門店によって、ゆすいだり、歯磨き粉を使わずに歯磨きするだったり、テッシュで吹くだったりで違いがあります。
これで1つのセットが完了です!
流れ⑺4〜6を何セットか繰り返す
大抵のサロンでは、4〜6の流れを何セットか繰り返すのが普通のようです。
場所によって回数に差があるようなので事前に確認しておくとよいでしょう。
流れ⑻歯磨き(歯磨き粉は不要)
口の中に溶液が残らないように、しっかりと自分で歯磨きをします。
もし口内に溶液が残っていると、後々溶液からの刺激によって痛みが発生してしまうことがあるので注意してください。
この歯磨きの際には歯磨き粉は使わなくてOKです!
流れ⑼トーンチェック
セルフホワイトニングの施術を終えたら、サイドシェードガイドで施術前とあとでの色の変化を確認してみましょう♪
セルフホワイトニングの仕組みとは?-光触媒と酸化チタン-
セルフホワイトニングは「光触媒」の作用を利用して行われるもので、溶剤には「酸化チタン」が配合されています。
この光触媒と酸化チタンによるセルフホワイトニングの効果の仕組みを下記にまとめました。
- 光触媒と酸化チタンによるセルフホワイトニングの3つの仕組み
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- 酸化チタンにLEDを当てることでステイン汚れを浮き上がらせる。
- 酸化チタンが歯の表面にコーティングされて汚れが付着しにくくなる。
- 継続することで歯の表面の凹凸を除去してツルツルに。
それでは光触媒と酸化チタンについて見ていきましょう。
光触媒とは?
光触媒は、青色LEDの光(もしくは太陽光)を酸化チタンに当てて発生させる化学反応の1つになります。
この化学反応によって有害物質は水や炭酸ガスに分化して無害なものに変えることができます。
光触媒の効果には水の浄化や空気洗浄をはじめ、脱臭、抗菌、そして汚れや曇りを防ぐとった効果があり、生活の様々な分野ですでに実用化されているんです。
酸化チタン(TIO2)とは?
酸化チタンは食品や歯磨き粉をはじめ、化粧品や衣料品といった日常生活の中で使われる様々なものに採用されている安全性の高い無機化合物です。
セルフホワイトニングのメリット・デメリットとは?
セルフホワイトニングがどんなものかを見てきましたが、実際のところどんなメリットデメリットがあるのかも気になりますよね?
ここからはセルフホワイトニングのデメリットとメリットをそれぞれ見ていきましょう!
セルフホワイトニングの3つのデメリットとは?
- セルフホワイトニングの3つのデメリット
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- 漂白効果がないのでできるのは表面の汚れを落とすことだけ。
- 溶剤の塗り方に注意しないとムラになることがある。
- 虫歯や歯周病のチェックがない。
セルフホワイトニングのデメリットは、施術を自分で行うことに起因するものが多く見受けられますね。
ただプロの専門家に施術してもらうわけではなく、汚れを落とし本来の白さを取り戻す方法になるので、そもそも歯科のホワイトニングのような歯の白さにできるわけではありません。
またムラがでないようにするために均等に溶剤を塗る必要があり、ここは注力する必要があります。
セルフホワイトニングの3つのメリットとは?
- セルフホワイトニングの3つのメリット
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- 費用が安く継続しやすい。
- 痛みがあまりない。
- 歯の本来の白さを取り戻せる。
セルフホワイトニングのメリットは従来の歯科のホワイトニングと比べて安い費用で痛みの心配なく歯を自然な白さにできることです。
また使われる溶剤に配合されているポリリン酸やメタリン酸などの成分は食用添加物に用いられるくらいなので、強い刺激がなく、痛みを感じることは起こりにくくなっており、安心できます♪
セルフホワイトニングと従来の歯科のホワイトニングとの違いとは?
従来の歯科のホワイトニング | セルフホワイトニング | |
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時間 | 約1〜1.5時間 | 30分 |
金額 | 約3〜6万円 | 約4000円 |
痛み | しみる痛みが1〜2日間ある | 痛みやしみることが全くない。 |
薬剤 | 過酸化水素 | 酸化チタン |
作用 | 漂白作用 | 光触媒による汚れを浮かせて除去する作用 |
食事/喫煙 | 着色の強いものは〜2日は禁止 | 制限なし |
従来の歯科のホワイトニングは、元の歯よりも白くするホワイトニングであるのに対し、セルフホワイトニングは歯の汚れを落として本来の白さを取り戻すという点が違いの本質と言えます。
セルフホワイトニングを自宅でできるおすすめの歯磨き粉とは?
セルフホワイトニングに興味があると「家で手軽に自分でできるホワイトニングはあるのか?」気になってくる方もとても多いです。
歯科に頼らずに自宅で自分でできるホワイトニングの中で最も定番なのは専用歯磨き粉を使ったホワイトニングです。
ただ、世の中にはとても多種多様なホワイトニング歯磨き粉があり、何を選んだらいいのかとても困ってしまうことが珍しくありません。
なのでまずはおすすめのホワイトニング専用歯磨き粉とはどんなものなのか?
3つの特徴を下記にまとめました。
- おすすめのホワイトニング専用歯磨きの3つの特徴
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- 歯の本来の白さを取り戻す効果がある。
- 研磨剤が使われていない。
- 医薬部外品である。
それぞれ見ていきましょう!
歯の本来の白さを取り戻す効果がある。
ホワイトニング専用歯磨き粉には、飲食物や喫煙などによる歯の表面の汚れを浮かせて落とすことで、歯の本来の白さを取り戻す効果があります。
ここが歯を漂白して元々の色よりさらに白くする歯科のホワイトニングと根本的に異なるところです。
普段の歯磨き習慣の中で行えるのですぐにはじめやすいのですが、効果を実感するのには最低3ヶ月を目安に継続される必要があるんです。
どのくらいで効果を得られるかはその人の歯の状態によって個人差があり、数週間で効果を得られる人もいれば3ヶ月以上かかる人もいます。中には効果が得られない人も。
ただ、安価に手軽に始めることができるので「まずは試してみよう!」という気持ちで始められるのも良いかと思います♪
研磨剤が使われていない。
通常の市販の歯磨き粉には研磨剤が含まれていて、歯の表面の汚れを削り落とすように作られているため、歯の表面のエナメル質にダメージを負ってしまうリスクがあります。
歯の表面を傷つけてしまうと、その時は少し白くなったように感じたとしても、傷から内部に着色しやすい状態になり、結果的に前よりも色がついてしまうことがあるんです。
といえます。
医薬部外品である。
ホワイトニング専用歯磨き粉の多くが通販の商品で、そのほとんどが医薬部外品となっています。
医薬部外品とは、厚生労働省によって「治療」ではなく「予防」「衛生」を目的として薬事法上では区分され認可されている製品のことを意味します。
また製品名に「薬用」という言葉がついている歯磨き粉も、あくまで医薬部外品として「薬用」の表記が許されているものがほとんどです。
なので薬用と書いてあっても薬とは思い込まない方が良いでしょう。
では具体的に、ホワイトニング専用歯磨き粉は何がいいのか?
人気の歯磨き粉を徹底的に比較してランキングにまとめましたので、ご興味のある方はぜひチェックして見てください♪
セルフホワイトニングの効果と注意点とは?
自宅でできるホワイトニングについての紹介をはさみましたが、ここからはまたサロンや専門店でのセルフホワイトニングに戻ります。
実際にお店でセルフホワイトニングをしてみようとなった時に気になってくるのは「実際効果があるのか?」や「何か注意した方がいいことがあるのだろうか?」といったことですよね。
ここではそうしたセルフホワイトニングの効果や注意点について見ていきましょう!
セルフホワイトニングの効果とは?
セルフホワイトニングは人それぞれの歯の状態によって効果に個人差があります。
ただ平均で見てみると、例えば8分×2セットで一回の施術ではシェードガイドの2〜4トーンほど白くなっていることを実感することができています。
従来の歯科のホワイトニングのような漂白効果はありませんが、酸化チタンへのLED照射による光触媒の発生によって、表面の汚れが除去されて歯の本来の白さを取り戻す仕上がりになります。
セルフホワイトニングで効果を得るための注意点とは?
- セルフホワイトニングの4つの注意点
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- 施述後は必ずしっかり口をゆすぐ。
- 高額コース加入には要注意!
- 成分情報を開示していないサロンがある。
- 自己責任がベースにあることを認識しておく。
セルフホワイトニングには主に上記の注意点があるのでそれぞれを見ていきますね。
施述後は必ずしっかり口をゆすぐ。
セルフホワイトニングの溶剤に配合されているポリリン酸やメタリン酸は食品添加物に含まれていることもあり、基本的に少量なら割と安全ですが、骨の形成や腎臓の機能低下の原因いなるとも言われています。
なので、施術が終わったら口の中に溶剤が一切残らないように、しっかりと口をゆすぐなどしてキレイにするようにしましょう。
高額コース加入の勧誘には要注意!
セルフホワイトニングのサロンは、一般に見られるエステサロンと同じジャンルのお店に当たります。
なので高額なコース契約を勧めてくるサロンも中にはあるので、そのことを予め知っておいて注意をする必要があります。
成分情報を開示していないサロンがある。
セルフホワイトニングのサロンではプロの歯科衛生士や歯医者さんがいるわけではありませんが、安全な成分を採用している限り、ほとんど危険なことはありません。
ただ、中には成分を開示せずに「独自のジェルを使用」とうたっているサロンもあり、そういうケースは要注意になります。
またこっそり過酸化水素などを使っているところもあるかもしれません。
これは完全に法律違反なのですが、施術するのが自分自身である以上、事故が起きた時には責任は顧客である自分になってしまうんです。
なので、しっかりと成分情報の開示をしているか?、採用されている成分が安全なのか?がそのサロンが安全かどうかの判断の目安にしてみてください。
自己責任がベースにあることを認識しておく。
セルフホワイトニングでは、一番最初に同意書にサインをしてから施術に入ります。
自分で施術をするのでもし何かトラブルがあっても、自己責任であることに同意をする必要があるんです。
ここはベースとなる重要な部分なので、普通のエステティックなどよりもしっかり注意するようにしてください。
実際どうなの⁉︎セルフホワイトニングの口コミ
セルフホワイトニングを実際にやってみた方々に特に多くみられる口コミを集めてみたので、よかったら参考にしてみてください♪
セルフホワイトニングの悪い口コミ
全く歯が白くならなかった。
セルフホワイトニングで効果が得られない理由は体質的に歯が白くなりやすい人となりにくい人がいる点にあります。その違いは歯のエナメル質の厚みの違いからきて今す。
無色透明のエナメル質にたまってきた汚れを分解することで歯を白くするのがセルフホワイトニングですが、エナメル質の下には象牙質があり、日本人の場合それが黄色い色をしているんです。
なのでエナメル質が薄いタイプの人は象牙質の黄色い色が見えやすいため、表面を綺麗にしても歯が白く見えないことがあるんです。
歯磨き粉やトリートメントで歯のエナメル質の強化作用のある製品があるので、セルフホワイトニングで効果を得られなそうな場合は一度試されると良いでしょう。
またセルフホワイトニングは1度だけの施術で望んでいる白さにできることは稀です。
ので、まずは数回通ってみて自分にセルフホワイトニングの効果はあるのかを判断して見ることをおすすめします。
セルフホワイトニングの良い口コミ
歯がとても自然な白さになった。
安く手軽に白くできた。
痛みがなかった。
エナメル質に厚みがあり、飲食物や喫煙などによる着色汚れがある場合はホワイトニングの効果を実感しやすいです。
中には6トーンくらい一気に白くなる方もいます。
また従来の歯科のホワイトニングよりもずっと安価で、自分で行う施術も難しくないため、手軽に継続しやすいことも好評となっていますね。
過酸化水素を使っていないので歯に負荷がかかることなく痛みの心配がないことも喜ばれています♪
セルフホワイトニングについて紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
歯科のホワイトニングよりも安価に痛みもなく始められるセルフホワイトニングですが、その効果は歯の本来の白さを取り戻すというものです。
もし本来の白さよりもずっと真っ白い歯にしたい場合などは費用をかけてプロに施術してもらうオフィスホワイトニングやホームホワイトニングをした方が良いでしょう。
また、セルフホワイトニングをサロンや専門店で受ける場合、虫歯や歯周病などのチェックをしてもらえないことが多いです。
なので、まずは一度歯医者さんでお口のコンディションをチェックしてもらい、後悔のないようにセルフホワイトニングをしてみていただけたらと思います♪