かゆみやフケが出る?治る?アミノ酸シャンプーの真実を徹底調査!

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「頭がかゆいし、フケも出ていて何とかしたい…」
「フケが出なくなると聞いたアミノ酸シャンプーを使っているのに余計出てきた気がする…」

頭がかゆいと何かイライラするし、髪や肩あたりにフケが出ているのに気付くとショックですよね・・・。

かゆみやフケが気になる時にはアミノ酸シャンプーがよいと聞きますが、実際に「かゆくなくなったし、フケも治った!」という人もいれば、「余計ひどくなった…」という人もいます。

今回、オンナの教科書では、アミノ酸シャンプーとフケ・かゆみの関係について徹底的に調査しました!

最後までお読み頂ければ、フケやかゆみの対策としてアミノ酸シャンプーはどうなのか?気を付けるべきポイントはどこか?といったことがお分かりになるはずです。

ぜひ、ご覧になって下さい♪

乾性のフケやかゆみにアミノ酸シャンプーは効果あり!

「アミノ酸シャンプーでフケやかゆみを治すことができるのか?」

この疑問について、結論から言いますと、「乾性のフケや乾燥によるかゆみに対してはアミノ酸シャンプーは効果あり!」ということができます。

実は、フケやかゆみには種類や原因がいろいろあります。その種類や原因によってアミノ酸シャンプーでフケやかゆみが治ったり、余計に出てしまったりということになるんですね。

かゆみやフケを治そうと思ったら原因に合った対策を行うことが大切です。詳しく見ていきましょう。

フケの種類とフケが出る原因

フケの種類
  • 乾性のフケ:パラパラと乾燥した細かいフケ
  • 脂性のフケ:ベトッと少し湿ったかさぶたのような大きめのフケ

フケは大きく分けて、「乾性のフケ」と「脂性のフケ」の2種類があります。

これらのフケは発生してしまう原因が違うため、治すための対策も変わってきます。フケの原因に合った対策をするようにしていきましょう。

乾性のフケの原因と対策

乾性のフケの原因
  • 頭皮の乾燥
  • パーマ・カラーによる頭皮のダメージ
  • 紫外線による頭皮のダメージ

フケと聞いてイメージされる乾燥したパラパラの細かい白いフケの正体は、乾燥ではがれた頭皮の角質」です。

乾性のフケは、頭皮の保湿不足やパーマ、カラー、紫外線によって頭皮がひどく乾燥してしまい、角質が剥がれてしまうことで起こります。

乾性のフケを治すには、頭皮の乾燥を防ぐことが大切になってきます。

ですので、パーマやカラー、紫外線で頭皮にダメージを与えすぎないように注意しましょう。

毎日のシャンプーでも頭皮の保湿に必要な皮脂は残せるよう洗浄力がマイルドなシャンプーを使うようにしましょうね。

脂性のフケの原因と対策

脂性のフケの原因
  • 脂漏性皮膚炎などの病気
  • 雑菌(マラセチア菌)の増殖
  • 頭皮の皮脂の過剰分泌

少しベトッと湿った大きめの脂性のフケの正体は、「過剰な皮脂を吸収した剥がれた角質」です。

脂性のフケには、脂漏性皮膚炎の原因でもあるマラセチアと呼ばれる真菌が大きく関わっています。

マラセチア菌は誰にでもいる菌のひとつですが、頭皮の皮脂を餌として脂肪酸を排出します。この脂肪酸が頭皮の炎症を引き起こし、フケを発生させてしまいます。

対策としては、マラセチア菌のはたらきを正常にする必要があるため、皮膚科での治療が基本となります。

頭のかゆみの原因

  • 頭皮の乾燥
  • 脂漏性皮膚炎・雑菌の増殖
  • シャンプーの洗い残し・かぶれ
  • アレルギー
  • パーマ・カラー・紫外線による頭皮ダメージ
  • 皮脂残り

頭のかゆみの原因としては、この6つが挙げられます。

フケの原因とも近いですが、頭皮の炎症や乾燥でバリア機能が低下するとかゆみが生じやすくなります。

頭皮の炎症は、マラセチア菌が排出する脂肪酸やパーマ・カラー・紫外線での刺激の他、シャンプーで洗い残した化学成分やアレルギー反応でも起こりますね。

あとは、頭を洗わなかったりすると過剰な皮脂が残り、毛穴を塞いでしまい老廃物が排出されなくなって、かゆみの原因になることもあります。

対策としては、乾燥や炎症を防ぐこと、マラセチア菌の働きを正常に戻すことです。乾性フケ、脂性フケの対策と同じですね。

フケやかゆみに対するアミノ酸シャンプーの効果

フケやかゆみの原因と対策を見てきましたが、簡単にいうと、乾燥によるもの、菌によるものに分けられます。

乾燥が原因のフケやかゆみに対して、アミノ酸シャンプーでの対策の効果はどうなんでしょうか?

アミノ酸シャンプーの特徴は、マイルドな洗浄力にあります。アミノ酸系の洗浄成分は、頭皮への刺激が少ないので炎症が起こりにくく、それでいて汚れや余分な皮脂はしっかりと落としてくれます。

洗浄力はマイルドなので、過剰に皮脂を落とすことはなく、頭皮に必要な皮脂は残ります。おかげで皮脂のバリアができ、頭皮を保湿して乾燥も防げるんですね。

ですので、既に結論としてお伝えした通り、「乾燥が原因のフケやかゆみに対して、アミノ酸シャンプーの使用は効果的」となります。

一方、マラセチア菌が原因のフケやかゆみに関しては、皮脂の過剰分泌を抑えるという点である程度の効果はあると思います。ですが、根本的な対策にはなりません。

余計にフケが出る品質の悪い市販のアミノ酸シャンプーは使わない!

アミノ酸シャンプーが「乾燥が原因のフケやかゆみに対して改善の効果がある」ということはここまででお分かりになって頂けたかと思います。

しかし、アミノ酸シャンプーを使ったら余計にフケが出るようになったという声もありました。これは一体どういうことなんでしょうか?

実は、アミノ酸シャンプーには規格がありません。アミノ酸成分を少しでも入れればアミノ酸シャンプーを名乗れてしまうので、その品質はピンキリです。

ですので、マイルドな洗浄力のアミノ酸シャンプーを使っているつもりでも、中身は「洗浄力と刺激が強い成分がメインのシャンプー」だったということにもなりかねません。

洗浄力の強いシャンプーは、保湿に必要な皮脂まで取り除いてしまうので、頭皮が乾燥しやすいです。刺激も強いので頭皮の炎症も起こりやすくなります。

過剰に皮脂が取れしまうと、頭皮の皮脂を補おうと過剰分泌になることも…。

このように、乾燥や皮脂の過剰分泌が原因で余計にフケが出るということも起こり得ます。品質の悪いアミノ酸シャンプーは使わないように注意しましょう。

フケやかゆみに効果のある正しいアミノ酸シャンプーの選び方

フケ・かゆみ対策でアミノ酸シャンプーを選ぶときのポイント
  1. メインの洗浄成分がアミノ酸系のシャンプーを選ぶこと
  2. フケ・かゆみの抑制や保湿に効果・効能のある成分が含まれていること
  3. 合成の化学物質が配合されていないこと

アミノ酸シャンプーはフケやかゆみの対策になること、モノによっては余計にフケが出てしまうということはこれまでにお伝えした通りです。

もちろん、使うなら乾性のフケやかゆみに効果のある品質の良いアミノ酸シャンプーを使いたいですよね。

こちらでは、フケ・かゆみ対策ができる正しいアミノ酸シャンプーを選ぶための3つのポイントを紹介していきます。

①メインの洗浄成分がアミノ酸系のシャンプーを選ぶこと

アミノ酸 表示成分名の例
グルタミン酸 ココイルグルタミン酸Na
ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸TEA液
など
アラニン ココイルメチルアラニンNa
ラウロイルメチル-β-アラニンNa液
など
アスパラギン酸 ラウロイルアスパラギン酸Na
など
その他 ラウロイルサルコシンTEA
ココイルメチルタウリンNa
など

アミノ酸シャンプー選びで一番大事なポイントは、「アミノ酸系の洗浄成分がメインのシャンプーを選ぶ」ということです。

アミノ酸系の洗浄成分として、代表的なものを表に挙げています。そして、これらの成分がシャンプーボトルの裏の成分表示の欄で2番目に書かれていることを確認しましょう。

品質の良いアミノ酸シャンプーは、アミノ酸成分が”メインの洗浄成分”として使用されているシャンプーです!

成分表示は配合量の順に記載する決まりになっています。メインの洗浄成分は基本的に水の次に書かれているので、2番目の成分をチェックするようにしましょう。(まれに2番目にアロエベラ液汁などがきて、3番目に記載されていることもあります。)

ボトルなどにアミノ酸シャンプーと書いてあっても、メインの洗浄成分にラウレス硫酸Naなど刺激の強い成分が配合されていることもあるので注意しましょうね。

②フケ・かゆみの抑制や保湿に効果・効能のある成分が含まれていること

効果 成分名(例)
フケ・かゆみ抑制
薬用成分
ピロクトン オラミン
ジンクピリチオン
サリチル酸
など
フケ・かゆみ抑制 ローズマリー葉エキス
ビワ葉エキス
カミツレ花エキス
など
保湿 アロエベラ葉エキス
アロエベラ液汁
ゴボウ根エキス
など

2つ目のポイントとして、「保湿やフケ・かゆみの抑制効果が期待できる薬用成分や植物エキスが配合されているか」をチェックしましょう。

表には、フケ・かゆみに効能が認められている薬用成分や植物の花・茎・葉・根などから抽出されたエキスで、保湿やフケ・かゆみの抑制効果があると言われているものを挙げています。

頭皮の汚れを落とすのが目的のシャンプーですが、フケ・かゆみの原因となる乾燥を防ぐため、より保湿性の高いシャンプーを選ぶようにしていきましょう。

③合成の化学物質が配合されていないこと

配合目的 成分名(例)
潤滑剤 シリコン(ジメチコンなど)
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド
など
防腐剤 エタノール
安息香酸Na
パラベン
など
その他 増粘剤
pH調整剤
合成香料
など

最後に、「頭皮に強い刺激を与えてしまう成分、乾燥させてしまう成分、アレルギーなどの炎症の原因になってしまう成分が含まれていないシャンプー」を選ぶようにしましょう。

泡立ちやシャンプー後の指通りをなめらかにする潤滑剤で有名なものとしてシリコンがあります。ノンシリコンシャンプーとしておなじみだと思いますが、成分名としてはジメチコンやシクロメチコンになります。

シリコン成分はしっかりと洗い流せれば問題ないのですが、残ってしまうと毛穴を詰まらせて老廃物の排出をジャマしたり、炎症の原因になってしまったりします。

エタノールは水分を飛ばしやすいので頭皮が乾燥しやすくなりますし、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドなども頭皮への刺激が強いです。

頭皮の乾燥や炎症を防ぐため、なるべくこれらの成分が入っていないシャンプーを選んでいきましょう。

【動画】フケやかゆみを改善する正しいシャンプーの方法

フケやかゆみに効果のあるアミノ酸シャンプーを選んでも、使い方を間違えればその効果も減ってしまいます。

それはちょっともったいないので、正しいシャンプーの方法についても動画でご紹介しておきます。

正しいシャンプーのポイント
  1. ブラッシングで汚れを取る
  2. ぬるま湯で3分しっかりと予洗いする
  3. 指の腹で優しく頭皮をマッサージしながら洗う
  4. シャンプーが残らないようにしっかりとすすぐ
  5. タオルで水気を取る。こすらない
  6. ドライヤーで乾かす。乾燥させすぎない

頭皮や髪に刺激を与えないようにしながら、しっかりと汚れや余分な皮脂を落とす。そして乾燥させない。

こちらを意識して丁寧にシャンプーしていきましょう。

まとめ

ここまで、フケ・かゆみとアミノ酸シャンプーについてお伝えしてきました。

フケには乾性と脂性のフケがあり、乾性のフケや乾燥が原因のかゆみの対策として、アミノ酸シャンプーは改善の効果が期待できます。

脂性のフケは、マラセチア菌が原因なので皮膚科で治療してもらいましょう。

アミノ酸シャンプーには品質の悪いものもありますので、メインの洗浄成分がアミノ酸系であるものを選ぶのが大事です。

加えて、フケやかゆみに効能のある薬用成分、保湿作用がある植物エキスが入っているものがより良いですね。

丁寧にシャンプーをして、洗い流しもしっかりとしてフケやかゆみの原因を取り除いていきましょう!

きっとフケやかゆみが改善していってくれるはずです♪

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