「白髪染めをすると髪が痛む」は定説ではありますが、白髪染めの方法によっては、髪が痛まないどころか、トリートメント効果が期待できる場合も。
そんな「白髪染め」と「髪の傷み」の関係を見ていきましょう。
美容室の白髪染めで髪は痛む?
「Yes」でもあり「No」でもあります。
一口に「白髪染め」と言っても、さまざまな方法があります。
基本的に、1回で色が定着しやすい白髪染めほど、髪が傷みやすい傾向にあります。
あなたの髪の状態によっても、染まりやすさ、傷みは異なってきます。
「髪のプロ」である美容師さんが、あなたの髪質、白髪の染まり具合、予想される傷みを考慮し、あなたに相応しい「白髪染め」を提案してくれるので安心です。
白髪染めで、納得感のある色をだしつつ髪を痛めなくなければ、美容師さんに染めてもらうことをおすすめします。
市販の白髪染めは、髪が痛む?
美容院で美容師さんに白髪染めをしてもらうのが、ベターだとしても、それ相応の時間とお金がかかりますよね。
そこで市販の「白髪染め」のタイプ別に、髪が痛む原因と対策を調べました。
痛みやすい白髪染めもあれば、トリートメント効果が期待できる白髪染めも。
残念ながら髪が痛んでしまう白髪染め
↓
トリートメント効果が期待できる白髪染め
の順に見ていきましょう。
※編集部独自の判断によります※
あなたが「白髪染め」を選ぶさいの参考になると嬉しいです。
- 市販の白髪染め!髪が痛んでしまうのは?
「2剤式の白髪染め」で髪が痛む原因と対策
しっかり染まる反面、髪の痛みが激しいとされるのが、「2剤式の白髪染め」です。
白髪が染まる仕組み、髪が痛む原因と対策とを説明します。
「2剤式の白髪染め」で白髪が染まる仕組み
「2剤式の白髪染め」は、アルカリ剤がキューティクルを開き、メラニン色素を脱色した上で、髪の内部に染料を浸透させ、白髪を染めます。
数ある白髪染めの中で、1回で確実に染まるとされています。
その反面、 髪へのダメージも一番大きいです。
「2剤式の白髪染め」で髪が痛む原因と対策
「2剤式の白髪染め」で髪が痛む原因のひとつは、キューティクルが開いたままになりやすいことです。
さらに、染める必要のない黒い髪(白くなっていない髪)も脱色剤で色素を分解するので、髪の傷みの原因になります。
継続的に白髪染めを続けると、髪がパサついたり傷んでしまうことも。
開いたキューティクルをトリートメントでコーディングする、などで少しでも痛みを軽減する工夫をしましょう。
「泡タイプの白髪染め」で、髪が痛む原因と対策
「泡タイプの白髪染め」は「泡」という共通点はありますが、染まる仕組みは3種類に分類されます。
染まる仕組みごとのダメージに加え、「泡タイプの白髪染め」共通の痛む原因があります。
「泡タイプの白髪染め」で白髪が染まる仕組み
「泡」という共通点はありますが、染まる仕組みは3種類に分類されます。
仕組みや、痛む原因はぞれぞれの項目を参照していただければ、と思います。
さらに「泡タイプの白髪染め」特有の髪の痛む原因と対策とをお伝えします。
「泡タイプの白髪染め」で髪が痛む原因と対策
「泡タイプの白髪染め」の白髪染めには、泡立たせるために、界面活性剤がヘアカラー剤の中に入っています。
ヘアカラー剤の浸透を高める効果があると同時に、髪を痛める成分も浸透をしていきます。
「ヘアマニキュアで白髪染め」は、髪が痛みにくい
ヘアマニュキュアは、爪にマニキュアを塗るように、髪に色をのせていきます。
詳しい仕組み、それでも髪が痛む原因を見ていきましょう。
「ヘアマニュキュア」で白髪が染まる仕組み
「ヘアマニュキュア」は、脱色剤は使用せずに、色をつけていきます。
髪の表面とやや内側が染まります。
黒髪は色素はそのままで、上から色をコーディングするカタチになります。
色は多少はつくのですが、ほとんど目立ちません。
「白髪染めをするなら、今より明るい茶髪にしたい」といった希望に沿うことはできません。
「ヘアマニキュアで白髪染め」は髪が痛みにくい
髪の表面だけ染めるヘアマニキュアは、髪の組織を壊さないので、ダメージを少なく染めることができます。
「天然ヘナで白髪染め」は、肌や髪に負担をかけません
白髪染めができる上に、トリートメント効果を期待できるのが「天然ヘナで白髪染め」での白髪染めです。
「天然ヘナ」で髪が染まる仕組み
天然ヘナの色素の元であるローソニア・アルバ(ローソン)と呼ばれる赤色酸性酵素という色素が髪の毛や爪(ついたら染まります)といったタンパク質でできた部位に着色することで色がつきます。
「天然ヘナで白髪染め」は、肌や髪に負担をかけません
自然の素材なので、肌や髪に負担をかけません。
それだけでもありがたいのに、トリートメントをしなくてもコンディショニング効果があります。
ただ、白髪を染めるのに時間がかかるというデメリットも。
「白髪染めトリートメント」には、トリートメント効果が
白髪を染めるのに時間がかからず、トリートメン効果を期待できるのが「白髪染めトリートメント」です。
「白髪染めトリートメント」で白髪が染まる仕組み
白髪を染めながら、トリートメント効果で髪の傷みを補修することを目指しています。
「白髪染めトリートメント」には、トリートメント効果が
トリートメントなので、髪の痛みはほとんどない、むしろトリートメント効果を期待できます。