髪の毛を早く伸ばしたいと思い、育毛剤が思い浮かぶ方も多いと思います。
特に薄毛になっていたら、少しでも早く髪の毛が伸びてほしいですよね…
いろんな種類の育毛剤が販売されている中で、早く髪の毛が伸びるものがあるのか調べてみました。
果たして、髪の毛を早く伸ばす魔法のような育毛剤は存在するのでしょうか?
育毛剤を使っても髪の毛を早く伸ばすことはできない!?
結論から言うと、残念ながら、育毛剤には髪の毛を早く伸ばす効果は期待できません。
そもそも、育毛剤の目的が髪の毛を早く伸ばすことではないんです。
ちなみに補足しておくと、人間の髪の毛は、1日に0.3mmほど伸びます。
1か月で、だいたい1cmというところでしょうか。
ただ季節によって、若干の違いはあり、冬は髪の毛が伸びにくく、夏は伸びやすいという傾向があります。
この髪の毛の性質を物理的に変えることはできないんです。
- 育毛剤の目的
- 早く髪の毛を伸ばすことではなく、
すでに生えている髪の毛を太く、強くすることで抜けにくくしたり、
頭皮環境を整えて、新しい髪の毛を生えやすくすること
ただ、
ことができます。そうすることで、今までなかなか伸びなかった髪の毛が、順調に伸びるようになる効果は期待できます。
そういう意味では、
、という結果は起こります。髪の毛を早く伸ばす手助けになる育毛剤に欠かせない成分とは
育毛剤の成分として大切なのは、有効成分と表記されているものです。
例えば…
商品の箱の裏側にきちんと成分表記がされています。
【有効成分】と書かれている成分が、育毛効果が特に期待できるものになります。
代表的な有効成分として、以下のものがあります
成分名 | 効果 |
---|---|
グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K) | 植物由来の成分で、抗炎症作用が期待できます |
酢酸DL‐α‐トコフェロール | 頭皮に対しても抗酸化作用と血行促進作用、頭皮の嫌な臭い抑える効果が 期待できます |
センブリ抽出液(センブリエキス) | 血液循環を促進して頭皮に栄養素を行き渡らせたり、毛乳頭細胞の働きを活発にするなど、育毛効果が期待できます |
パントテニルエチルエーテル | ビタミンB群の一種で、皮膚や毛髪への栄養補給効果が期待できます。 また、炎症を抑える作用、フケやかゆみの軽減、アンチエイジングなども期待でき、髪の毛の元になる毛根細胞にも直接作用して、毛髪の生成、成長を促進する効果が期待できます |
上記表の成分は、育毛効果が期待でき、副作用の心配のない成分なので、女性用育毛剤を選ぶ際に参考にしてください!
髪の毛を早く伸ばしたくて育毛剤を使う際、やってはいけないこと
髪の毛を早く伸ばしたい!という気持ちのあまり育毛剤を使うだけでは心配なのか、都市伝説のような対策をしてしまう人も少なくないようです。
中でも以下のようなことはしないようにしてくださいね。
せっかく育毛剤で頭皮環境を整えて、髪の毛が生えやすくなっているのに、逆効果になるので…
- やってはいけないこと4選
-
- 髪の毛を引っ張る、引っ張るような髪形にする(ポニーテールなど)
- タバコと過度な飲酒
- ドライヤーで熱風を長時間あてる
- 無理なダイエット
髪の毛を引っ張る、引っ張るような髪形にする(ポニーテールなど)
髪の毛を引っ張ることで、早く伸ばすことができるという都市伝説がありますが、これはNGです!
逆に「牽引性脱毛症」という女性の薄毛の原因になりかねません。。
タバコと過度な飲酒
タバコや過度な飲酒をすることで、血行不良が起き、血液を通して、髪の毛に栄養が届きにくくなります。
特にタバコは血管を収縮させてしまうので、髪の毛を早く伸ばしたい時には、控えるようにしましょう。
ドライヤーで熱風を長時間あてる
お風呂上りのドライヤーの使い方もポイントがあります。
早く乾かしたい理由で、熱風を頭皮に近づけて使用する方もいらっしゃるかもしれませんが、頭皮にダメージを与える可能性があるので、ある程度、
距離をあけてドライヤーを使うようにしてください。
寒くない範囲で、冷風を使うのもひとつです。
無理なダイエット
最後に無理なダイエットですが、栄養が偏ったり、欠乏すると、髪の毛の栄養素も不足し、髪の毛のもとになる材料が足りないため、伸びにくくなります。
本記事でもお伝えしましたが、タンパク質、亜鉛、ビタミンは髪の毛のもとになる大切な栄養素なので、きちんとバランスの良い食事をしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
育毛剤を使えば、早く髪の毛が伸びる!というのは、厳密に言えば間違っていることになるわけですが、自身のヘアサイクルの状態によっては、大きく改善され、今までよりも髪の毛が早く伸びるという結果は起こります。
そのためにも副作用のない安心な育毛剤を使うようにしてくださいね!