【保存版】クレンジングを切らした時に代用できる自宅にあるアレ5選

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「そうだ…!クレンジング切らしてたんだった!」

夜お風呂に入る前に、あっしまった!と気づくことありませんか?

そんなときは、あなたの家にもある「アレ」がクレンジング代わりに使えますよ。

今回の記事ではクレンジングの代用品5つをご紹介。実際にクレンジングをしてみた結果や、やり方の注意点、また、代用品で落とせるメイク&落とせないメイクなどもお伝えします。

実際に皆さんが使うときに、失敗せずにクレンジングができるよう編集部の体験をぎゅっとまとめて記事にしましたので、是非最後までお読みくださいね。

クレンジングを切らした時に代用できる「アレ」5選

化粧品は油性成分のため、同じ油性成分で肌から浮き上がらせる必要があります。

よって、代用品を使う場合も、油性成分のものを使う必要があるんです。

クレンジングの代わりになる油性のものはいくつかありますが、今回はその中でも手軽に使える5つを紹介しますね

それぞれの代用品を実際に使って、汚れ落ちも試してみましたよ!

今回落としたメイクはこちら。

わかりやすいように手の甲で実験してみました。是非参考にしてください。

クレンジングの代用品①オリーブオイル

1つ目はオリーブオイルです。

クレンジングオイルのベース剤になっていることもあるオリーブオイル。化粧品用ではなく食用のオイルでもクレンジングの代わりになります。

このように、クレンジングとして使っている人がけっこういますね。

実際にメイクを落としてみた結果はこちら。

さらさらしているので、コットンにはあまり汚れが付いていませんが、なじませた瞬間からふわふわとメイクが浮いてくる感じがあり、コンシーラ、アイシャドウ、リップは思ったより落ちています。

アイライナーは表面がちょっとだけ浮きましたが、結構べっとり残ってしまいました。

それでもさすが100%のオイル、メイクとのなじみがはやく、するすると落ちて行く感覚がありましたよ。

ちなみに、食用オリーブオイルの賞味期限は開封したもので3か月程度ですが、クレンジングとして使用する場合はあまり神経質にならなくて良いでしょう。

ただし、臭いを嗅いであまりにも酸化が進んでいるような場合は、使用をひかえた方が良いですね。

クレンジングの代用品②二ベア

2つ目はニベアクリームです。

通称「青缶」と呼ばれている、とても有名な保湿クリームです。

成分を見ると、「ミネラルオイル」「ワセリン」などの鉱物油の他、「スクワラン」「ホホバオイル」などの植物油も入っているので、メイクを浮かせることができるんです。

こちらも、実際にクレンジングをして、良かったと言っている人がいますね。

実際にメイクを落としてみた結果がこちら。

少したっぷり目にとって、やさしくマッサージしていくと、ちょっとずつちょっとずつクリームにメイクが溶けだしてくるような感じでした。

そしてこれも思ったより落ちています。コンシーラ、アイシャドウ、リップはかなり浮いてコットンに付きました。でもやっぱり、アイライナーは落ち切らないですね。

クリームなのでオイルより厚みがあって、もちっとした感触。お肌との摩擦もオイルより少ないので、やさしく洗いたい人にはピッタリです。

ニベアクリームはとても安価で手に入れやすく、保湿剤として人気のクリームですので、一家に1つ買っておけば家族みんなでいろんな用途で使えますよ。

クレンジングの代用品③乳液

3つ目は乳液です。

化粧水が水性成分なのに対し、乳液は油性成分も入っているため、クレンジングの代用品として使えます。

乳液を使ってクレンジングをしている人は結構少ないようで、口コミを探すのは一苦労でした。

今回はミノンのアミノモイストという乳液を使って実際にメイクを落としてみましたよ。

うーん!正直メイクが全然浮いてきません。1分くらいくるくるマッサージして、やっと表面がじわっと浮いてきたかなという感じです。

ここまで紹介したものではするんと落ちていた、コンシーラ、アイシャドウ、リップもうっすら表面に残ります。

配合されている油性成分が少ないと、メイクがあまり浮いてこないのかも?製品ごとにメイク落ちに差があるかもしれませんね。

クレンジングの代用品④ワセリンハンドクリーム

4つ目はハンドクリームです。

ハンドクリームもニベアクリームと同じように被膜を作るための油性成分が入っているため、クレンジングの代わりになります。

うーん、ハンドクリームを使ってクレンジングをしている人、本当に少ない!唯一見つけたこちらの口コミも、どうなったのか結果がわかりません。

では、編集部で実験してみましょう。

今回使ったのはワセリンのハンドクリーム。実際にメイクを落としてみた結果がこちらです。

こちらはニベアクリームと同じような使用感。オイルよりは時間がかかるものの、30秒くらいくるくるとなじませているとふわっとメイクが浮いてきます。

今回私が使用したハンドクリームの成分がニベアクリームと似ていたというのもあるかもしれませんが、ハンドクリームでもコンシーラ、アイシャドウ、リップは浮きますね。

ただ、やはりアイライナーは落ちませんでした。

ハンドクリームは使用感がかためのものも多いので、使うときには少し手であたためてやわらかくしてから使うと、肌への摩擦が少なくて済みますよ。

クレンジングの代用品⑤ベビーオイル、その他美容オイル

5つ目はベビーオイルその他の美容オイルです。

ベビーオイルはもちろん、無印良品でも最近はホホバオイルやスウィートアーモンドオイルなど、マッサージ&保湿用のオイルが売られていますが、これらは純粋な油100%ですので、クレンジングの代わりになります。

口コミ数もかなり多い!ベビーオイルやホホバオイル、アボカドオイルなどを使ってクレンジングをしている人は多数いました。

実際にメイクを落としてみた結果がこちら。

結論は、オリーブオイルの使用感とほぼ一緒ですね。

付けた瞬間からメイクがふわふわと浮いてきて、一瞬でメイクとなじむ感じです。

こちらもさらっとしたオイルなので、コットンにはあんまり汚れが付いていませんが、手の甲にメイクはほぼ残っていません。

ただし、やはりアイライナーは落ちない。アイライナーは最強ですね。

オイルはさらさらとして使いやすいのですが、使用量が少ないと肌との摩擦が大きくなり負担がかかってしまうので、使うときはたっぷりめで使うのをおすすめします。

クレンジングの代用品をおすすめ度順でまとめ!

代用品 メイク落ち おすすめ度

オリーブオイル
スピーディーに落ちる

ベビーオイル
スピーディーに落ちる

ニベアクリーム
少し時間がかかるがメイクは浮く

ハンドクリーム
少し時間がかかるがメイクは浮く

乳液
メイクの浮きが悪くあまり落ちない

上表のとおり、クレンジングの代用品をおすすめ度順でまとめてみました。

やはり、オイルタイプのものはメイクをかなりスピーディーに浮かせてくれるので、代用品としては一番おすすめです。

一方、乳液はメイク落ち自体が悪いのでおすすめできません。

特に、「水」や「水性保湿成分」がベースになっているものはほとんどメイクが浮いてくれないので、代用品としてはイマイチ。

乳液以外で使えるものがあれば、そちらを使うのが良いでしょう。

クレンジングの代用品を使用するときのクレンジング方法

小西さやか(2016年)『日本化粧品検定1級対策テキスト』主婦の友社

一般的に売られているクレンジング料には、上の図のように、油分と水分とを結びつける「界面活性剤」が含まれています。

この界面活性剤があることによって、メイクと混ざった油分を水で洗い流せるのですが、上記の代用品にはいずれも洗い流せるだけの界面活性剤は含まれていません。

よって、代用品でメイクを落とした後は、洗顔料を使用して肌の上に残った汚れを洗い流す必要があるんです!

代用品を使ったクレンジングの正しい方法は以下のとおりです。

代用品を使った正しいクレンジングのやり方
  1. 代用品を優しく顔に塗り、メイクになじませる
  2. コットンやティッシュで落ちたメイクを優しくふき取る
  3. 洗顔料を使って残った汚れを洗い流す

代用品を使ったクレンジングのやり方①代用品を優しく顔に塗り、メイクになじませる

まずは、代用品をメイクになじませます。ここでは、ホホバオイルをなじませてみました。

代用品を使ったクレンジングのやり方②コットンやティッシュで落ちたメイクを優しくふき取る

次に、浮き上がらせた汚れを、コットンやティッシュで拭き取ります。

ワンポイントアドバイス
このステップはとても大切!これを忘れてしまうと、汚れを落とすのに大量の洗顔料が必要になったり、何度も洗顔をするはめになったりと、肌の水分&油分が過剰に奪われる原因になるんです。優しく肌表面をなでるように拭き取りましょう。

代用品を使ったクレンジングのやり方③洗顔料を使って残った汚れを洗い流す

最後に、浮いたメイクを洗顔料で洗い流します。

ワンポイントアドバイス
「ティッシュオフしたら洗い流さずそのままでOK」という都市伝説もありますが、これは絶対にNG。残った汚れが酸化して、肌へのダメージにつながるだけです。最後に洗顔料でしっかりとメイクを洗い流しましょう。

代用品を使ったクレンジングのやり方まとめ

上記のとおり、代用品を使用してクレンジングした場合に注意したいのが、「ふき取り」の部分です。

「洗顔料」はメイクを落とせるほどの洗浄力がないものがほとんどなので、代用品で浮き上がらせた汚れは、あらかじめティッシュやコットンでできるだけふき取っておいた方が、その後きれいに洗顔できますよ。

なお、編集部ではクレンジングの代用品としてホホバオイルを使用し、実際にクレンジングをした結果を徹底レポートしています。

代用品を使ったクレンジング方法をもっと詳しく知りたい方は、是非以下の記事も参考にしてみてくださいね♪

要注意!”ホホバオイルでクレンジング”の落とし穴と正しいやり方

クレンジングの代用品でウォータープルーフマスカラは落とせるのか?

上記で紹介した代用品を使えば、通常のメイクは落とせることがわかりました。

では、実験で判明したアイライナーのように、代用品では落とせないものはあるのでしょうか?

一般的に専用クレンジングが必要と言われているウォータープルーフマスカラで実験してみました。

代用品はオリーブオイルです。

こちらも手の甲で実験です。

やはり、落ちません。かなりべったりとくっついた状態です。

代用品では落としきれない強力なメイクの場合は、クレンジング料を使うのが賢明ですね。

クレンジングの代用品を使用するデメリット

ここまで、代用品を使ってさまざまなクレンジングをしてみましたが、編集部が実際に使ってみた結果、注意点がかなりあることがわかりました。

ここではそのデメリットをご紹介します。

代用品を使ったクレンジングのデメリット
  • 落としきれないメイクもある
  • 量やなじませる加減がわからない
  • 洗顔回数が多くなる

代用品クレンジングのデメリット①落としきれないメイクもある

通常のメイクであれば、代用品であってもメイクは落とせますが、たとえば乳液のように、油性成分が少ないものだとメイク落ちがいまいちであったり、アイライナーやウォータープルーフタイプのものは落としきれなかったりなど、洗浄力は通常のクレンジングにはかないません。

ちなみにこちらは、編集部が「バランスのとれたクレンジング」としてイチオシのリ・ダーマラボモイストゲルクレンジングでメイクを落とした時の様子です。

代用品ではどれも落とすことができなかったアイライナーがふわふわと浮いてきれいに落ちています。

やはり、洗浄成分がしっかりバランスよく配合されているクレンジングの方が、しっかりメイクを落とせるようです。

代用品クレンジングのデメリット②量やなじませる加減がわからない

通常のクレンジング料は製品によって使用する目安量や使い方が決まっており、それにしたがってメイクを落とせば肌に最も負担をかけないように設計されています。

しかし、代用品はあくまでも代用品のため、使用する正しい量もわからないですし、どんな感じでメイクとなじませればよいかもわかりません。

少ない量だとごしごしと肌への摩擦が強くなってしまいそうですし、だからといって逆に多く使えば、今度は洗顔料で落ち切らずに何度も洗顔する羽目になるかもしれません。

正しい使い方が決まっておらず、肌負担のリスクが増えるのもデメリットの一つです。

代用品クレンジングのデメリット③洗顔回数が多くなる

最近はダブル洗顔不要のクレンジングが主流になってきているので、洗顔回数は1回という人も多いのではないでしょうか?

しかし、代用品を使用したクレンジングの場合、コットンでの拭き取りを忘れたり、量を多く使いすぎてしまうと、油がぬるぬると大量に顔に乗った状態になるため、1回の洗顔では落としきれないことも。

2回、3回と洗顔をすることで、そのたびに肌が乾燥してしまうのです。

まとめ

上記のように、代用品を使ったクレンジングはデメリットが多く、肌を傷めてしまうリスクが高いため、日常的に使うのはあまりおすすめできません。

しっかりとメイク落としとしての機能が備わっているクレンジング料を使い、正しい方法でクレンジングするのが、お肌にはもっとも負担をかけずに済むでしょう。

代用品は緊急時用として使い、あくまでも今日だけ、と割り切って使うのがおすすめです。

そして今すぐ新しいクレンジング料を手配し、1日でも早く代用品クレンジングから脱出しましょう。

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