美白成分って何が一番効果的なの?種類と効果を徹底解説!

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美白成分っていったい何が一番効くの?
どの成分を選べばいいの?

そんな悩みに、オンナの教科書のライターの私が美白成分の種類と効果を徹底的に比較して紹介しています。

12種類も存在する美白成分の効果を知ることで、これから選ぶ化粧水や美容液がより効果のあるものを選ぶことができるようになります。

また、一番効果的な美白成分を紹介していますので、美白化粧水や美容液、クリームなど選ぶ時の基準にしていただけると幸いです。

厚生労働省が認める美白成分の働き

厚生労働省が認める美白成分とは「メラニンの生成を抑えて、シミやそばかすを防ぐ」、またこれに類似した効能があると認めた成分になります。

美白成分には3つのアプローチがあります。
  1. メラニンの生成を抑制
  2. メラニンの排泄を促進
  3. メラニンを還元

メラニンの生成を抑制する

メラニンの生成を抑制するというのは、シミの原因となるメラニンができにくい状態にする。また、メラニンが出来上がるのを邪魔するということです。

メラニンができなければシミができることはないので、紫外線を浴びる前にこれを塗ってあげるといいですね。

メラニンの排泄を促進

メラニンの排泄を促進するというのは、肌のターンオーバーと一緒にできてしまったメラニンを外へ排泄しようと助けてくれる成分です。

肌の新陳代謝を高めることによって、肌のターンオーバーが正常に働いてメラニンを早く追い出すことができます。

メラニンができてもどんどん排泄できるように普段からこの成分を塗っておくといいでしょう。

メラニンの還元

メラニンの還元とは、できてしまったメラニンを分解し、メラニンではないものに変えてしまう成分です。

還元とは簡単に言うと「酵素を外して別の物質に変える」化学反応です。

これによりメラニンは色のない、全く別物になり、シミやそばかすを防ぎます。

シミやそばかすがすでにできてしまった紫外線を浴びた後のケアに最適といえます。

12種類の美白成分の効果とは?

メラニンの生成を抑制 メラニンの排泄を促進 メラニンを還元
ビタミンC誘導体
アルブチン
コウジ酸
エラグ酸
ルシノール
カモミラET
トラネキサム酸
プラセンタエキス
リノール酸
プラセンタエキス
エラグ酸

美白成分を3つの効果で表に整理してみました。ほとんどの成分がメラニンの生成を抑制してくれます。

それにプラスして効果がある成分がいくつかありますね。

ここからは、その成分1つ1つの効果と名前(化粧品の裏面にかかれている)を詳しく紹介していきますね。

1.ビタミンC誘導体

表記例 リン酸アスコルビルMg
ステアリン酸アスコルビル
パルミチル酸アスコルビル
テトラヘキシルデカル酸アスコルビル
イソステアリンアスコルビル酸

効果効能は抗酸化作用が高いビタミンC単体では壊れやすいため、肌に浸透しやすくしたのがビタミンC誘導体です。
メラニンに対しては3つの効果(生成抑制・排泄促進・還元)をもつ優等生

2.プラセンタエキスエキス

表記例 プラセンタエキス

おもに豚の胎盤から抽出されるエキスです。メラニンが生成されるときに欠かせないチロシナーゼの活性を阻害してメラニンの生成を抑えてくれます。また、新陳代謝を高めてメラニンを排泄させる効果もあります。

3.リノール酸

表記例 リノール酸、リノール酸S

ベニバナやひまわりなどの植物油から抽出される成分です。チロシナーゼを分解して量を減らし、メラニンの生成を抑え、さらにメラニン排泄を促進する効果もあります。

4.アルブチン

表記例 アルブチン(β-アルブチン、α-アルブチン)
別名ハイドロキノン誘導体

ハイドロキノンと似たような分子構造を持っています。ハイドロキノンほど強烈な作用はないため、刺激も少ない安全な成分です。メラニンの生成を抑制する効果があります。

5.コウジ酸

表記例 コウジ酸
みそやしょうゆ、日本酒の発酵に使う米麹から発見された成分です。コウジ酸はチロシナーゼの中にある同イオンを奪うことで、活性を阻害する効果があります。それによりメラニンが作られないようにします。

6.エラグ酸

表記例 エラグ酸

化粧品に使われるエラグ酸はペルー原産のマメ科植物であるタラから抽出されます。チロシナーゼの活性を阻害してシミやそばかすを防ぎます。

7.ルシノール

表記例 4-n-ブチルレゾルシノール

木の成分に含まれる天然成分から生まれた成分で、チロシナーゼの活性を阻害してくれます。

8.カモミラET

表記例 カミツレ花エキス、カモミラET

カモミールの花から捕れる美白成分です。メラニンを作るように指令を出す情報伝達物質「エンドセリン」の働きを阻害してメラニンの生成を抑えます。

9.トラネキサム酸

表記例 トラネキサム酸、m-トラネキサム酸、t-AMCHA、トラネキサム酸セチル塩酸塩(TXC)

メラニンを作る細胞の活性化を抑制してくれます

10.4MSK

表記例 4-メトキシサリチル酸カリウム塩

チロシナーゼの活性を抑えながら、メラニンの排泄を促します

11.エナジーシグナルAMP

表記例 アデノシン-リン酸ニナトリュウムOT

AMPは「アデノシン-リン酸」の略称で、ターンオーバーを促しメラニンの排泄を促進します。

12.ニコチン酸アミド

表記例 ニコチン酸アミドw、D-メラノ

別名「ナイアシンアドミ」とも呼ばれメラニンの生成を抑制し、シミやそばかすを防ぎます。

一番効果的な美白成分は「ビタミンC誘導体」


ここまで代表的な美白成分を紹介してきました。

それぞれ成分によって異なる効果があるものばかりですが、唯一「ビタミンC誘導体」だけがメラニンの生成を抑制し、メラニンの排泄を促進し、メラニンの還元のすべてをしてくれる成分になります。

美白効果を求めるなら「ビタミンC誘導体」が含まれる化粧品を選ぶことをお勧めします。

ビタミンC誘導体の化粧品の裏面の表記名
  • リン酸アスコルビルMg
  • ステアリン酸アスコルビル
  • パルミチル酸アスコルビル
  • テトラヘキシルデカル酸アスコルビル
  • イソステアリンアスコルビル酸

こちらにビタミンC誘導体を含む化粧水のランキングを紹介していますので、参考にしてみてください。

【美白有効成分を配合】人気の美白化粧水8つを比較ランキング!

美白点滴や注射に含まれる美白成分とは


美容クリニックなどで行われている美白点滴や美白注射にはどんな美白成分が含まれているのが紹介します。

美白効果の高い『グルタチオン』という成分を高配合しています。
グルタチオンにはシミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑制する作用があります。
メラニンの過剰生成が蓄積したものがシミやそばかすです。シミやそばかすの原因を作らせないことによって美しく白い肌を作り出します。

強力な抗酸化作用やメラニン生成抑制作用があるグルタチオンが主成分の点滴です。

クリニックによって配合成分は様々ですが、「グルタチオン」を配合しているクリニックが多くみられました

美白の他にも希望の成分を配合してくれるところもあるので、カウンセリングで相談してみるのもいいですね。

【口コミあり!】美白注射の効果と4つの副作用を詳しく解説!

危険な美白成分

美白成分で大きなニュースになったのがカネボウ化粧品が開発した「ロドデノール」でした。

高いメラニン生成抑制効果があると話題でしたが、2013年に肌がまだらに白くなったことでカネボウ化粧品が自主回収した事件でした。

この事件の原因の一つにロドデノール含有量が2.0%とかなり高濃度だったのではないかという見解もあります。

配合量が制限されている「ハイドロキノン」やロドデノールと同じような効果を持つ「ルシノール」はしっかり確認したうえで使用されることが大切です。

成分名 配合濃度
ルシノール 0.3%
ハイドロキノン 2%未満
まとめ

美白成分を紹介してきましたが、一番効果がある成分は期待できる美白成分によって変わってきます。

シミを予防したいのか?シミができてもすぐに追い出したいのか?または、すでにできてしまったシミケアをしたいのか?

あなたの期待する効果によって、配合されている成分を選ぶのが一番最適です!

ただし、ビタミンC誘導体はこの3つの効果をすべて期待できるので、マルチに対応してくれます。

どれを選んだらいいのか悩んだときはビタミンC誘導体が配合されている商品を選ぶといいでしょう。

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