毎日きちんとクレンジングも洗顔もしているつもりなのに、全然とれない鼻の黒いブツブツ「いちご鼻」
いちご鼻を解消するのに、「オリーブオイル」がおすすめという噂がありますが本当にオリーブオイルで「いちご鼻」「黒ずみ」は解消するのでしょうか?
経験をもとに結論を先に申し上げると、
ここでは、オリーブクレンジング歴10年の私が
- オリーブオイルで毛穴をきれいにする正しいやり方
- 正しいオリーブオイルクレンジングの正しいやり方
- クレンジングにオススメのオリーブオイルの選び方
- 間違ったオリーブオイルクレンジング
などを、今までの経験をもとに詳しく解説してまいります。
よろしければ、参考にしてみてくださいね。
目次
小鼻の毛穴の黒ずみや角栓がひどくなる4つの原因
それでは、オリーブオイルを使う前に、まずはなぜ小鼻が「ブツブツ」として黒ずむのか原因を探っていきましょう。
①:毛穴に汚れがつまって黒ずむ
外からのホコリや汚れ、古い角質やメイクで落としきれなかった汚れが毛穴につまることで毛穴が黒ずみます。
毎日、クレンジングなどで落としきれない汚れや古い角質が、毛穴の中で皮脂とまざった塊ができます。その塊が、「角栓」と呼ばれるものになります。
この「角栓」が時間が経つことで、酸化を起こし毛穴の中で黒ずんでしまうのです。
②:毛穴が広がって黒ずみが目立つ
充分に潤っている肌、ハリのある肌は細胞がフクフクしているのでキメが整っており毛穴が引き締まっています。
逆に、乾燥肌でキメが粗くなったり、加齢によって肌自体のハリが失われてくることで毛穴自体の開きが大きくなり目立ってくるようになります。
③:過剰な皮脂分泌で毛穴がつまる
もともと皮脂の分泌が激しいオイリータイプの肌によく見られます。
分泌される皮脂とホコリや汚れが混じりあって角栓となり毛穴に詰まって黒ずみの原因となります。
④:毛穴周辺のメラニンが増えて黒ずむ
元々毛穴の周辺には黒ずみの原因となるメラニン細胞が多く存在します。
紫外線や間違った肌ケアの刺激によってそのメラニン色素が刺激され、毛穴がつまっているわけでもないのに、黒ずんで見えることがあります。
ここまでで「黒ずみ」にはたくさんの原因があることが分かりました。しかし、オリーブオイルはこれらが原因で出来た「黒ずみ」にもとても効果的なんですよ!
まずは、使い方をマスターする前に、クレンジングで使用する「オリーブオイル」の選び方からマスターしていきましょう!
毛穴をきれいにできるオリーブオイルの選び方3つのコツ
オリーブオイルならなんでもいい?
いえ、洗顔に適したオリーブオイルの選び方にはコツがあるんです。
ここでは、「クレンジング」に適したオリーブオイルの選び方をご紹介していきますね。
①:化粧用のオリーブオイルを選ぶ
「エキストラバージンオイルなら、食用のものでも使用ができるのでは?」
と思われる方も多いとは思いますが結論から申し上げますと、クレンジングには「食用」はおすすめできません。
理由としては、肌につける化粧用と食用では、肌につけることを前提とはしていないため製造過程が全く違っています。
オリーブオイルの中でも、一番厳しい品質管理を通ってきているエキストラバージンオイルであってもフォルター処理が行われていないものなど様々な種類があります。
食用としては問題ない範囲のフィルター処理であっても、スキンケアとして使うことで細かい実や繊維が肌を傷つけてしまったり、酸化の原因となったりすることがあります。
そのため、クレンジングに使用するなら、「化粧用」のオリーブオイルを選ぶようにしましょう。
化粧用のオリーブオイルはドラックストアなどで簡単に手にいれることができます。
②:開封してから3ヶ月未満のオイルを使用する
オリーブオイルは酸化しずらいオイルではありますが、全く酸化しないわけではありません。
他のオイルと比較するとゆるやかではありますが、少しづつ酸化は進んでいます。
開封してから3ヶ月以上たったオイルは使用しないようにしましょう
③:オリーブオイルの石鹸もおすすめ
オリーブオイルがたっぷり含まれた「オリーブオイルの石鹸」は扱いも簡単で、肌トラブルの心配もないのでおすすめです。
しかし、こちらは石鹸になるのでしっかりメイクのクレンジングを落とすのは難しいでしょう。
そのため、オリーブオイルクレンジングで肌表面の油分をティッシュで拭き取ったあと、オリーブオイルの石鹸で、油分を綺麗に洗い流すのに使用するとよいでしょう。
余計な油分を必要以上に洗い流すことなく、汚れだけをきれいに洗い流すことができます。
オリーブオイルで毛穴の汚れをとる正しい4つのステップ
では、いよいよ黒ずみをキレイにできる正しい「オリーブオイル」の使い方をご紹介していきますね!
この一手間で黒ずみをさらにごっそりとって、キレイな毛穴を目指しましょう。
①:蒸しタオルで毛穴をしっかり開く
オリーブオイルを使ってより毛穴をひらくためには、ホットタオルがおすすめです。
タオルを水で濡らして、電子レンジで30秒ほど加熱します。
温かくなったホットタオルで顔を覆い、数分おくと温かい蒸気で肌がやわらかくなり、毛穴が開きます
毛穴が開くことで、オリーブオイルがより毛穴の奥まで届き、角栓や汚れを溶かしだしてくれます。
この時、熱すぎるタオルだと、火傷してしまいますので少し冷ましてから使いましょう
②:オリーブオイルを手のひらで温める
オイルを手のひらに合わせて温めると肌になじみやすくなります。
特に寒い時期は、オイルが固くなってしまうのでオイルを温めてから使うことで、毛穴への浸透が変わってきます。
③:ラップでパックする
ホットタオルと同じように効果的なのが、家に必ずある「ラップ」
毛穴のクレンジングをしたい部分の範囲にカットする(小鼻・頬のエリアなど)オリーブオイルをその部分に塗ってぬる目のお湯に20分ほどつかります。
20分たったら、ラップをはがして普通の洗顔を行います。
毛穴が開くことで、汚れやつまりがキレイになります。
週に1度~2度のスペシャルケアとして取り入れてみましょう。
④:オリーブオイルクレンジング後はしっかり保湿
オリーブオイルでせっかく毛穴のお掃除をしても、毛穴が広がっているとまたすぐに汚れが蓄積してしまいます。
しっかりと潤った肌は、キメも細かく毛穴も引き締まっているので汚れが入りこみずらくなります。
黒ずむ前に、合わせて予防ケアも行いましょう。
毛穴が開きがちな肌質の方は、毛穴を引き締める収斂タイプの化粧水などもおすすめです。
毛穴の黒ずみがひどくなる?間違ったオリーブオイル3つのNGな使い方
ここまでで、オリーブオイル洗顔についての理解を深めてきました。
でも、オリーブオイルも使い方によってはかえってマイナスになってしまうこともあります。
ここからは、間違った使い方、やってはいけない使い方の例をあげていきますね。
①:綿棒でこする
ネットでは綿棒にオリーブオイルをつけて小鼻をこすると角栓がとれるという説もありますが、結論からいうとどんな方法であれ、肌をこするのは、おすすめできません。
特に小鼻の毛穴周辺には、シミのもととなる「メラニン色素」が多く存在しており綿棒の繊維で肌を傷つけてしまいます。
肌を刺激したり、傷つけることで、メラニン色素が肌を守るため黒ずみの作り出してしまいます。
あくまでも、肌を触るのは、指を使い豆腐をさわるような優しいタッチで行いましょう。
②:しっかりと洗い流せていない
オリーブオイルに70%〜80%の割合で多く含まれる「オレイン酸」
「オレイン酸は」肌の常在菌がオレイン酸を好み菌に分解されやすく、ニキビの原因となることがわかっています。
洗顔の際に、オリーブオイルをしっかりと洗いおとしていないことで肌トラブルの原因となります。
肌にオイル分が残らないようにしっかりと洗い流すことがとても重要です。
③:もともとオイリー肌
もともとオイリー肌の人は、オリーブオイルクレンジングには向いていません。
ニキビが増えてしまったりと肌のトラブルの原因ともなりますので、顔への使用は控えましょう。
ここまでで、オリーブオイルの「選び方」「使い方」をご紹介してまいりました。
では実際なぜオリーブオイルが市販のクレンジングより、おすすめなんでしょうか?
オリーブオイルが毛穴の黒ずみに効果的な4つの理由
毛穴の汚れによる黒ずみや、角栓の原因の多くは余分な皮脂と角質が原因です。
毛穴から分泌された「皮脂」と「古い角質」や「汚れ」が交じり合って、毛穴につまり硬化してしまうことが原因となります。
一度角栓化してしまったこの汚れは、普段のクレンジングではなかなかとることが難しいのですが脂質はオイルに溶ける性質があるため、オイルクレンジングが効果的と言われています。
しかし、一方で市販のオイルクレンジングは洗浄力が高い一方、界面活性剤を含むものも多く出回っているため肌に負担をあたえたり、本来であれば必用な油分や水分まで奪ってしまうことがあります。
そこで、おすすめなのが「オリーブオイル」を使ったクレンジングなのです。
①:オリーブオイルは肌に必用な油分や水分はしっかりキープしてくれる
一般に市販されているオイルクレンジングは洗浄力が高く、そして使い勝手をよくするために界面活性剤を含むものも多くあります。
結果、肌に必用な油分や水分まで奪いすぎてしまい、肌が乾燥してしまい敏感肌やシワの原因にも。
さらに乾燥した肌の毛穴は、より開いてしまいさらなる毛穴の汚れがつまる原因にもなります。
②:簡単に手に入る
オリーブオイルクレンジングで使う「オリーブオイル」スーパーなどどこでも簡単に手にはいります。
たっぷり使ってもお財布にも嬉しいなら使わない理由はないですよね。
③:とにかく肌に優しい
天然のオイルのため、一切の化学物質を含みません。
肌の潤いも増すため、乾燥肌の方にもおすすめです。
肌の乾燥が改善すると、肌自体のバリア機能も高まるため肌トラブルを防ぐことにもつながります。
④:抗酸化力があるビタミンEををたっぷり含む
ビタミンEといえば、高い抗酸化力があるビタミンの一種です。
その他、肌のハリと弾力を保つビタミンAや、肌の老化防止に効果が期待できるポリフェノールなど
簡単に手に入って、そして、これだけ高い美容効果があるなら、オリーブオイルを使わない理由はないですね。
オリーブオイルクレンジングをするメリット・デメリット
ここまでで、オリーブオイル洗顔についての理解を深めてきましたが、やはり、肌には優しくてもやっぱりデメリットもありますよね。
ここでは、メリットとデメリットをまとめてみました。
オリーブオイルでクレンジングするデメリット
- ベタベタして取り扱いしずらい
- 肌質によってはニキビができることも
オリーブオイルでクレンジングするメリット
- コスパがよい
- 完全無添加なので肌に優しく安心して使うことができる
- 肌に潤いを与えてくれる
- ツヤのある肌を与えてくれる
- メイクや、肌表面の汚れをきちんと落としてくれる
オリーブオイルクレンジングが向いている人・いない人
オリーブオイルは肌に合わないとかえって逆効果になることも。
ご自分の肌がどのタイプか下記でしっかりチェックしてみましょう。
オリーブオイルクレンジングが向いている人
- 乾燥肌や敏感肌の人
- 加齢肌で悩む人
- 普段自然派化粧品を使っている人
オリーブオイルクレンジングが向いていない人
- 脂性肌の人
- ニキビが肌にある
- オイリー肌の人
脂性肌の人は、オリーブオイルのオレイン酸を肌にぬってしまうと皮脂量が増えて毛穴汚れが悪化します。
ニキビが肌にある案内は、ニキビの原因であるアクネ菌がオレイン酸を摂取してさらにニキビを増加させることもありますのでオイリー肌の人は使用をひかえましょう
それでは、最後に「毛穴」の黒ずみを作らない毛穴をきれいに保つ日常のなかで自分でもできるコツをご紹介してまいります。
日常の中で毛穴の黒ずみを悪化させない3つのコツ
それでは最後に、毛穴の黒ずみを悪化させない日常の工夫をご紹介していきます。
肌のケアはもちろん、普段の生活習慣で毛穴の黒ずみが悪化しているなんてことも!
しっかりチェックしてみてくださいね。
①:ストレスを溜めない
ストレスを受けると細胞を傷つけ老化をすすめてしまう活性酸素が発生します。
この活性酸素によって、ターンオーバーが乱れます。
ターンオーバーが乱れれば、剥がれ落ちるはずの古い角質が、毛穴につまり黒ずみの原因ともなるのです。
ストレスは、ストレスは美容の大敵!なのです。
②:皮脂をとりすぎないクレンジング&洗顔 肌の保湿をしっかり行う
毛穴の黒ずみが気になるからといって、洗浄力の強いクレンジングを使用したり洗いすぎると、本来肌に必要な水分や油分を奪いすぎてしまい乾燥の原因に。
乾燥した肌は、バリア機能も低下するので、毛穴まわりに多く存在するメラニン色素が反応し黒ずみを作りだしてしまいます。
それだけでなはく、乾燥した肌は毛穴が大きく広がってしまうので汚れがつまりやすくなります。さらに、毛穴が広がっているので、黒ずみも目立ちます。
しっかりと肌を潤すことで、肌がふっくらとし毛穴が引き締まるので汚れがたまりずらくなります。
③:毛穴を引き締める化粧品
どんなに保湿をしっかりしていても、どうしても暑い季節は毛穴が開きがちになってしまいます。
そんな時は、収れん効果の高い化粧水を使うとよいでしょう。
収れん効果とは、肌や毛穴を引き締める効果のことで開いた毛穴や、加齢によってたるみがちになった毛穴を引き締める効果があります。
特に毛穴を引き締める目的の場合は、スキンケアの一番最初に使うのが効果的です。
オリーブオイルを使ったクレンジングをご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
ここまで読んでくださった方には少しがっかりかもしれませんがオリーブオイルが毎日の肌の表面の汚れをしっかり落とし、かつ肌の乾燥を防いでくれることによって毛穴を引き締め汚れがたまるのを防いでくれます。
それだけで毛穴を一瞬に綺麗にしてくれる魔法のアイテムではありませんが、長いスパンで使い続けることによって、少しづついちご鼻が改善していくのを、実感できることでしょう。
ぜひ、試してみてくださいね。