雨の日に洗濯物が乾かなくて困っている…。
早く乾いて臭わない干し方ってあるのかな〜。
こういったことで悩んでいませんか?
確かに、雨の日の洗濯物は干し方がたくさんありますし、家電を使うなら電気代も気になるところですよね。
そこで、こちらでは主婦歴13年の私が、雨の日の洗濯物について
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- 外干しと部屋干しはどっちがいいの?
- 早く乾く干し方・干す場所は?
- 家電を使うとどのくらい電気代かかる?
などなど、徹底調査した上で、雨の日の洗濯におすすめの干し方を順番付けにしてお伝えしています。
2〜3時間あれば乾く効率の良い干し方があるので、ぜひ最後までお読みいただき、雨の日の洗濯に備えてくださいね♪
目次
雨の日の洗濯物は外干し・部屋干しどっちが早く乾くの?
まずは、外干しがいいのか部屋干しがいいのかというとこからですが、雨の日に洗濯物を早く乾かしたいなら、家電を使った部屋干しがオススメです!
家電を使うと電気代がかかるのでは…?と心配かもしれませんが、1回あたり30円もかからない干し方もあるんですよ。
では、なぜ家電を使った部屋干しが良いのでしょうか?
家電を使った部屋干しは、
- 洗濯物が乾く3つの条件とは?
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- 風通しがよい
- 温度が高い
- 湿度が低い
それでは、1つずつカンタンに説明していきましょう!
①風通しがよいとなぜ早く乾くの?
洗濯物の周囲にある湿った空気を、
湿った空気を移動させることができれば、洗濯物の水分が蒸発しやすい環境になるので乾きやすくなるというわけです。
洗濯物の風通しをよくする家電には、扇風機やサーキュレーターがあります。
②温度が高いとなぜ早く乾くの?
温度が高いと、
空気中に含むことのできる水分の量が増えると、洗濯物の水分が蒸発しやすくなるので洗濯物は乾きやすくなります。
温度を高める家電は、洗濯乾燥機や衣類乾燥機などがあります。
③湿度が低いとなぜ早く乾くの?
湿度が低い=空気中の水分量が少ない状態なので、
たとえば、雨の日に外干しをしてもなかなか乾かないのは、湿度が高いからなんですね。
湿度を低くする家電には、除湿機やエアコンの除湿機能があります。
知らないと損!雨の日の外干しや家電を使わない部屋干しは乾きにくい
外干しは風が多少あり、家電を使わない部屋干しは適度な温度があります。でも、洗濯物は乾きにくい!
「なぜ、乾きにくいの…?」という理由は、湿度がめっちゃ高いからです。
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- 雨の日の屋外は1日中、湿度が80~90%ある
- 家電を使わない部屋干しは、洗濯物から蒸発した水分が部屋に漂い続ける
こんな湿度が高い状態では、洗濯物が乾くまでに8時間以上もの時間が必要になってきます。
乾きにくいだけでなく、雑菌が多く繁殖して嫌な臭いが出るという、いらないオマケまで付いてくるんですよ。
ということで、
でも…。
「家電を使った場合、洗濯物はどのくらいの時間で乾くの…?」「電気代は高くないの…?」といった部分も気になることでしょう。
そこで今回は、東京電力の研究所で実施した結果を参考に、早く乾く上に電気代も安い!部屋干しの方法をオススメ順で発表していきたいと思います♪
早く乾く上に電気代も安い!雨の日の洗濯・部屋干し8種徹底比較
※上から早く乾いた順となっています。
乾いた時間 | 電気代 | おすすめ度 | |
---|---|---|---|
エアコン+扇風機 | 2時間00分 | 27.2円 | |
ヒートポンプ式洗濯乾燥機 | 2時間09分 | 34.7円 | |
ヒーター式洗濯乾燥機 | 2時間17分 | 63.1円 | |
衣類乾燥機 | 2時間29分 | 62.5円 | |
エアコン | 2時間46分 | 33.6円 | |
除湿機 | 3時間49分 | 25.1円 | |
扇風機 | 7時間05分 | 6.3円 | |
そのまま干す | 8時間以上 | 0円 |
参考:東京電力の研究所で実施した結果
上の表は早く乾いた順となっていますが、電気代にも注目してくださいね♪
各ご家庭の家電の機種や洗濯物の量にもよりますが、思ったよりも早く乾くし、電気代もかからないと思いませんか?
では、これより
していきたいと思います!【1位】エアコン+扇風機
乾いた時間 | 電気代 | おすすめ度 |
---|---|---|
2時間00分 | 27.2円 |
わずか2時間のスピード乾燥で、かかった電気代は27.2円という安さです。
月に10回ほど雨の日があったとしても、増える電気代は272円。許容範囲ではないでしょうか?
留守中や夜寝ている間にも乾かせる方法なので、効率的でもあります。
夜間に電気代が安くなるプランであれば、より電気代も節約できますね。
エアコンのモードは、ランドリー機能(衣類乾燥モード)または、除湿(ドライ)を使うことをおすすめします。
【2位】除湿機(コンプレッサー式)
乾いた時間 | 電気代 | おすすめ度 |
---|---|---|
3時間49分 | 25.1円 |
閉め切った狭い部屋で使うとより効果的です。
実は私、雨の日はこの方法で洗濯物を乾かしております。エアコンのある部屋はLDKのため、狭い洗面所で除湿機を使ったほうが乾きが早いからです。
除湿機の種類は、コンプレッサー式とデシカント式がありますが、消費電力が少なく除湿できる量が多いのはコンプレッサー式です。
衣類乾燥に適した衣類乾燥除湿機は1万円〜2万円で購入できるので、エアコンがない方は衣類乾燥除湿機を検討してみるとよいでしょう。
【3位】エアコン
乾いた時間 | 電気代 | おすすめ度 |
---|---|---|
2時間46分 | 33.6円 |
エアコンのランドリー機能(衣類乾燥モード)や除湿(ドライ)機能を使うことで除湿することができます。
扇風機を併用することで、乾燥時間が早くなり電気代も安く済むので、エアコンを使うなら扇風機の併用をおすすめします。
ちなみに、エアコンの除湿は2種類あり、再熱除湿と弱冷房除湿がありますが、電気代がかかるのは再熱除湿です。
再熱除湿のメリットは、除湿しても温度の低下をおさえることなので、部屋の気温にあわせて使い分けるのがベストです。
【4位】ヒートポンプ式洗濯乾燥機
乾いた時間 | 電気代 | おすすめ度 |
---|---|---|
2時間09分 | 34.7円 |
ヒートポンプ式洗濯乾燥機とは、ドラム式洗濯機に付いていることが多い乾燥機能です。
除湿機で乾かすように衣類を傷めず、約65度くらいの低温風で乾燥するという特徴があります。
ヒートポンプ式洗濯乾燥がある方は、電気代が意外とかからないので使ってみてはいかがでしょうか?
【5位】扇風機
乾いた時間 | 電気代 | おすすめ度 |
---|---|---|
7時間05分 | 6.3円 |
電気代はわずか6.3円!ただし乾くまでの時間は長い
扇風機を使って洗濯物の風通しをよくすることで、何もせず放置するだけの部屋干しよりも早く乾かすことができます。
エアコンも除湿機も、ヒートポンプ式洗濯乾燥機もないときには、扇風機を使った干し方がおすすめです。
【6位】衣類乾燥機
乾いた時間 | 電気代 | おすすめ度 |
---|---|---|
2時間29分 | 62.5円 |
早く乾くけど、電気代が高い!
衣類乾燥機は、洗濯機とは一体化していない単独で動作する乾燥機です。
価格は4万円以上するものが多く、コスパがよいとは言えません。
ただ、ガス衣類乾燥の場合は、パワーがあるので乾燥時間が短いというメリットがあります。
【7位】ヒーター式洗濯乾燥機
乾いた時間 | 電気代 | おすすめ度 |
---|---|---|
2時間17分 | 63.1円 |
カラッ!と乾くけど、電気代が高く衣類も傷みやすい
ヒーター式洗濯乾燥機とは、ヒーターで温風を発生させて乾燥させるタイプの洗濯乾燥機です。
ヒートポンプ式洗濯乾燥よりも高温になるため、衣類が傷みやすく電気代も高いというデメリットがあります。
ただ、傷みにくい衣類やタオルを乾燥させる場合には、カラッとした仕上がりになるメリットもあります。
【最下位】そのまま干す
乾いた時間 | 電気代 | おすすめ度 |
---|---|---|
8時間以上 | 0円 |
乾燥するまでに8時間以上もかかる!
部屋干しすると乾かない…。と嘆いている方は、風通し・温度・湿気のことを考えず、ただ部屋に干しているだけなのではないでしょうか?
そのまま干す方法は電気代0円ですが、乾くまでに8時間以上かかるうえに、雑菌も繁殖しやすく、洗濯物に嫌な臭いが付いてしまうデメリットもあります。
【優秀】早く乾いて電気代も安い干し方はエアコン+扇風機!
という結果になりました。
エアコンと扇風機を併用するメリットをここであげておきましょう!
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- 早く乾く
- 電気代が安く済む
- 留守中や夜寝ている間に乾燥できる
- 乾燥中の音が静か
- 早く乾くから臭いもつかない
エアコンと扇風機の2台の家電を使っているので、電気代がかかりそうなイメージがありますが、
洗濯物が乾く条件である、風通しの良さと湿度の低さも実現できるため、雨の日の洗濯物に最も良い乾かし方なんです!
ちなみに、扇風機の代わりにサーキュレーターを使うと、より洗濯物に風を当てやすくなりますよ。
扇風機の角度は最大30度ほどですが、サーキュレーターは90度まで角度が変えられ風速も強いので洗濯の乾燥に向いています。
雨の日の洗濯物を早く乾かす干し方のコツ!
こちらでは我が家で行っている、より乾きやすい干し方のコツを写真を交えて紹介します。
家電を使った部屋干しの際に、ぜひ取り入れてみてくださいね♪
洗濯物と洗濯物の間隔を開けて干す
洗濯物と洗濯物の間隔を10cm以上あけると、洗濯物に触れる空気の面が大きくなり、乾燥しやすくなります。
シャツやトレーナーなどは厚みのあるハンガーを使って干す
厚みのあるハンガーにシャツをかけると、シャツの前側と後ろ側の間に空間ができ、風の通りがよくなることで乾きやすくなります。
ジーンズなどポケットに水分が溜まりやすい衣類は裏返しにして干す
裏返して干すことで、水分が溜まりやすいポケットや縫い目が表面となり、乾きにく場所を乾燥させることができます。
バスタオルやフェイスタオルはズラして干す
タオルは2枚を半分に折る形ではなく、ズラして干すと空気に触れる面が多くなり乾きやすくなります。
パーカーは、フード部分を広げて干す
生地が厚く折り重なっているフード部分を、洗濯ばさみを使って広げることで、空気があたり乾きやすくなります。
角ハンガーに干す場合はアーチ型にして干す
角ハンガーをつかって干す場合、長い衣類は外側に、短い衣類は内側になるよう、アーチ型にすると空気に触れやすくなるため乾きも早くなります。
雨の日の洗濯物を部屋干しする際の適した場所・適さない場所
部屋干しをする場合、干す場所によっても乾き方に違いが出てきます。
家電を使う場合は電気代にもかかわってきますので、適さない場所に干さないよう注意してくださいね♪
部屋干しに適さない場所
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- 和室
- 壁の近く
- カーテンレール
なぜ適さないの…?という理由を説明してきますね♪
和室は湿気を吸いやすい
和室には、湿気を吸い込みやすい「ふすま」や「畳」があります。
湿気を吸い込んだままにすると、カビの発生やダニの繁殖も考えられるので、どうしても和室で洗濯物を干すのなら、エアコンや除湿機を使うことをおすすめします。
そのまま干したり、扇風機のみを使った干し方はおすすめできません。
壁の近くは空気が循環しにくい
壁の近くは空気の循環が悪いため、洗濯物を干す場所として適していません。
同じ湿度の室内でも、部屋の中央と壁の近くでは乾く速さに差が出てきます。
「でも、壁側しか干すスペースがないですが…」という場合は、室内干しスタンドや突っ張り式の物干し台などを利用しましょう。
カーテンレールは湿気と強度の問題あり
カーテンレールは窓の近くにあるため、湿気が多い場所となります。
また、水分を含んだ洗濯物をカーテンレールに吊るすことで、カーテンレールが破損してしまうことも考えられます。
さらに、カーテンが洗濯物の湿気を吸いカビが生えやすくなるので、デメリットしかありません。
部屋干しに適した場所
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- 部屋の中央部
- 使っていない部屋
- 洗面脱衣所
こちらは、同じ湿度でも早く乾き、電気代も安く済む部屋干しに適した場所となります。
部屋の中央部は空気が動きやすい
空気の流れがよければ、洗濯物から出た湿気が移動しやすくなるため、洗濯物の乾きが早くなります。
使っていない部屋は干す位置も自由!来客があっても安心
使っていない部屋は、
また、エアコンの除湿を使って温度が下がっても、そもそも人が出入りしないので肌寒さを感じる心配もありません。
洗面脱衣所は除湿しやすい
また、洗濯物を重点的に除湿できるため、除湿機のタンクがいっぱいになる速度も抑えられます。
雨の日の洗濯物について、重要なポイントは5つありました。
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- 雨の日に洗濯物を干すなら家電を使った部屋干しが早く乾く
- 家電を使っても意外と電気代はかからない
- 洗濯物が乾く条件は「風通しの良さ・温度の高さ・湿度の低さ」
- 部屋干しする際には干し方にもコツがある
- 部屋干しには向いている場所と向いていない場所がある
これまで、雨の日の洗濯物の干し方に困っていたのであれば、電気代のかからない家電を使った部屋干しを試してみてはいかがでしょうか♪
雨が多い梅雨の時期でも、洗濯物の乾き具合に悩むことがなくなりますよ。