実は効かない?ボトックス注射のわきがへの効果を調べた結果…

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ワキガ治療の一つにボトックス注射があります。

ワキガ手術はハードルが高いですが、ボトックス注射なら心理的なハードルも低そうですよね。

ただ、やはり気になるのはボトックス注射の効果ではないでしょうか?

  • 本当に効果はあるの?
  • どれくらい効果が続くの?

こういったことって気になりますよね。

ということで今回の記事では、ボトックス注射によるワキガ治療について詳しく解説していきます。

ボトックス注射はワキガ対策としておすすめできるのか?それともできないのか?その真実を見ていきましょう!

ワキガの臭いにボトックス注射は本当に効果があるの?

まず最初に結論を言いますと、ボトックス注射はワキガの臭いに対して効果が期待できます。

その理由は、ボトックス注射によってエクリン腺という汗腺からの発汗が抑えられ、ワキガの原因の一つである菌の繁殖を防げるからです。

まず、エクリン腺から出る汗というのは、「アセチルコリン」という神経伝達物質の発汗命令によって起こります。

ボトックス注射にはアセチルコリンの働きを抑える効果があるので、エクリン腺から出る汗を抑えられるということなんです。

汗を抑えることができれば雑菌も繁殖しにくくなり、その結果ワキガの臭いの改善が期待できるということなんですね!

ワキガ治療のボトックス注射には副作用や後遺症も?

ボトックス注射の副作用や後遺症については、ほぼないと考えてもらって大丈夫です。

ただ、まれに副作用が起きる場合もあるので、ここでは簡単にボトックス注射の副作用について紹介します。

ボトックス注射の副作用①:腫れ

ボトックス注射を打つことにより注射部が腫れることがあります。しかし、この腫れは1~2時間程度で収まるので、特に気にする必要はありません。

ボトックス注射の副作用②:アレルギー

人によってはボトックス注射でアレルギー反応を起こすこともあるかもしれません。ですが、このアレルギー反応も発生する可能性は低いです。

ボトックス注射の副作用③:代償性発汗

ボトックス注射で脇汗が抑えられた反面、他の部位で汗をかきやすくなるという症状が代償性発汗です。

この代償性発汗についても発症する可能性は低く、仮に発症したとしても日常生活に支障をきたすものではありません。

ボトックス注射の副作用④:耐性

ボトックス注射を繰り返し打つことで、徐々に効果が薄れていく可能性があります。

この耐性には個人差があり、人それぞれでボトックス注射の持続期間や効き目などが変わってくるということですね。

ワキガ対策としてボトックス注射をした人の口コミを紹介!

ボトックス注射はワキガに対して効果が期待できるということですが、実際の口コミも気になりますよね。ここではネット上の口コミを集めてみました。

ボトックス注射についての良い口コミ

効果は半年と聞きましたが、私の場合約1年くらいもつようです。ボトックス以前は黒い服しか着られませんでしたが、今では選べるようになりました。

参考:発言小町

ボトックスから一ヶ月が過ぎました。今のところ、サラサラが続いてホッとしています。長年の憧れだった「グレー」や「紺」を着ています。

参考:発言小町

ボトックス注射してから約1週間。汗はもちろんだけど臭いもかなり減った。手で直接触って嗅いでも気にならない。問題は効果がどれくらい続くかだけど…

参考:2ch

ボトックス注射についての悪い口コミ

毎日快適に暮らせていましたが、効果があったのは1ヶ月半くらいだったので、止めました。

参考:発言小町

汗の量は減ったけれど、やはり少しは出てくるから、ほんのり湿った脇から臭いが・・

参考:2ch

ボトックス打ったけどわきが臭にはあんまり効果が無いみたい。あくまでも私の場合ね。

参考:2ch

このようにボトックス注射では、良い口コミがある一方で悪い口コミもあります。

実はボトックス注射はワキガへの効果や持続期間において避けられないデメリットがあります。だからどうしても悪い口コミが出てきてしまうんです。

ではどういったデメリットがあるのでしょうか?次で詳しく解説していきますね。

ワキガ治療のボトックス注射で注意したい2つのデメリット

ボトックス注射はワキガに効果的な反面、次の2つのデメリットがあります。

  • 効果が続くのは長くても6ヶ月程度
  • アポクリン腺から出る汗は抑えられない

ではこれらのデメリットについて詳しく解説していきますね!

ボトックス注射のデメリット①:効果が続くのは長くても6ヶ月程度

ボトックス注射の効果の持続期間は長くても6ヶ月程度、平均で3~6ヶ月程度と言われています。

そして、口コミの中には「1ヶ月で効果が切れた…」なんて声も見かけたりします。

効果は人それぞれなので、中には半年以上効果が持続する人もいるようですが、とにかく言えるのは効果が一生続くものではないということです。

ボトックス注射でワキガ治療をするなら定期的に注射を打つ必要があります。

ボトックス注射のデメリット②:アポクリン腺から出る汗は抑えられない

2つ目のデメリットが特に問題ですね。ボトックス注射ではアポクリン腺と呼ばれるワキガの原因となる汗腺から出る汗は抑えられません。

最初の方でボトックス注射はエクリン腺から出る汗を抑えるとお話ししました。ですが、ワキガ対策ではアポクリン腺から出る汗を抑えることの方が重要です。

ワキガの主な原因はアポクリン腺から出る汗
アポクリン腺から出る汗には脂質やたんぱく質が含まれており、これらの物質は汗とともに皮膚上に出てきます。

すると皮膚上の菌が脂質やたんぱく質を分解。この時に臭いが発生するんですが、この臭いがワキガ臭です。

ワキガ対策ではアポクリン腺から出る汗を抑えることが重要なんですが、残念ながらボトックス注射ではアポクリン腺から出る汗を抑えることはできません。

つまり、ボトックス注射を打っても普通にアポクリン腺からは汗をかくので、それが臭いの原因になってしまうということなんですね。

このようにボトックス注射ではワキガの根本原因であるアポクリン腺にはアプローチできません。

ただ、そうは言ってもボトックス注射でエクリン腺から出る汗を抑えることで、菌の繁殖しにくい環境は作ることはできます。なので、ボトックス注射は全く効果がないわけではありません。

次に紹介するボトックス注射の料金を見ながら、治療を受けるかどうかを検討してみるといいでしょう!

わきが治療のボトックス注射の料金は高い?安い?

ボトックス注射ではやはり料金も気になるところ。料金が高ければ治療を受けるハードルも上がってしまいますからね…

ボトックス注射の料金については通常が50,000円ほどで、保険が適用されれば15,000円ほどになります。

手術に比べて料金が安いですし、治療時間も10分と短めで治療のハードルが低いのもメリットです。

ただ、先ほども話しましたが、ボトックス注射の効果持続期間は3~6ヶ月程度なので、治療費と効果持続期間のバランスを考えながらボトックス注射を検討してみてください。

ちなみにボトックス注射が保険適用になるかどうかは条件があります。これについては次で詳しく解説していきますね。

わきが治療のボトックス注射が保険適用になる条件

ボトックス注射が保険適用になる条件、それは重度の「原発性腋窩(えきか)多汗症」であるということです。なんだか難しそうな名前ですね…

ですが実は難しいことはなく、原発性腋窩多汗症とは要は脇の多汗症のことです。

つまり重度の脇の多汗症の人なら、保険適用でボトックス注射の治療が受けられるということですね。

では重度の原発性腋窩多汗症の人とは、どのような人が該当するのでしょうか?

これについては、まず以下の原発性腋窩多汗症の診断基準項目のうち、2項目以上を満たす必要があります。

  • 両側性かつ左右対称性に多汗がみられる
  • 多汗によって日常生活に支障が生じている
  • 週1回以上の頻度で多汗エピソードがみられる
  • 25歳未満で発症した
  • 家族歴がある
  • 睡眠時は局所性の発汗がみられない
参考:Hornberger J, et al. J Am Acad Dermatol. 2004; 51: 274-286

そして、以下の腋窩多汗症の重症度判定項目のうち、3または4にも該当する必要があります。

  1. 発汗は全く気にならず、日常生活に全く支障がない
  2. 発汗は我慢できるが、日常生活に時々支障がある
  3. 発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある
  4. 発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある
参考:Strutton DR, et al. J Am Acad Dermatol. 2004; 51: 241-248

これらの条件を満たした方のみ、保険適用でボトックス注射の治療を受けることが可能です。

先ほどボトックス注射の料金のところでもお話ししたように、保険が適用されればボトックス注射は15,000円ほどで治療を受けられます。

その反面、保険が適用されない場合、つまり脇の多汗症でない場合はボトックス注射の治療費が50,000円ほどかかってしまうんです…

ちなみにクリニックによっては、ボトックス注射の治療自体が保険適用にならない場合もあります。これはクリニックごとに治療方針が違うからなんですね。

なので保険適用でボトックス注射の治療を受けたいなら、クリニック選びも重要になってきます。

まとめ

今回はボトックス注射によるワキガ対策をテーマにお話ししてきました。

ボトックス注射にはメリットもデメリットもありますので、それらを踏まえて治療を受けるかどうかを検討してみてくださいね。

ボトックス注射のメリット
  • 費用は50,000円ほどと手術に比べて安い
  • 保険が適用されれば15,000円ほどで治療が受けられる
  • 治療後は安静にする必要がなく、すぐに日常生活に戻れる
  • 治療のハードルが低い
  • 治療時間は10分程と短い
ボトックス注射のデメリット
  • 効果は3~6ヶ月程度しか続かない
  • ワキガの根本原因であるアポクリン腺から出る汗は抑えられない

ボトックス注射は汗を抑えるという点では、ワキガ対策として効果が期待できます。

そして、手術に比べて料金が安く、心理的なハードルも低いので、比較的始めやすい対策法と言えるでしょう。

ただ、ボトックス注射で一番ネックなのが、ワキガの原因であるアポクリン腺から出る汗を抑えられないということですね。

なので、もし根本的なワキガ対策をしたいなら、きちんとアポクリン腺から出る汗にアプローチできる対策法をおすすめします。

もしワキガの根本原因からしっかりと対策したいなら、こちらの記事も参考にしてみてください!

ワキガへの効果はもちろん、料金や安全性などトータルでおすすめの対策法を紹介していますので、あなたに合った対策法がきっと見つかりますよ♪

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