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有機野菜は安全なの?危険なの?結局どっち?
有機野菜は一般的にスーパーで売られている野菜より安全なイメージがあります。しかし、有機野菜は危険という人も世の中にはいます。結局、有機野菜は安全なのでしょうか?ここでは有機野菜が危険なのか安全なのかを徹底検証しました。
一般的な野菜VS有機野菜の農薬と肥料の影響比較
一般的な野菜 | 有機野菜 | |
農薬の影響 | × | 〇 |
特定の安全な農薬の影響 | × | × |
化学肥料の影響 | × | 〇 |
有機肥料の影響 | △ | △ |
比較してみてわかったことは以下の2点です。
- 農薬の影響を受ける一般的な野菜に比べて、有機野菜は「特定の安全な農薬」のみの影響でリスクが低い
- 一般的な野菜は化学肥料の影響があるが、有機野菜にはない
つまり、農薬や化学肥料のリスクから判断すると、一般的な野菜より有機野菜の方が安全性が高いことがわかりました。
では、なぜ有機野菜が危険という意見があるのでしょうか?
そもそも有機野菜とは?
有機野菜の正式名称は「有機農産物」、「有機栽培農産物」といいます。
農産物に対して安全性の重視や健康指向の消費者が「有機減農薬」、「有機低農薬」というような複雑な表示が多くみられるようになって、消費者が正しい判断ができなくなり、混乱を招いていた時期があります。
そこで、農林水産省により有機JAS規格が制定されました(平成13年4月1日施工)
有機JAS規格による有機野菜の生産方法のポイント!
- 堆肥等による土作りを行い、播種・植付け前2年以上 及び栽培すること(多年生作物の場合は収穫前3年以上)
- 原則として化学的肥料及び農薬は使用しないこと
- 遺伝子組換え種苗は使用しないこと
つまり、「遺伝子組み換えのものは使用せず、化学肥料や農薬も使用せず、3年以上たい肥を使って栽培した野菜」を有機野菜と呼びます。
現在では有機野菜やオーガニック野菜というときには有機JASマークの表示が義務付けられています(罰則あり)
以上の説明をみると普通の野菜と比べて良いことばかりな気がします。有機野菜の何を危険といっているのでしょうか?
有機野菜に使う有機肥料が危険?他にもガンやアレルギーに反応する人も
有機野菜が危険といっている人は主に以下のことを危険といっています。
一般的な野菜 | 有機野菜 | |
有機肥料による病原菌のリスク | 〇 | 〇 |
動物性の有機肥料によるリスク | × | × |
有機野菜が持つ抵抗力の影響 | 〇 | × |
硝酸性窒素の影響 | × | 〇 |
有機野菜に使う有機肥料の細菌が危険!
有機肥料は牛や豚、馬などの家畜のフンや腐葉土、おがくず、もみ殻、米ぬかなどを発酵させて作ります。
発酵すると熱が発生(最大70℃程度)するので基本的にサルモネラや大腸菌O157、有害微生物は死にます。
ただし、この発酵が不十分の場合、サルモネラや大腸菌O157、有害微生物が残っていることがあります。専門家の人はこのサルモネラや大腸菌O157、有害微生物のことを指摘して危険といっています。
発酵が不十分というのが前提で危険といっていますが、わざわざ有機野菜を作ろうとしている人が発酵が不十分な土を使うことは正直考えにくいです。
有機野菜に使う動物性の有機肥料が危険!
有機野菜には有機肥料を使用することができます。その有機肥料ですが、植物性と動物性のものがあります。
動物性の肥料とは牛や豚などのフンなどから作られています。しかし、この牛や豚が病気にならないように抗生物質が大量に投与されて育てられているのが問題です。
そんな大量の抗生物質を投与された牛や豚などの家畜のフンは果たして安全でしょうか?
ただ、これに関しては普通の野菜も同じ条件なので特別有機野菜が危険ということはないはずです。これが危険ならスーパーの野菜も危険です。
有機野菜が持つ害虫に対する抵抗力がアレルギー反応を起こす!
近畿大学農学部が無農薬栽培のリンゴはアレルゲンを増大させることを証明しました。
通常の農薬を使用したリンゴと無農薬でのリンゴとを比較したときに無農薬のリンゴの方がアレルゲンを引き起こすたんぱく質を多く生成することがわかりました。
これはリンゴが害虫から身を守るときに生成するたんぱく質、つまりアレルゲンを生み出すことがわかりました。
野菜を育てるときに生成される硝酸性窒素(硝酸態窒素)の影響でガンを引き起こす?
人が硝酸性窒素(硝酸態窒素)を大量に摂取すると、体内で腸内細菌により亜硝酸態窒素に還元され、メトヘモグロビン血症などの酸素欠乏症や発ガン性物質のニトロソアミンを生成する問題が注目を集めています。
硝酸性窒素とは野菜を大きく育てるとき、野菜の成長を早めるときに使用する肥料(窒素肥料)から野菜に硝酸性窒素が含まれ、体内に取り込まれるという論理です。
ただし、実は農作物は窒素をタンパク質やアミノ酸に 同化するので健康に影響ありません(環境省より)
有機野菜の魅力とは?
有機野菜に対するいろいろな危険性について調べてきましたが、比較する野菜は農薬や化学肥料を使用している野菜です。
最初に説明した通り、通常の野菜と有機野菜では有機野菜の方が安全性が高いです。しかも、有機野菜の方が栄養価が高く、味もおいしいです。
有機野菜に興味がある方は簡単にお試しをする方法があります。
それが「野菜の宅配サービス」です。
野菜の宅配サービスにはお得がいっぱい
有機野菜に興味がある方は宅配のお試しがメリットがたくさんあります。
- 野菜の放射能の検査が厳格である
- お試しセットが格安で購入できる
震災以降、国内で栽培している野菜の放射能の濃度は気になるところです。小さいお子さんがいる家庭ならなおさらです。ほとんどの野菜の宅配サービスでは安全性をPRするため放射能の検査を行っています。
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